自動車は危険な

　自動車は危険な乗り物？

　東京の新宿かの、自動車死傷事故について。（池袋らしい）。
　『何で、この人は、逮捕されないのだ』と大騒ぎしていた人が、大勢いたみたいだけど。
　「ただの交通事故なのに」。
　別に飲酒運転していた訳でもないし、ただの、運転手が高齢者であっただけの自動車事故じゃないか、と。
　しかも、その運転手は、自分もケガして、病院に入院していたみたいだし。

　『バシャール、列車』で、検索されるブログで、『勝間さんが、「テレビを見ないようにしている」と言っている』という話があったが。
　『テレビは、ネガティブな事ばかりを報道しているので』と。
　『高速道路で、交通事故が起きたという話はしても、高速道路でこんな事故が起きそうだったけど、奇跡的に、起きなかった、という話はしない』と。

　ネガティブバイアスがあって、ネガティブな事ばかり注目する。人間としての傾向かも知れないけれども。

　私、NHKの朝ドラ嫌いなのだよね。
　無理やり、ドラマを作って、不幸な事を言っているから。
　楽しくて、のんびりした話だと、朝ドラとして話は作れないのだろうけれども。
　でも、本当の現実というのは、そんなに不幸な事ばかりではないよね、と思う。
　本当は、のんびりしている話の方が多いはずなのに。
　そんなに、『苦労、苦労』ばかりでは、みんな生きていないはずなのに。

　「自動車は危険な乗り物なの？」。

　１年ほど前に、あるブログで、『自動車を運転する、仕事をするのは、怖い。収入の割に、リスクに合わない』と書いていた男性がいて。ちょっと、驚いたけれども。その後で、２ちゃんねるのまとめサイトでも、『自動車を運転する仕事は、収入の割にリスクに合わない』という事を書いている記事があったので。
　そういう意見は、普通にあるのか、と思ったけれども。
　
　「自動車を運転する仕事って、底辺の人がする仕事なの？」。
　結構、『リスクの割に、収入が見合わない』と言っている男性がいるみたい。

　電車を運転する人が、低賃金だと、不安に思う男性もいるみたい。
　『人の命に関わる仕事だから』。
　でも、そんな事を言ったら、人の命に関わる仕事はいっぱいあると思うけれども。

　“当たり前”と思っている事は当たり前ではない。
　いや、私が“当たり前”と思っている事と、他の人が“当たり前”と思っている事が、違う。

（続き）
　昔、私が子どもの頃、小説で『未来は、てんかんの人は、車を運転するのが禁止になる』と書いて、その小説を教科書に載せようという時に、教科書会社が、その部分を削除しようとして、その小説の作家が『これは、検閲だ。削除するというなら、私は小説家を辞める』と言って、騒ぎになった事があるが。

　その時は、その作家の方が、間違っているのではないかと感じたけれども。
　だけど、今から５年か１０年かほど前に、てんかんの人による、自動車運転による死傷事故が起きて。で、結局、てんかんの人に対して、運転免許更新が難しくなるようになった、と。

　今は、高齢者に対しても、運転免許の更新が難しくなるようになったけれども。
　本当の所を言うと、みんな車には乗らない方が良いのかも知れない。
　そんな事を言いだすのであれば。

　自動車による死亡者数は、１９７０年代の頃から、ずっと下がり続けている。
　でも、それでも、私達の価値観の中では、『多いように感じてしまう』。
　殺人事件も、１９５０年代頃から、ずっと下がり続けているから。
　世界が相対的に安全になってきて、その中で、交通事故による死者が目立つようになってきている。

　在日外国人による、殺人、強姦事件が大騒ぎされる。
　そして、在日米軍の人達による、殺人、強姦事件が大騒ぎされる。
　それは日本人の、殺人、強姦事件が、他国の人達よりも、少ないからで。

　結局、絶対性なんてない。
　みんな、相対性の中でしか理解出来ない。

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