ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第5話

2012-05-30 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第5話

安積 剛志  …  佐々木蔵之介  
尾崎 誠   …  小澤征悦    
小池 竜也  …  福士誠治    
結城 沙緒里 …  比嘉愛未    
丸岡 喜一郎 …  六平直政    
木村 千春  …  加藤夏希    
城戸 章弘  …  合田雅吏    
真山 塔子  …  高島礼子    
川口 総太郎 …  里見浩太朗   


小池くん、人生の楽しみの半分は漫画なんだ(笑)。しかもそれは少女漫画ではないのか?
そしてどうしてそれを職場に持ち込んでいるんだ(苦笑)。←コメディ担当の男前だったか、惜しいな。

結城が遊びに行った友達の隣の隣の部屋の住人で漫画の原作者が、渓谷で遺体で見つかった。
その際に「女性が襲われている」と110番通報があったが、「○○マンションの4階の左から3番目の部屋」と言われて、巡査は結城たちのいる部屋に確認に。
しかし結城のいた部屋は表玄関から見て左から三番目の部屋だったが、亡くなった人の部屋はベランダ側から見て左から三番目の部屋だった。
「このところ悪戯続きで~」
という巡査の言い訳があったとはいえ、警察官なら4階の部屋すべてを確認するだろう、普通。
当然裏から見て、という状況も想定するはずだし。
もうこの時点で刑事ドラマとして微妙。

山梨県警は釣りの最中の事故と断定しているため、警視庁捜査一課が口を出すのは非常にデリケートな領域である。
「赤バッジにかけて、必ず犯人を捕まえなさい」
と言う真山に頷く班長であった。

現場を目撃したと110番通報してきたのはひきこもりの女子高生で、結城と安積がドアの外から説得するが応じてくれない。
しかし粘り強い結城の根気に、少女は勇気を出して自分が見たものを伝えようとした矢先、犯人に連れ去られてしまう。

登場人物が多いわ。
まず殺された原作者、その原作に絵を描いてた漫画家、漫画家のアシスタントだけど実はゴーストライター的存在の女性、それに出版社の担当者。
で、通報した女の子にその友人。
人間模様を詰め込み過ぎてると思う。これ一回で二話くらい作れると思うなあ、いつものハンチョウなら。

アシスタントや編集者には一円も印税が入らない。原作者のストーリーの大筋を作っている編集者とさぼってばかりの漫画家の代わりに大部分を描いているアシスタントが結託して、原作者を殺害し漫画家に罪をなすりつけようとした。
アシスタントのままずっと燻ぶっていたくない、飼い殺しにされたくないって言ったアシスタントのためにデビューの舞台を用意していた漫画家を彼女は信じ切れなかった。
ちょっとしたボタンのかけちがいで人の生き方なんて変わってしまうものなんだと、それが思いもよらない憎しみの引き金をひいてしまうこともあるのだと思わされた最後でした。

そこらへんに着地点を持ってくるところがハンチョウらしいといえばらしいが。
いわゆる"本当に悪い人なんていない"というやつですな。
それは反対に言えば"絶対的な善人はいない"ということになるのだが。

「カエルの王女さま」 第4話

2012-05-28 | 2012春ドラマ

『カエルの王女さま』第4話

倉坂 澪   …  天海祐希
井坂 忠子  …  石田ゆり子
野々村真昼  …  大島優子
馬場みぞれ  …  大島蓉子
皆川 玉子  …  菊池美香
羽田 南   …  福原美穂
高垣 忍   …  千葉雄大
乾 一希   …  玉山鉄二
井坂 哲郎  …  小泉孝太郎
井坂 清忠  …  岸辺一徳
桜井 玲奈  …  片瀬那奈

今回の倉坂は飛ばし過ぎておりますが。
「このドキュメント番組は私のPVですッ」
ものすごい自己主張だなあーと思うんだけどね、その自己主張のおかげで真昼ちゃんが救われるんだな、きっと。
結構いやな役というかうざい感じなんですけど、視聴者は裸の王様だって分かってるからね、どうするんだろうね。

