ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

レバーテ

2015-02-25 16:49:37 | 食べ物
先日、友人夫婦2人と彼らの友人で、イギリスから泊まりに来ていた男性と、5人で、レバーテ(Rebate)という村にあるレストランに行って来た。村と言っても、このレストランとオレンジの出荷場しかないところだ。レストランの敷地内には、教会と披露宴ができる大きなテントとテラス付きで、結婚式などのイベントにも使われる。

15ユーロ85セントのメニュー・デル・ディアを選んだ。前菜には、ギリシャ風サラダ、ムール貝、シュチューなど7種類の料理が掲げられていて、予め、そのうちから1種類を選んでいたら、なんと、7種類全部出てくるのだと。うれしい驚き。


これは、冷たい前菜。


その後、温かい前菜3種類。

メインコースは、3種類の中から、ほうれん草を巻き込んだチキンのクリームソース添えを選んだ(これだけは選択制)。


最後は、デザートで、これもちょっとずつ3種類のデザートを試すことができる。クリーム、カスタードに、カステラのマーマレード添え。


庭に、3ユーロという看板の付いたオレンジ6キロの袋があったので、レストランの受付で金を払って、買って帰る。さらに、敷地内のみやげ物やで、工芸品やジャムなどの展示・即売をのぞいて、アールデコ風の一輪挿しを買った。

寒い日で、ダチョウなどのいる庭をゆっくり散歩できなかったのが残念だったが、食事は十分堪能した。我が家にお越しの際は、ぜひご案内しますので、みなさん、遊びに来てください。


ベルリナー

2014-12-24 12:48:11 | 食べ物
ご無沙汰しました。10月中旬から、スペインに滞在しています。

2年前に、トーレビエッハの教会広場で行われたクリスマスキャロルの合唱の後にも、ベルリナーに行ったのだが、そのときは、カレーブルストが売り切れだった。というわけで、今回ついに念願のカレーブルストを食することができた。結果は、大満足。ここでは、ケチャップベースのカレーソースが、ソーセージに巻くように絡められている。最初は、ベーコンが巻いてあるのかと思ったくらい。

ベルリナーは、ドイツ人経営のレストランで、これは10ユーロ50セントのメニュー・デル・ノチェ(夜の定食)のチョイスの1つ。前菜には、グーラッシュを選んだが、これも、大正解。たくさんの野菜の風味が口いっぱいに広がる。小さなスープカップで供されたが、肉も豊富に入っていて、十分な量だった。パンとホームメードのアリオリ(ガーリックマヨネーズ)もおいしかった。前菜の前には、スペイン風に、サラダが大皿で出てくる。これに、カレーブルストを含め、ウィンナー・シュニッツェルなどのメインコースから一品。その後は、デザートなのだが、このチョイスはちょっと期待はずれ。アイスクリームか、ブラウニーか、パイナップルの生クリーム添え。デザートが楽しみなイギリス人たちには、ちょっと物足りない選択であった。で、4人ともブラウニーに落ち着いたのだが、これが、イギリスで知られているブラウニーより、ずっと軽い。チョコレートスポンジケーキという感じで、味もしつこくなく、とてもおいしかった。これに、コーヒーと一人当たりハーフボトルのワイン付きで、10ユーロ50セントは、とてもリーズナブル。

みなさま、楽しいクリスマスをお過ごしください!


クロウタドリの雛

2014-07-08 13:27:22 | フランスの生活
我が家の庭の茂みの中にクロウタドリが巣を作った。連日、母鳥と父鳥が交代でやって来ては、雛に餌を与えていたが、このところ姿をみかけない。

巣の中をのぞいてみたら、すっかり雛の影もなくなっていた。この写真を撮ってから1週間ほど後のことである。クロウタドリは、卵からかえって2週間ほどで巣立つそうなので、皆無事に成鳥して、巣立って行ったのならいいのだが…。

オテル・カサ・アスコナ

2014-06-06 15:42:41 | 食べ物
スペインからフランスへの道中、パンプローナ郊外で一泊した。過去2年間、パンプローナ空港近くのビジネスホテルを利用したが、昨年、レストランの質の低下が著しかったので、今年は、別のホテルに泊まることにした。ホテル予約サイトで、Hotel Casa Azconaを選ぶ。

マナーハウスを改造したホテルということで、建物や部屋の写真もなかなか美しかったし、レストランの食事の評判もよかったのが、決定した理由。パンプローナ環状道路の外、わずか1キロほどで、フランスへの道筋を外れずに済むのも魅力だった。サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼の道にも近い(実際には2キロも離れているそうで、決して巡礼路とは言えない)。

到着したときには、地元の人たちや、サイクリストでにぎわっていて、なかなかいい感じだったのだが、チェックインして落ち着いた後、テラスのバーに出てみると、宴の後という感じで、ゴミは散らかり放題、グラスやカップは放置されて、汚い。部屋は清潔で、内装も感じがよいのだが、とにかくうるさいホテルだった。この日は土曜日で、たぶん、地元の女の子たちの最初のコミュニオン(聖餐式)があったのではないかと思うのだが、レストランでは、団体の昼食が終わったばかり。その後、午後から深夜まで、ずっと家具を動かす音が絶えなかった。夫曰く、こんなに騒々しいホテルは初めてということだったが、このホテルよりうるさいホテルは、幽霊の出るアラルコンのパラドールだけだろう(ムーア人の王子様が激闘の末、討ち死にしたという中世のお城を改装したアラルコンのパラドールで、塔の最上階の客室に泊まったのだが、一晩中、階段を上り下りする足音と家具を動かす音が途絶えなかった。わたしたちの部屋の上には、事務所があるのみだったのに)。

期待していたレストランは、混乱状態。渡された英語のメニューを見ながら注文したが、ウェートレスは英語を解さない。心配したとおり、注文したものとは異なったものが出てきた。こんなことだったら、初めから、スペイン語のメニューで注文すればよかった。

ここは、セットメニューがなくて、前菜は10~16ユーロ、メインコースは、11~19ユーロと、スペインのレストランにしては高い。写真は、前菜のタコのガリシア風(やわらかくなるまでゆでたタコに、パプリカとオリーブオイルをかけたもの)。タコの下にはゆでたジャガイモが敷かれている。あまり味がなかった。この料理は初めてだったので、試しに注文してみたが、11ユーロも出したら、もっと感動的な味を期待するところだ。もう2度と食べてみることはないだろうと思う。

ウェートレスもウェーターも、まるで働き始めて間もないかのよう。食事中、三度、厨房で食器を割る音がレストランに響き渡った。勘定書きを頼んだが、あまりにも長くかかるので、レストランを出てきてしまった。慌てて追いかけてきたウェートレスに部屋番号だけ告げたが、いったい何を勘定書きに付けられていたのかは、永遠にわからない。

来年はまた新しいホテルを探さなくては。

フランスに到着

2014-06-06 14:41:41 | フランスの生活
ご無沙汰しました。

7ヶ月のスペイン滞在を終えて、6月1日にフランスに到着した。通常は、5月初めにはフランス生活を始めているのだが、今年は、アーセナルのFAカップ優勝をサポーターズ仲間と一緒に祝うべく、スペイン出発を2週間ほど延ばした。そこへもって、車の調子が悪くなって、修理に出したため、さらに10日間の延期。というわけで、通常より1ヶ月遅いフランス到着となった。

恐れていたとおり、庭はジャングルのよう。到着後5日目の今日、やっと裏庭の半分の草刈りが終わったところだが、8月中旬にイギリスに行くまで、しばらく時間がある。ゆっくり、腰を据えて、庭仕事に精を出すことにしよう。