昨日、喜ばしい以下のニュースが流れました。
安倍晋三首相は10日昼(日本時間10日午後)、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談した。
日中首脳会談は2012年5月に当時の野田佳彦首相と温家宝首相が行って以来、約2年半ぶりで、第2次安倍内閣では初めて。
安倍首相は沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海での偶発的な衝突を防ぐ防衛当局間のホットライン設置など「海上連絡メカニズム」の早期運用開始を提案。
両国が「戦略的互恵関係」の原点に戻って関係を発展させるよう呼びかけた。(毎日新聞 11月10日(月)13時5分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00000039-mai-pol)
昨日、二年半ぶりに日中首脳会談が北京で開催されました。
2009年以降、ずっと中国で暮らしている立場としては、ここ数年の日中関係の悪化は多方面で支障が出ていました。
また、どちらの国民もこうした状況を望んでいないと言えるでしょう。
ですから、まずは関係改善の一歩を踏み出したという意味で大いに喜ばしいことと考えています。
さらに、危機管理メカニズム構築による不測の事態回避を両首脳が確認しあったとされていますが、これも非常に意義あることと思います。
このニュースに対する中国での反応ですが、当然と言うべきなのでしょうが、やはり喜ばしいと感じている人が多いようです。
例えば、本日、私が勤務する大学校内ではこんなことがありました。
午前の授業をしようと、教室へ向かう途中、大学事務員の男性(50代位)と会いました。
その方は私を見るなり、「中日の首脳会談が北京で行われましたね。」と嬉しそうに中国語で話しかけてきてくれました。
彼は日中首脳会談について少し話した後、日本の歌(北国の春)を少しだけ歌ってくれ、それを聞いた私も何か嬉しくなりました。
また、本日の授業では日中首脳会談が行われた、APECの会議について紹介してくれた学生達がいました。
昨日の首脳会談について触れると、多くの学生達の表情はやはり嬉しそうで、明るい笑顔が印象的でした。
なお、中国のネットで関係する記事を探すと、やはり日中首脳会談について注目度が高いことが伺えます。
例えば、APEC会議について集中的に報じた公式ページでは、「焦点新聞」の冒頭に日中首脳会談のことが掲載されています。
こうしたことからも、日本と同様に、今回の会談に対する中国側の注目と期待がうかがわれます。
(http://sh.qihoo.com/zt/apec2014/index.html)
もちろん、既に各ニュースが報じているとおり、楽観的にばかりも見ていられないのも事実です。
1 「歴史問題」(特に、靖国) 2 「領有権の問題」
この二つにおいては、現時点ではお互いの主張が一致していないことは明らかです。
よって、今回の会談直前に両国の立場が衝突しないような「妥協」文案が提案されたことで、今回の会談が実現した経緯があります。
ですから、上記二点は今後も常に焦点になる可能性が高く、火種は残されたまま、ひとまず一歩を踏み出したと考えるべきでしょう。
ただ、私から言わせれば2010年、2012年と最悪の日中関係が状況下であった頃を思えば、本当に幸せに感じます。
そんな気持ちが伝わったのが、今日の済南は久々に暖かい陽気で、太陽の日差しが眩しい一日でした。
この首脳会談を機に、両国関係が前進していくことを願ってやみません。
安倍晋三首相は10日昼(日本時間10日午後)、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談した。
日中首脳会談は2012年5月に当時の野田佳彦首相と温家宝首相が行って以来、約2年半ぶりで、第2次安倍内閣では初めて。
安倍首相は沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海での偶発的な衝突を防ぐ防衛当局間のホットライン設置など「海上連絡メカニズム」の早期運用開始を提案。
両国が「戦略的互恵関係」の原点に戻って関係を発展させるよう呼びかけた。(毎日新聞 11月10日(月)13時5分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00000039-mai-pol)
昨日、二年半ぶりに日中首脳会談が北京で開催されました。
2009年以降、ずっと中国で暮らしている立場としては、ここ数年の日中関係の悪化は多方面で支障が出ていました。
また、どちらの国民もこうした状況を望んでいないと言えるでしょう。
ですから、まずは関係改善の一歩を踏み出したという意味で大いに喜ばしいことと考えています。
さらに、危機管理メカニズム構築による不測の事態回避を両首脳が確認しあったとされていますが、これも非常に意義あることと思います。
このニュースに対する中国での反応ですが、当然と言うべきなのでしょうが、やはり喜ばしいと感じている人が多いようです。
例えば、本日、私が勤務する大学校内ではこんなことがありました。
午前の授業をしようと、教室へ向かう途中、大学事務員の男性(50代位)と会いました。
その方は私を見るなり、「中日の首脳会談が北京で行われましたね。」と嬉しそうに中国語で話しかけてきてくれました。
彼は日中首脳会談について少し話した後、日本の歌(北国の春)を少しだけ歌ってくれ、それを聞いた私も何か嬉しくなりました。
また、本日の授業では日中首脳会談が行われた、APECの会議について紹介してくれた学生達がいました。
昨日の首脳会談について触れると、多くの学生達の表情はやはり嬉しそうで、明るい笑顔が印象的でした。
なお、中国のネットで関係する記事を探すと、やはり日中首脳会談について注目度が高いことが伺えます。
例えば、APEC会議について集中的に報じた公式ページでは、「焦点新聞」の冒頭に日中首脳会談のことが掲載されています。
こうしたことからも、日本と同様に、今回の会談に対する中国側の注目と期待がうかがわれます。
(http://sh.qihoo.com/zt/apec2014/index.html)
もちろん、既に各ニュースが報じているとおり、楽観的にばかりも見ていられないのも事実です。
1 「歴史問題」(特に、靖国) 2 「領有権の問題」
この二つにおいては、現時点ではお互いの主張が一致していないことは明らかです。
よって、今回の会談直前に両国の立場が衝突しないような「妥協」文案が提案されたことで、今回の会談が実現した経緯があります。
ですから、上記二点は今後も常に焦点になる可能性が高く、火種は残されたまま、ひとまず一歩を踏み出したと考えるべきでしょう。
ただ、私から言わせれば2010年、2012年と最悪の日中関係が状況下であった頃を思えば、本当に幸せに感じます。
そんな気持ちが伝わったのが、今日の済南は久々に暖かい陽気で、太陽の日差しが眩しい一日でした。
この首脳会談を機に、両国関係が前進していくことを願ってやみません。