中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

自力で留学を目指す学生達の心境

2013年02月25日 02時58分39秒 | 日本への留学までの道のり
今日は仕事と研究に必要な資料収集で上海図書館へ。
春節の雰囲気は一般的に終わっていますが、今日が元宵節で正月の最終日にあたります。
そうしたこともあって、図書館内では春節を祝う企画展が開催中でした。







夕方に図書館を後にして大学へ戻り、その足で千葉大へ留学希望の学生達と夕食をとりつつ今後の流れや、必要書類を説明しました。
元々は文学部の研究生を志望するZさんだけに行う予定でしたが、もう一人のPさんからは受取る文献があったので一緒に来てもらいました。

現在の状況は、それぞれ受入を希望する教員へ連絡を取り終わり、今後は電話やスカイプを通じて学生と教員の面接が待っています。
また、出願する際の書類を準備したり、留学する際に必要な「保証人」を探す必要もあります。

ここまで来るまでを振返れば、決して楽な道ではありませんでした。
私と専門を異にする学生達の研究計画書指導には相当私自身も勉強しましたし、指導にも色々と配慮を重ねました。
また、数人の専門家と連絡をとり、学生達の計画書が妥当なものかも何回も確認し、学生を指導しました。
学生達も大いに悩み、不安を抱えつつも、課題に真摯に取り組んだお蔭でそれなりに評価をいただける計画書を書けたのだと思います。

今日、食事をとりながら彼女達が計画書を書く際に相当なプレッシャーを感じていたことを話してくれ、それを改めて知りました。

「大事なことだし、書けるまでは心配で夜眠れなかったんです。」

「当時は毎日、上海図書館へ通い続け、帰り道はなぜか急に寂しさを感じました。」

「こんなに努力したのは初めてかもしれません。」

などなど、とにかく学生達が本当に頑張って取り組んでいたことを知る機会となりました。
私が同じ大学四年生の時であれば、めげていたかもしれないなどと思ったりもしました。
とにかく本当に頑張り屋で、誠実で、そして優秀な学生達です。

現時点ではどの学生も「保証人」の方が決まっておらず、それを探している最中とのことでした。
中国人が日本に留学する際、基本的にどの学生も「保証人」が必要となります。
そうした方がいないと、大学側が入学を認めないからです。

ですから、今後は「保証人」をどう探すか、どういう方が「保証人」になってくるかが重要なポイントです。

私も日本人で留学生たちの「保証人」探しに関しては疎いので、もし御存知の方がいれば是非教えてほしいです。
連絡は以下のアドレスまで。いつでも歓迎です!

yoshiitem1008@yahoo.co.jp


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