さてさて。
真昼ちゃんのお母さんきっついわ。お姉ちゃんお姉ちゃんってものっすごいムカつく。
「あんたなんか何やったってダメなんだから、これ以上お母さんに恥かかせないでっ」
だって。私も言われたことあるわ、母親ってそういうところあるのよね~。真昼ちゃんちはお父さんが海外赴任中かなんかで家にいないし、姉ちゃんは東京で仕事してるからいつも母親と二人っきりでこれはすごいストレスだと思うわ。
で、結局倉坂に向かって
「コーチは出来る人だから私とは違うんです。どんなに頑張っても出来ない人もいるんです、コーチみたいに強い人ばかりじゃないんです!!」
と言って逃げ出しちゃう真昼さん。
ここで自己主張強烈コーチ倉坂に同情が集まるわけだよね。
だって倉坂はさ、強い人じゃないもん。15歳のときに亡くなった母親に「絶対スターになる」って宣言したから諦めないんだ、宣言を撤回する人はもういないんだから。というこのお涙頂戴展開。

逃げ出しちゃった真昼ちゃんは伝説のロッカー乾と重なるんだよね。
そしてテレビ撮影に参加しちゃう乾くん。真昼ちゃんのためなの?そうなの?そうなの???
しかし飛び入りでなんだ、あのパフォーマンスは!!かっこ良過ぎるだろうが、乾!!!
今回のお歌の課題は山口百恵さんだったわけですが、倉坂が乾に
「坊や~♪いったい何を教わってきたの~♪」
って指差して歌うところとか、かっこええ~!!このショークワイヤに私も入れてくれッ!

撮影は成功したかに見えたが、市長(と忠子の夫)が相変わらず邪魔をしてくるのであった。

今回の倉坂名言。
「自分の限界決めていいのは、チャレンジした人間だけよ」
うん、私もチャレンジしていこう。

そして今回天海さん渾身のソロ来た~!
音がドンシャリだったけど許す。やっぱり上手い~!!

しかし、AKBの大島かあ。嫌いとまでは言わないけどいつも同じ感じだよなあ。台詞のときの発声とか弱過ぎるし。今回はハマり役だけど。
そして玉山鉄二。私は天海さんと玉山の並びが結構好きである。『BOSS』でも共演してたし。
「お前がデカすぎんだよッ」とかめっちゃ年上の天海に言ってる玉山、という設定がなかなか良い。

「リーガル・ハイ」 第3話

2012-05-25 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第3話

古美門研介  …  堺雅人
黛 真知子  …  新垣結衣
三木長一郎  …  生瀬勝久
沢地 君江  …  小池栄子
加賀 蘭丸  …  田口淳之介
井手 孝雄  …  矢野聖人
服部     …  里見浩太朗

脚本:古沢良太


あれ?サウンドオブサイレンス?
『相棒ten』でこの曲を使ったのは古沢さんの回ではなかったか…あ、ハセベバクシンオー氏でしたね。
結婚式の日に花嫁奪還とか。ダスティン・ホフマンかと。←これ、若い人はもう知らないんだろうか。

花嫁を奪取した男はストーカー扱いされ告訴。裁判に。国選として黛がつくこととなる。
一方、古美門はテレビの出演の関係もあり、小さな民事裁判で三木の事務所の弁護士と争うことに。
さて、黛の裁判であるが検事が学生時代の憧れの先生だった。
黛は検事に気をとられ、法廷で押され気味なのを察した古美門は
「法廷でアピールするべきは裁判官であって、検事ではない」
と断言。黛は検事が憧れの先生だったからというだけではなく、被告人に自分と検事との過去を重ね合わせて感情を引きずられているため、うまくいかない。
被害者=依頼人が無実だと信じ切れないため、全力で無罪を勝ち取りにいっていないっていう古美門の言い分はもっともである。
上司としてはかなり鬱陶しい男であるが。

