中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

各学生への研究指導の難しさ

2013年02月04日 00時11分32秒 | 日本への留学までの道のり


現在、上海に戻っています!

・・・はい。
嘘です、まだ日本です。
くだらなくてすみません。


最近、連日のように留学を希望する大学生達の研究計画書作成を指導しています。
指導している学生は3人いて、1人はほぼ計画書が完了しています。
残り2人は現在、研究計画書を執筆中です。

3人とも違う研究テーマなのは当然のことです。
よって指導する側としては、学生の研究課題に関係ある研究成果を把握するため、
1つの研究課題につき何だかんだで10本程度の論文を読む必要があります。
(もっとも多い指導学生の場合は、私も20本以上読んだように思います)

その上で、各学生の性格やレベルを考えて、指導の仕方を変えるようにしています。

Aさんはどんどん要求をしても、それに見合って頑張ってくれるのでどんどん叱咤激励をする。
Bさんは何でもこちらの指示を全て受け入れてしまうところがあるので、自分でなるべく考えさせて、Bさんに答えを出させるように指導をする。
Cさんは自分でマイペースで考え、その中で自分で答えを出させる方がうまくいくので、こちらはあまり指示を出しすぎないようにする。

などなどです。
ですから、同時平衡で3人の研究計画を共に進めているのですが、3人とも接し方を分ける必要性があると、指導を通じて分かってきたのでした。

自分の研究論文もあり、締め切りが迫った自身の計画書も複数あるので余裕はそれほどありません。
ですが、こうした学生達の指導を通じて、私も色々と勉強させてもらっていて、新しい知識も身につけられています。
そして、学生への研究指導のポイントも身につけさせてもらえっているのかもしれません。

そう考えると、彼女たちにはこちらも感謝しないといけないなと思います。
今後、指導をお願いしている教員の方々へ計画書をお見せする機会があり、それまでが一つの山です。
ですが、彼女たちも頑張っているので、私も応援していきたいと思います。

それではー


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