令和4年1月29日(土)
旅の最初、三月二七日の出発時の
「矢立の初」が、
「行く春や
鳥啼魚の
目は泪」
であった。
その旅立ちが九月六日の
「蛤の
ふたみに別れ
行く秋ぞ」
で完結する。
最初にあったのが、
最初にあったのが、
別離の寂しさ。
最後に訪れたのが、
再会の喜び。
『おくのほそ道』は、
『おくのほそ道』は、
この二つの気分の間にある。
江戸の人々と別れ、
最後に西国の人々と放浪の人、
別れた人、曽良に再会する。
文章と句が相俟って、
文章と句が相俟って、
日本語の美の極致となった
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