古美門の方の法廷はいつものまくしたてと離れ業で圧勝したわけだが。
そして黛の方は情報やを使って得た切り札で被害者を追い詰めるのが嫌で、必死に被害者から真実の気持ちを引き出そうとする。
が、結局被告人自ら大切な人を追い詰めたくなくて有罪を認め、黛は負けたわけである。
でも負けた黛のことを過去に傷つけた検事を
「いつか私が叩きのめしてやる」と言うあたりは、古美門も黛に情が移ってきてるんだね。

古美門のやり方に反発は感じるけど、言ってることは間違っていない。というところがミソかなあ。
もちろん初回みたいに後味の悪いケースに関して、真実をどう取り扱うのかというのは今後の展開として気になるところでありますが。
それと裁判官があまりにも無能に描かれ過ぎて、法廷を侮辱してるとかにならないんだろうか。
大丈夫なのかしら?
このドラマはフィクションですよ~!!と言いながらクレームの末、欠番回ができた『相棒』の例もあることだし。

んー、3話にして言うのもなんですが、小池栄子っている?
私にとっては要らないというより不快なのですが。小池栄子っていつの間にかいいポジションにつけてるなあという印象だ。

「Answer~警視庁検証捜査官~」第3話

2012-05-24 | Answer~警視庁検証捜査官~


『Answer~警視庁検証捜査官~』第3話



新海 晶   …  観月ありさ  管理官 警視(キャリア)
小暮 茂雄  …  片岡鶴太郎 警部補
長谷部 吉伸 …  五十嵐隼士 巡査部長
薄井 昭三  …  松重豊   係長 警部

永友 真一  …  田辺誠一 強行犯係管理官 警視
唐沢 潤平  …  橘慶太  強行犯係 巡査
幸村 勇   …  眞島秀和 強行犯係 巡査部長
有富 功   …  風見しんご 首席管理官 警視
武邑 嗣雄  …  田山涼成

東出 祐介  …  遠藤憲一 警察庁長官官房教養担当 主任
橘 ひとみ  …  西田尚美 東京地方検察庁 検察事務官
小暮 遥花  …  金井美樹


取ってつけたように新海を邪魔もの扱いする小暮(片岡)と一課の面々が唐突で変ですよ。
ツンがいきなりやってきたのだろうか?

「Answer~警視庁検証捜査官~」第3話です。おっせーな、オイ。

小暮さんのキャラが決まってない。なんか組織の側についてる?と思った次の瞬間には新海の側についてて、見ていて奇妙な感じがする。
中途半端なコント的エピソードなら入れない方がマシだと思う。ドラマ全体が不安定になってしまうので。

今回は連続殺人犯を捕まえてみたら高校生で…という事件。
3人目の被害者が出た時、付近の交番の巡査が偶然被疑者に職質をかけて、所持品から出てきたナイフに3人目の被害者のDNAが!という展開。
連続殺人事件の場合、一刻も早く解決したいという心理が働くため捜査は急ぎがちになるというのが新海の言い分である。

被疑者として逮捕された高校生は本当は被害者の友人で、ナイフは6歳のとき目の前でお母さんを殺されたトラウマから、今度同じようなことがあったら守ると決めて持ち歩いていたものだった。
なのに被害者を守れなかったことをこころから悔んでいた。
実際の殺人犯は狂気の男だった。(この男は『相棒』でもエキセントリックな犯人役をやってたよ)
というわけで無事検証終了しましたが、地検の事務官に
「ひとつ事件をひっくり返したからっていい気になってると足元すくわれるわよ」
って言われるのだった。
いえ、ひとつじゃないんですよ、もう既に。
そしてひとつでもひっくり返されるような送検は本来あっちゃいかんだろ、という話である。
ここも取ってつけた感がすごかった。

そして永友(捜査一課)のツンは一瞬で消失しましたよ。デレとまではいかないが。
いいお仲間みたいになってるんだけどいいのか?
あと「答は既に出ています」の決め台詞、どこ行った?
脚本が荒いということなのか、登場人物のキャラクターが定まらない。
原作なしのリレー脚本にはよくあることだけど。
(ちなみに『相棒』の及川演じる神戸役のキャラクターも二転三転していた)
事件ものでオリジナル脚本ドラマだと一人で1クール担当するのはかなり厳しいと思う。
それなりの経験値を要求されるんだろうし、1話完結だと10話くらいのストーリーを用意しなければいけないわけで、まあそれを考えるとリレー脚本やむなしということだろうが、最低限キャラクターのすり合わせくらいしておいて欲しいけど…まだ3話だからな、後半になったらうまく馴染んでくるのかもしれませんが。

途中、東京の景色から場所を特定するのにスカイツリーを目印にするというシーンがあるのだが、時代は変わったなと感じた。
東京で目印になるものといえば東京タワーだったのになあ…
世は平成も20年。昭和は遠くなったのである。(こんな感想って…;)

「最後から二番目の恋」 最終回

2012-05-23 | その他ドラマ


『最後から二番目の恋』 最終回

湘南のヤンキーの匂いがするって、和平さん(苦笑)
いい年して千明にそういうこと言うのもどうなの?
千明も和平に「お地蔵さんみたいな顔」だって。

結局鎌倉でドラマの撮影をすることになったんだけど、その時に真平と和平の部下の女子との関係を見て『恋の終わり』を予感する千明。
そして別れを告げちゃった千明さん。
鎌倉に来た時、弱ってて不安で、だから真平が天使に見えたんだって、和平に話す千明。
楽しくて嬉しくてずっとこのままでもいいと思ってたんだけど、自分の狡さに気がついてしまって続けられなくなったんだって。
真平という素敵な恋人がいるという状況をキープしてたんだって。
そんな千明に真平は「失恋させてくれてありがと」って言ったとか。
「失恋も恋愛のうちだよね」とかねえ、出来過ぎですよ、その男。
和平さんも部下の女子とデートみたいなことしてたからね、でもそういうの駄目だと思ってもう二人で会うのは止めようって言ったんだって。

でも隣だからね、ツライよねえ。声聞こえてきて、いつもの朝ごはんはなくて。
恋がなくなってなんか生活が色褪せたみたいになって。
ちょっと哀しいくて切ないのかなーと思いきや、長倉家のバーベキューに真平から誘ってもらって、人生の寂しさを恋で埋めるのは止めよう、きちんと前を向いて生きていこうと思う千明さんなのであった。

タイトルの「最後から二番目の恋」はここでやっと出てくる。
「次にする恋が人生最後の恋だと思うのはやめよう。次の恋は最後から二番目の恋だ」
その恋の相手は和平かもしれないし、違うかもしれない…?

という感じの終わりでした。
面白いというかさすがだなと思ったのはやっぱり中井貴一。小泉今日子との掛け合いのテンポの良さ。平忠盛と同じ人とは思えない。
内田有紀もなかなか検討していたと思う。
9話くらいからはここまで見たから最後まで見ようかなーというちょっと惰性で見てた部分もあって、前半勢いが割とあった分後半の失速が気になった。
そんな中最後までテンションを維持していたのが中井貴一と小泉今日子だったと思う。
しかしアレですね、この手の脚本は今どき流行らないというか、言いたいことは詰まっているんだろうけどどう見せるのかは難しいなーという印象。
とりあえず完走いたしました。

「ステップファザー・ステップ」 最終話

2012-05-22 | その他ドラマ


『ステップファザー・ステップ』 最終話

最終話である。遅いどころの騒ぎではないのである。
ああ、黒づくめスーツ姿の上川隆也さんもひとまずこれで見納めと思うと感慨深さもひとしおである。
今、大河に出てるからなー、夏クールの民放ドラマもないだろうし。
どちらかというと現代劇の上川さんが好きなのだ。

