ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

『リッチマン、プアウーマン』 最終話

2012-10-24 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 最終話

ほんと、この男ばかだろ。

オトコマエ耀子ちゃんに「あんたバカ?」て言われてるけど。
真琴は自分に同情したんだーとかあいつは仕事がしたいんだーとか言って、結局自分の気持ちを自分から言おうとはしないのは狡いっていうんだよ?日向君。
振られるのが怖い、裏切られるのが怖いばっかりじゃ恋愛だけじゃなくて人間関係を築けない。
日向は才能も実力もあるけど、ごくふつーの人たちだってほんとは怖いけど、一生懸命誰かを信じてぶつかって生きてるんだからね。
あんたはちょっと甘え過ぎじゃないのか、と思う最終回。

真琴ちゃん、研究所のお仕事でブラジルに赴任することになってしまって動揺する日向。
この男はもっと動揺しまくればいいと思う。
電話して待ってるって言えば真琴が絶対くると思ってんだけど来なくて
「逢いたくない、好き過ぎてツライ」
って言われちゃうんだ、電話で。意味が分かんないから教えてくれって朝比奈に面会に行ったら
「好き過ぎてツライってのはお前の気持ちを知りたいってことだ」
と教えてくれちゃう朝比奈。

社員の名前も覚えてなかった日向が全社員の名前を言えるようになって、50億の融資もきちんと取りつけて『なんか普通になった』。真琴が変えてくれた自分を好きだと思う日向さん、ほら早く行かないと真琴ちゃんがブラジルに行っちゃうよ?

というわけでブラジルに行こうとする飛行機に搭乗する直前の空港のシーンですが。
まあちょこっと擦れ違うのはどきどきするし、尺も長過ぎなくて良かった。
「じゃあ、お前のことが好きだ」
「じゃあって、なんですか」
っていうのも良かった。空港でちゅーとか今時ちょっと韓国ドラマでもなさそうな展開だけど。
そして真琴がブラジルが地球の裏側っていうたびに『ブラジルの人、聞こえますかー』ていうサバンナ・八木ちゃんのギャグを思い出してしまうが。

朝比奈も出所してネクストイノベーションに戻り、真琴も帰って来て大団円。なわけですけどね。
最後に日向が写真を飾るシーンがあるんだけど、社員の結婚式とかそういう折々の写真を飾ってあって、人間関係に興味がなかった日向が変わったんだなと思うとなかなか感慨深い。
いろいろご都合主義的な展開も多かったけど、ダラダラ面倒なだけのドラマよりはそこそこスピード感もあって面白かったです。
若い社長とNo.2を見守る立場の佐野史郎の演技が最終回は光ってた。
そういう名脇役がいてこそドラマは面白い、とも思う。

以上。月9も完走。

『リッチマン、プアウーマン』 第9-10話

2012-10-09 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第9-10話

あーもう。
ちゅーしそうでしないとか、中学生の恋愛みたいである。これじゃ夏の海という記号化された雰囲気に酔うバカップルみたいだってさ。充分バカップルだよ、あんたたち…
無一文日向とにせカリスマの朝比奈の対比。今回のことで妹にもそっぽ向かれた朝比奈さんが実は一番心配だったりするな。
日向は周りに誰もいないようで真琴がいるし、無一文で住む家がなくても面倒見てくれる寺の住職もいる。
パーソナルファイル取り上げられたから燃え尽き症候群になってるところに、だっさいお役所的インターフェイスが不満な藤川(大地真央)から、こっそり真琴を通して日向に予算内で最高のインターフェイスを作るようにと依頼される。
すぐに元気になって頑張っちゃう単純な日向さん、良い意味でも悪い意味でも子どもっぽい。
朝比奈と一緒にいる真琴を見て嫉妬してるのに気が付いてないところがちょっとおかしい。きちんと恋愛したことないんだろうなと思わせる。
母親に捨てられ、信用していたパートナーに裏切られた日向は誰かを信じたり愛したりするのが怖いんだよねきっと。
でもそんな日向の作ったインターフェイスにわくわくして、当初ネクストイノベーションから一緒に来るはずだったプログラマー3人組が日向のもとにやってきた。

そして朝比奈はインサイダー取引疑惑で逮捕。
面会に行ってもあってもらえない日が続く日向。
一方仕事は真琴の指導もあって、順当に小さい仕事でももらえるようになってきたんですけどね。
真面目でまっとうに社員のために営業にまわって頭を下げる日向。
そうやってどんどん立ち直っていく日向を見ていると、真琴はなんだかさびしくなっちゃったんだろうなあ。
自分でなんでもできるようになった日向に、わたしはもう要らないんだな、って思ったんだろうね。
でも日向は「ただ顔が見たいだけなんだ」って、それは好きってことだろうよ。ったく。
日向は居なくなった真琴を探して、真琴の田舎に向かう。真琴は田舎に居なくて、本当は研究所に行ってるんだけどね。
ついでにご近所の日向の実母のところへ。このあたり、オトコマエの耀子さんが一役買ってるわけですが。
優柔不断キャラの日向だけではそこまで引っ張れないわなー。
電車で会うなんて出来過ぎの偶然だけど、まあ耀子しか使えるキャラがいなかったというのはある。
実母の住所を朝比奈から聞いて知っていたという伏線もひいてあったしね。
母子対面はあっさりと、母は気付かぬふりのまま、日向は母のオムライスを黙って食べて。
ここで母は実は気が付いてた、という種明かしがないところがいいと思う。気づいてたかどうかは視聴者にお任せなんだけど、まあ気づいてた、と思わせるように描かれてるよね、あれ。
母に憎しみも怒りもなく、ただ元気で良かったと思って末に、自分が一番会いたいのは真琴だと気が付いた日向である。
しかし研究所に会いに行ったのに、気持ち伝えられないまま
「俺はネクストイノベーションに戻る。朝比奈が帰ってくる場所を残したい」
とか
「お前は仕事頑張れ」
とか言っちゃう優柔不断男のまんまだった…。だあ~・・・

微笑ましい二人を眺める、というスタンスのドラマだったなあと思う。あと最終回を残すのみとなりましたが。
最近のこういうドラマにありがちなろこつな描写とかなかったし、ライトに見られる感じでした。
残念なのは真琴がどうしても東大理系女子に見えないことだわ…好きな男に振り回されてるただの女子になっちