ミホんち

2005年から書いてきた「ミホんち」
gooブログに引っ越してきました。
よろしくどうぞ!

いません

2007-01-26 20:25:33 | 日々のいろいろ
  そろそろ梅の便りかな

  お風呂の掃除中に鳴る電話。あ、急がねば、急がねば。うちではずっと留守電にしていて五回のコールでテープが流れる。だって出かける時にセットしとくの忘れるっちゃもん。家にいればたいていは五回以内で出られるけんね。

 「ただいま…」のテープの「い」の辺で受話器を取る。思わず元気に大声。

 「はいっ!!」

 「…あ、あのね、お父さんかお母さんはいるかな?」 … は~ん、エイギョーさんやね。

 「いま、いませんっ」 … 

 嘘はついてません。おっちゃんの「オナラプー」よりも良心的です。
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お昼

2007-01-25 19:52:08 | ご飯の話
  これを<ご飯の話>に分類してもええのか?
  本当はオニギリ3つでしたが見栄はりました。すみません。    

 しなびそうな(もちろんしなびてなくても)青シソとちりめんじゃこがあったら、お昼にいかがでしょうか。ご飯に千切りのシソとちりめんと味塩少々を振り込んでオニギリにするだけやけど、お昼にピッタリ。あとは残り物の根菜煮物とカブの酢の物で。

 おっちゃんが出かけたあと夜帰ってくるまで誰とも口を利かないという日がたまーにある。友達にメール送って<かまってかまって光線>を出すこともあるけど、それはしゃべらんけんね。今日は夕方近くまでそんな日になりそうやったっちゃけど、郵便局に出向く用事を思い出す。S島さん宅の横を覗き込みつつ通ってたら、ちょうど洗濯物を取り込んどんさるとこでラッキー。ちょいと立ち話。

 やっぱ日に一度は家族以外(今はおっちゃんだけっすけど)とも口を利きたいもんだわ。ってか、何日かそんな日が続いたら頭と口がさびつくかもしれん。頭はともかく、少し口はさびついた方がいいんやないかというご意見はないですね。  
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今週の一本

2007-01-24 20:04:19 | 映画・テレビの話
 つい10日ほど前に<忙しいので映画に行けんかも>などと弱気な発言をしたばっかなのに、<やっぱ見ておきたいわ>という欲求にはさっさと負けて前言撤回。

 年配者の多い館内。しかし、お年寄りって未だに映画の途中から平気で見始めるんやね。それは情報の少なかった時代の見方やろー。私は小学校二年の時に母と叔母と「サウンド・オブ・ミュージック」を見に行き、(あ、ここから見たとこじゃったねー)と言いながら映画館を出てきたのを鮮明に覚えとる。昔、そうやったよね?

   

 
 「硫黄島からの手紙」 2006年 米国 ★★★ 
 監督 クリント・イーストウッド
 主演 渡辺 謙


 硫黄島での戦いを日米双方の視点から描く2部作の「父親たちの星条旗」に続く第2弾。アメリカ留学の経験があり、親米派でありながらアメリカを最も苦しめた指揮官として知られる栗林忠道中将を中心に、本土防衛最後の砦として、死を覚悟しつつ一日でも長く島を守るために戦い続けた男たちの悲壮な最期の姿を描く。

 圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていくのだった。5日で陥落であろうといわれた硫黄島であるが、36日間に渡る攻防戦が繰り広げられていく。

 おそらく知将と呼ばれた栗林忠道は本物の軍人であったのであろう。そうして戦争になれば、彼が戦地に向かうのは当たり前のことだ。が、本当に戦争がしたい人間は戦地になど行かない。大本営と呼ばれた安全な場所で地図に線をひく。「ここを死守せよ」と。

 これからだってそうだろう。戦争をできる国にしたい人たちは決して戦地へは行かない。私たちはしっかりと見ておかなければ。私は銃後の妻や母になるなど真っ平ごめんだ。いや、おっちゃんは年老いてきたから戦場には駆り出されなくても他の利用価値があるけんね。今の時代、女子だって徴兵制ということになるだろう。上娘やらでっかいし甲種合格のクチである。下娘は衛生兵といったあたりか。私はどれもこれも絶対にいやだ。

 ちょっと脱線した?おそらく「散るぞ悲しき」を読まずに見ていたら違った感じかもしれないが、本を先に読んだので、胸を打つ手紙がもっと全編を彩っていくのではないかと期待しすぎてしまったのだ。これは「硫黄島からの手紙」ではなくて「ザ・イオウジマ」と考えながら見た方がよさそうだ。  
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今週の一冊

2007-01-23 20:36:08 | 本の話
 ただいまおっちゃんが読んでます。ご希望の方はおっしゃってちょ。

「散るぞ悲しき」  梯 久美子

  「硫黄島からの手紙」はただいま全国の映画館で上映が続いているが、その中で渡辺謙が演じる陸軍中将栗林忠道が家族に書き送った手紙を元に梯久美子によって書かれたノンフィクション作品である。

 梯久美子がペンを取ることとなったきっかけは、たまたま目にした栗林忠道の辞世の句の中にあった「国のため、重きつとめを果たし得で、矢弾(やだま)尽き果て散るぞ悲しき」という一首。当時の帝国軍人が「悲しき」などという女々しい言葉を使うことは大変まれであった。現に、この辞世の句の「散るぞ悲しき」の部分は、大本営部により「散るぞ口惜し」と変えられて新聞に発表されたのだ。栗林の「散るぞ悲しき」思いとはどんな思いなのかと訪ね歩き始める。

 栗林は、戦場からまめに妻子に宛てて心細やかな手紙をしたためていた。自分自身水一杯を飲むのも苦労する戦地にありながら妻のアカギレを思いやり、出征前に直して出かけられなかった勝手口の隙間風を気にかけ、子供たちの将来を案ずる手紙を何通も書き送る。

 たこちゃん元気ですか?(注:末娘たか子)
お父さんが出発の時、お母さんと二人で御門に立って見送ってくれた姿が、はっきり見える気がします。
それから、お父さんはお家に帰って、お母さんとたこちゃんを連れて町を歩いている夢などを時々見ます。


 本当に普通のどこにでもいるお父さんである。これが戦場から出されていることを除けば、出張先から娘に出す絵葉書の文面のようだ。栗林に限らず、数多くの我が子に宛てた手紙は可愛らしく美しいものに目を向けた優しいものが多かった。むろん、検閲による制限があったせいもあろうが、そう書くことで彼ら自身が島での過酷な毎日を生きる糧となったのだろうことは想像にかたくない。

 長くなるけれど、陸軍中尉江川正治が綴った手紙をご紹介したい。

 みなさん そろっておげんきですか。おとうさまも せっせと まいにち へいたいさんのおつとめをしています。
 ここには めじろという ことりがたくさんいます。うぐいすににたことりで めのふちが しろいからめじろといいます。
 だいぶんまえに へいたいさんが うまれたばかりのめじろをつかまえて かごにいれ きの したえだにつりさげました。
まいにち あさからばんまで おやどりが おいしいたべものを もってやってきて かごのそとから たべさせておりましたが あかちゃんは みるみるおおきくなり おやについて なきまねています。
三にんも おかあさまの おっしゃることを よくまもって めじろのこどもに まけないように おりこうにならねばなりませんね。
           へいたいの おとうさま


 三だけが漢字であとは全部ひらがなで書かれた手紙。8歳・6歳・4歳の幼い子供たちがお座敷で頭を寄せ合って読む姿が目に浮かぶ。何度読んでも読んでも涙が出てならん。本当に優しい優しいおとうさまの手紙。散っていく命を口惜しいと詠まずに、悲しいと詠ったのは、残すものたちへの限りない優しさではなかろうか。
 
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職務質問

2007-01-22 20:06:38 | 日々のいろいろ
   チューリップも春を待ってます

 ニュース見ながら晩御飯を食べてると、そのまま<クローズアップ現代>に突入。たった今を取材したお話でなかなかおもしろい。私は経済問題とか中東問題がチンプンカンプンだがこれを見てて(ほほー)と思ったことが何度もある。今日は「看護士不足」

 先週、団塊世代の警察官も2007年から大量退職が始まり、ベテランの刑事がいなくなる、っていう問題を取り上げてた。で、危機感を覚えて刑事塾なるものを開き、若手に捜査のノウハウを伝えていこうという取り組みだ。この刑事塾で、犯人役ももちろん刑事がやるんやけど、これがまあうまいのなんの。めちゃリアル。あたしゃ腹抱えて笑ったよ。

 で、実践編で職務質問の練習してた。営業中というスーツ姿の男性が職務質問を受けてるんやけど、彼のどこに違和感があるかを世間話風な中でササッと見つけないといかんわけ。答はスーツなのに足元は運動靴。新米さんは分かりませんでした。

 「スーツに運動靴?オレやん…」

 そうか。おっちゃんの出張姿は職務質問を受けかねない格好やったんか。  
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