中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

日本へ留学していった教え子達(全員が院試合格!)

2014年11月14日 23時18分11秒 | 日本への留学までの道のり
このカテゴリー(日本への留学までの道のり)の記事を書くのは久しぶりです。
今日はここで、一つ嬉しい結果について書かせてもらいたいと思います。


私は現在、山東済南市の大学で勤務していますが、今年7月までは上海の大学におりました。
そこでは大学卒業後、日本へ留学を目指す学生が毎年数人おり、私はそのお手伝いを積極的に引き受けてきました。
(詳しい「お手伝い」の内容について関心のある方は、過去の記事を読んでいただければと思います)

先日、その「お手伝い」をした学生達から立て続けに連絡が入りました。
連絡をくれたのは計3人、いずれも去年から今年夏まで留学関係の指導をしてきた学生でした。
メールの内容はいずれも「合格」したという報告と、私の指導に対するお礼でした。
このうち一人は、2千文字を超える長文のお礼を送ってくれました。
そこには、本当に嬉しい気持ちと、深い感謝の思いが感じられました。

学生達は一人が東京外国語大学で日本語教育、一人は早稲田大学で政治外交史、最後は同志社大学で社会福祉を専攻します。
ちなみに、彼女達はいずれも皆、研究生試験でなく、大学院生試験に合格しており、来年4月から大学院生となります。
特筆すべきは、彼女達が指導を受ける研究者が、その専門では大家とされる研究者ばかりであるということでしょう。
(なお、この指導教官選びにも、彼女達の意向を聞きつつ、私も積極的に関与しました)

ですから、私の勝手な希望としては、将来この中から研究者の道を歩んでいく教え子が出てくればなと思っています。


指導した立場としては、まずは合格して日本への留学を決めてほしかったので、正直、一安心しました。
そして、指導した学生が誰も失敗せずに、全員合格したことに大きな喜びを感じました。
今回の結果を得たのは、何より彼女達の頑張りによるものが大きいです。
また、日本留学という道を選択させてくれたご両親の支援も大きいと思います。

Pさん、Lさん、Wさん、本当におめでとうございました!


なお、話しは変わりますが、去年夏に私が提案し、話しを進めていたアジア経済研究所図書館と千葉大学図書館との連携協定がまとまりました。
先日、アジ研の図書館長からメールが入り、両図書館の連携協定が締結されたことを知りました。
これにより、今後、千葉大学の学生・教員はアジ研図書館の資料を個人貸し出し可能になりました。
研究でアジ研の資料を使う学生・教員も少なくないと思うので、大変有意義なことだと思います。

迅速に動いてくださった館長の村井様、このブログにて重ねてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。


先週は去年色々行っていた仕事や取り組みが実になったことを知った、嬉しい一週間でした。




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