それはそれとして、双子の父親を探して偽物を本物と偽って展示している某美術館で事件に巻き込まれる双子と俺。
その美術館の配電盤のところで双子の父親に会った俺。
市長の襲撃と見せかけて唯一の本物の絵を盗み出そうとした犯人グループ。
しかし途中で計画が失敗して、犯人は人質の振りをして警察に救出される。
その犯人グループの一員だったのが双子の父親だった。しかし、犯罪に加担したくないために裏切ったせいで組織から命を狙われることになる。
俺は双子の父・宗野を助けるために『怪盗キング』に戻って絵を盗み出すことに決める。
無論贋作の名人、ピカソの絵にすり替えるのであった。

礼子先生は子どものバイオリンの発表会に行くのを躊躇っていたが、俺に背中を押されて会いに行くことにする。
そして新しい母親のこと、子どもの幸せを考えて
「しばらく会えないけど、いつも心にいてこうちゃんのこと思ってる」
と伝えるのだった。ああ、やっぱり微妙に幸薄い感じのする小西真奈美さん。可愛いのに~

んー?途中で話が見えなくなった。
そうか、本物の宗野は新聞記者だったから、社会正義のために危険な潜入捜査的なことをしてたわけか。
そのために子どもたちを置いて出てったんだね、なるほど。
双子と俺の別れのシーン、哀しい…。
「面倒くせーことばっかりだったけど会えて良かった。お前らみたいなくそガキ、ぜってぇ忘れてなんかやらねえよ」
っくー!!素直じゃない俺、かっこいい~!

そしてパナソニックシアターのメッセージは
「偽物だ、本物だというが、人の心を打てばそれは全部本物だと思うが」
その台詞をピカソに言わせちゃうんだ…まあいいけど。
要は何を本物だと思うかの基準はそれぞれの人の心の中にあるってことか。

そしてオチは、双子の父・宗野はまだ追われている身で、双子に危害を加えるわけにはいかないと思い、会わずに再び失踪してしまい、俺がまたもや代理の父親になるということで。チャンチャン。

最後の「ったく、面倒くせえなあ」と言った後の上川隆也の表情、サイコーだった。
それにしてもこの人、なんでこんなに立ち姿がサマになるんだろうか。惚れぼれする。

「カエルの王女さま」第3話

2012-05-21 | 2012春ドラマ



『カエルの王女さま』第3話

倉坂 澪   …  天海祐希
井坂 忠子  …  石田ゆり子
野々村真昼  …  大島優子
馬場みぞれ  …  大島蓉子
皆川 玉子  …  菊池美香
羽田 南   …  福原美穂
高垣 忍   …  千葉雄大
乾 一希   …  玉山鉄二
井坂 哲郎  …  小泉孝太郎
井坂 清忠  …  岸辺一徳
桜井 玲奈  …  片瀬那奈

地方新聞に取り上げられて浮かれている『シャンソンズ』の皆さんであるが、倉坂のパッションはとどまるところを知らないのである。
そう、音楽はパッションだ、体力だ、貧相なダンスと歌声じゃダメなんだ~~!!!
過去の栄光を振り返るな、前に向かって進めッ!

もう宗教みたいになってるぞ、大丈夫か?

で、次はロックだ…って。伝説のロックシンガー乾(玉山)をメンバーに引き込むために半ば無理矢理な展開ではあるね。
でも私としても玉山鉄二、はよメンバーになれとは思っている。
しかしロックて言ったらブルーハーツなの?そうなの?私、違うイメージなんだけど…まあいいか。
じゃあ爆風スランプでもいいな。
前回は米米クラブで『浪漫飛行』などでした。米米クラブは私の中では数少ない邦楽のファンク。
でもレベッカはロックだ。間違いない。
女性だけじゃ声に厚みが出ないから、乾をメンバーに引き込もうとする倉坂。
乾はなんと忠子の夫・哲郎(小泉孝太郎)と高校の同級生だった。これ多分重要。
それとこの哲郎、『シャンソンズ』の一員で職場の同僚の玲奈(片瀬)と不倫関係?だったようなのだ。

