朝早くにチュンチュンとスズメの声。窓の手すりにお米を置いてやってるんやけど、見てると来ない。いつの間にかなくなってるので食べには来てるはず。風で飛んでる説もあり。
おっちゃんは根性悪なので、食べにくいよう手すりの間に置いている。「誰が食うかよー」というスズメのブーイングが聞こえそうだ。
20年近く前のこと。娘達が巣から落ちた小スズメを拾ってきた。「お母さんが心配しとーよ」と巣を探しに行ったが分からない。木の中にあるんやろうか?だいたい、スズメの巣とか見たことないし。
捨てるわけにもいかんし、ちゃんと飛べるまでは飼うしかないな。とりあえず、小さな箱にぼろ布を突っ込んでお家にする。何を食べるとかいな。パン粉やご飯をお湯で柔らかくしてクチャクチャクチャ。ベビーフード作りでさえ、こんなには丁寧に作らんかったろうという神妙さでこしらえてやる。それを爪楊枝のさきっぽに乗せてくちばしに近づけてやると食べるんよねー、これが。おおっ、一気に母性本能が湧き上がる。
ピヨちゃんと名づけられた小スズメは私を親と刷り込んでしまったか、ヒョロヒョロとついて回る。ある日はピアノの下にもぐって出て来られなくなり苦労して引っ張り出したこともある。あのまま大きくなれば私も生きた虫やら取って来てやらんといかんかったんかな。一週間くらいで死んじゃったんだよね。
そんなこんなで鳩とは違って、スズメさんはちょっとおヒイキ。
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