令和3年12月12日(日)
蚤(のみ)虱(しらみ)
馬も尿する
枕もと
この辺りの家では、
この辺りの家では、
母屋の中に馬屋があるので、
凡そ風雅に関係のない有様だ。
辺土の苦しい旅の実感として
あえて詠んだ句である。
それにしても、今の日本人ならば、
それにしても、今の日本人ならば、
よほど高齢の人でなければ、
蚤も虱も知らないであろう。
戦争中に少年兵だった師匠は、
演習という模擬戦争で、
豊橋の演習場に泊まった時、
蚤の大群に襲われた経験があるそうだ。
私は家で蚤に食われ、蒲団や畳の上を
しばらくじっと見つめ、ぴょんぴょん跳ねる
蚤を見付け、親指と親指の爪で挟むと、
「プッチン!」と小さいがいい音がし、
同時に快感を感じたことを覚えている。
蚤は2、3ミリの昆虫で、
刺されると猛烈に痒い。
ぴょんぴょん飛んで素早く逃げてしまうだ。
虱も昆虫だが、
虱も昆虫だが、
緞帳で髪の毛の中に好んで潜むのが多い。
やはり血を吸う。
しかし、捕まえて人間の皮膚から
離すと死んでしまう。
そこで、髪の毛を洗い、
一匹ずつ捕まえていくと、
虱とりができる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます