貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

『おくのほそ道』日本語の美の極致として完結!

2022-01-29 14:49:17 | 日記
令和4年1月29日(土)
 旅の最初、三月二七日の出発時の
「矢立の初」が、
「行く春や 
   鳥啼魚の 
      目は泪」
であった。
 その旅立ちが九月六日の
「蛤の 
  ふたみに別れ 
      行く秋ぞ」
で完結する。
 最初にあったのが、
別離の寂しさ
 最後に訪れたのが、
再会の喜び
 『おくのほそ道』は、
この二つの気分の間にある。
 江戸の人々と別れ、
最後に西国の人々と放浪の人、
別れた人、曽良に再会する。
 文章と句が相俟って、
日本語の美の極致となった



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