「栢の露」とは?
令和2年12月1日(火)
いよいよ師走。
今年も余すところ一ヶ月。
コロナは益々猛威を振るい、
第三波!
我を含め、高齢者は気をつけよう。
芭蕉の句は、
「西行の
草履もかかれ
栢の露」 。
芭蕉句碑の説明、碑表には、
<句は、「笈日記「泊船集」「蕉翁句集」
(貞享5年とする)に収録されており、
いずれも「画賛」と題している。
おそらく松を画いた絵に賛を望まれた
折の吟と思われる。
露のしたたりそうなみずみずしい松
が立っている、この松の木かげに
西行が立ち寄り、長旅ですで
すり切れた草鞋などがかかって
いたら一層風情があるものを、
の意である。
なお「栢の露」は「松の露」が正しい。
寺内にある「西行塚」に因んで、
西行塚
西行を敬慕した芭蕉の句碑の
建立が企画されたものであろう。
つづく。