みんな現状に怒りや問題ややりきれない矛盾を抱えていて、それぞれにドラマがある。
伝説のロックシンガーだった男も、テレビのオーディションで決勝に行く直前にビビっちゃって声が出なくなってしまい逃げ出したという過去を抱えていた。
そんな過去の傷を今さらほじくり返して抉ってやるなよと思うものの、過去から逃げ続けてる乾の今が救われるにはそれが必要だと思う倉坂。
まだ燻ぶってる夢があるのに終われない、って、この台詞すごい爆発力を秘めてると思う。
若くても年をとっても、燻ぶったままでは終われない。
ほんと、そう思う。

今回の私的倉坂名言。
「力を尽くしもしないで無理だなどと言うな」
「屈辱から目をそらしていても風向きは変わらない。風向きを変えたいなら自分で風を起こせ」
「ダメな自分と闘え」

若干説教くさくなってきたような気はするけど、倉坂自身も進退極っているわけで、自分に言い聞かせてるんだよなと思えるところが好感を持てる理由なのかもしれない。
ただこのドラマの難点も見えてきた。
歌、である。
天海さん以外は歌手らしい歌手は出ていない。(今のところ歌っていないモダンチョキチョキズの濱田マリさんにひそかに期待している)
それにショークワイヤというにはメンバーも少な過ぎる。
それを補うために声を重ねているのかエフェクトをかけているのか(両方か)、ともかく加工しているのだけど、加工自体は仕方がない、そこまでリアルを追及する必要もないし。
劇中では練習場で照明ガンガンだったり、ギタリストしかいないのに伴奏フルバンドだったりするので、そもそもそういうところにリアルを求めるドラマじゃないわけで。
ただ加工の仕方というか、あまりにもデジタルな感じの音になり過ぎてると思うんだけど、聴覚が過敏なせいなのかしら。
キンキンするというか、シャリシャリするというか。まあこれは好みの問題だと思います。
ドンシャリが好きな人もいればそうじゃない人もいるから、比較的上手く聞こえて万人受けするバランスを探してこうなったのかなーとは思いますが、私はそういう意味では少し苦手な感じの音だ。
天海さんの『あの鐘を鳴らすのはあなた』はほんっとに良かったので、また渾身のソロないかなーと楽しみにしております。

「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第4話

2012-05-19 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第4話

安積 剛志  …  佐々木蔵之介  
尾崎 誠   …  小澤征悦    
小池 竜也  …  福士誠治    
結城 沙緒里 …  比嘉愛未    

丸岡 喜一郎 …  六平直政    
木村 千春  …  加藤夏希    

城戸 章弘  …  合田雅吏    
真山 塔子  …  高島礼子    
川口 総太郎 …  里見浩太朗   

え?潜入捜査なんだ…小池くんエピ回。ピンクの柄シャツも似合うね、小池君。

ということで。
『ハンチョウ』の4話です。遅いよッ!!

宝石強盗が宝石横どりされたって、間抜けな話から始まって、横どりしたかもしれない相手のところに潜入する小池君。
イレギュラーな部署だからイレギュラーなお仕事が来るのか。
そんな簡単に潜入の仕事なんかするなよ。
しかも潜入先で携帯で連絡取り合うとか、危なっかしくて見てられん。
ドラマ的にはバレた方が面白いとかそういうことか?
いや、そもそも潜入捜査は日本では違法か。
公安あたりはやってるんだろうけど、どちらにせよおよそ潜入の素人の小池にやらせるとか、危なすぎるって素人の私でも判断できちゃうけど。
刑事ドラマで限りなくリアルを求める必要はないと思いますけど、あまりにもアリエナイ感が満載っていうのもねぇ。
尾崎も安積も警部補なのにばりばり現場で捜査してる、とか、そういうことにはこの際目をつぶるけども。

まあ案の定このど素人は潜入先の相手に感情移入し過ぎちゃって暴走。
ミイラ取りがミイラに、じゃないけどその辺りの感情のコントロールが潜入捜査では一番難しいんだろうなあと思う。
命が危険だっていうことは最初から用心してかかってるけど、感情が引きずられるのは想定していても制御しきれないかも。
暴走しかかったところに安積さんが来て、「仲間を信じるんだ」だってさ。
「あいつは犯人じゃない、友達思いのいいヤツなんです」
そう言って巻き込まれて命の危険に晒されたそいつを助けに行こうとする小池くん。
熱い、熱いねー!
結局刑事だって分かった後も、わだかまりなく~という月8らしい終わり方でした。

今回は「俺たちはチームだ」で、チームワークに焦点を当ててきたハンチョウ。
特捜の雰囲気も最初はバラバラとげとげしてたのが、なんかほのぼのしてきている。
尾崎は拳銃に関する過去があるみたいだけど、そこらへんのエピをどこに放りこんでくるか、だなー。
小澤さんがどうしても『相棒-劇場版Ⅱ-』の八重樫に見えてしまうのがツライ…こないだ地上波でやってたとこだもんで。

「Answer~警視庁検証捜査官~」第2話

2012-05-18 | Answer~警視庁検証捜査官~


『Answer~警視庁検証捜査官~』第2話

新海 晶   …  観月ありさ  管理官 警視(キャリア)
小暮 茂雄  …  片岡鶴太郎 警部補
長谷部 吉伸 …  五十嵐隼士 巡査部長
薄井 昭三  …  松重豊   係長 警部

永友 真一  …  田辺誠一 強行犯係管理官 警視
唐沢 潤平  …  橘慶太  強行犯係 巡査
幸村 勇   …  眞島秀和 強行犯係 巡査部長
有富 功   …  風見しんご 首席管理官 警視
武邑 嗣雄  …  田山涼成

東出 祐介  …  遠藤憲一 警察庁長官官房教養担当 主任
橘 ひとみ  …  西田尚美 東京地方検察庁 検察事務官
小暮 遥花  …  金井美樹


「答はもう出ています」
が新海の決め台詞である。

いまどき決め台詞…。『相棒』の杉下も「ひとつよろしいですか?」が決め台詞か?いやそれとも「細かいことが気になるのが僕の悪い癖」か。まあ『相棒』の話はいいや、オフシーズンだし。
この手の変人(名)刑事(あるいは探偵)が活躍する小説や漫画、ドラマではやっぱり決め台詞は必要なのか。
古今東西、皆なにかしら決まった言い廻しを使ってるのは確かだけど。

2話は検証に回ってきた資料の中の殺人事件について、疑問を持った新海が新しい目撃者を見つけ出してきちゃった、という。
捜査検証課で事件が止まると送検が遅れるため、検察から厭味言われて上の人たちがタイへンらしい。
しかも新海が引っかかって調べた事件16件のうち新事実が見つかったのは2件しかないっ!
そんなことの為に送検を遅らせてられんッとお怒りの有富首席管理官(風見しんご)であるが、
16件のうち2件もあったのかよ、って話である。
天下の警視庁捜査一課が手掛けた事件で(一課だけじゃないのかもしれんけど)分母がどのくらいかはしらないけど、そのうちの16件を検証した結果、2件に新事実が!!って。
見逃されたものもあるかもと思うと、世界一優秀な日本警察の名折れである、このドラマ。
その世界一優秀な日本警察の一員が新海なわけで、結果的には名折れではないのか。

それでまた冤罪ですよ。あのまま送検してたら罪を犯してない人を裁くことになるところだったよ。
新海がいなかったら大変なことになるよ。
ストーリーとしてはそんなに複雑ではない。
殺された女がすごーく嫌な感じに描写され、香水をちょっと拝借したせいでその女からいびられて殺してしまうヘルパーさんには、庇って犯人になってくれるホストだけどいい人の彼氏と嘘の目撃証言をしてくれる人がいる。
妊娠してた、とか同情をひくエピソードがあるにはあるんだけど、殺人を正当化できる理由なんて結局ないと思うからやりきれない。
殺意を抱くのを止めることはできないけど、実行してしまったらもうそこにはなんの正義もないのである。
無事に冤罪が防げて良かったね、では済まないような気がするなあ。

ところでこちらの捜査一課の伊丹さん的存在は永友管理官(田辺誠一)であるが、優しいもんである。
情報は共有、新海の疑問は素直に追及。
いや、これこそ真実を追い求める警察の姿だよね、間違ってないよ永友さんは。
なのにこの物足りなさはなんだ…
しかもちょっと歩み寄ろうかな?としたら
「やっとやる気になったんですか?この調子でお願いしますね~」
と軽く新海に言われちゃうのだった。小気味良いけど、小気味良いけどさ、もうちょっと新海を変人扱いしてほしいんですけど。
部下たちも素直過ぎてつまんない。あーつまんない。
まだ2話なのに、問題児・新海が警視庁にすんなり馴染み過ぎてるよ…

基本的にメインメンバーで演技に期待できるのは田辺誠一と松重さんくらいか。
片岡鶴太郎は相変わらずだし、五十嵐くんもなー…

「リーガル・ハイ」第2話

2012-05-17 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第2話

古美門研介  …  堺雅人
黛 真知子  …  新垣結衣
三木長一郎  …  生瀬勝久
沢地 君江  …  小池栄子
加賀 蘭丸  …  田口淳之介
井手 孝雄  …  矢野聖人
服部     …  里見浩太朗

脚本:古沢良太

事務所の経済状況が悪いため、金になる訴訟でも取ってこい!!→著作権侵害問題とか
の流れで「ねずみの遊園地がそれでどれだけ儲けてると思ってる!」っていいのか、その台詞。

というわけで『リーガル・ハイ』第2話でございます。おせぇ…。

有名な歌が自分たちの歌のパクリだと言い出すインディーズバンドの訴訟。
これだけいろんな音楽があれば古今東西似た歌詞や曲はゴマンとあるだろう。
リスペクト、という名前で同じフレーズを使うアレンジなんて普通にあるし、
パクったパクらないというのを証明するのは難しいよね、うん。
コード進行が同じだけでも『似てる』と感じることもあるし、歌詞に至ってはラブソングでオリジナリティを追及するのはかなり厳しい。
どことなく聞いたことのある感じ…というのはよくあることなんだけどね。
盗作を証明するのは本当に難しいことだと思う。
『類似性』と『依拠性』かあ。要はどれだけ似てるか、盗作した側とされた側に繋がりがあったかどうか。
有名な作曲家が素人同然のインディーズのパンクロックバンド。
どこに接点があるのか―。

どうせゴーストライターだよな、と思ってたらやっぱりそういう展開だった。
確かに2日か3日に一曲作る、それを何年も続けるなんて不可能だ。
モーツアルトのような天才でもない限り。
ゴーストライターの一人がかつてのバンド仲間だった。かあ。
切なくて泣けるよ、それ。

でも「歌が可哀そう」かあ。
和解に持ち込まれ、和解金も受け取らず「それがパンクってもんだよ」って、カッコいいなぁ。

古美門と三木の直接対決だったんだけど、結局白黒つかず。
三木は全力で古美門を潰すと決めた。それが『贖罪』だと言う。
贖罪。ここでも出てくるか、贖罪。

とにかくこのドラマ、テンションが高い。
堺雅人のテンション、なにあれ、である。この手の突出したキャラクターの方が地味で日常的な役より演じやすいかもしれないけど、何かを捨てるというか忘れなければできないよなあ。
ちなみに今回の盗作事件の歌を歌っていた歌手に友近が起用されてた。
カラオケみたいだった。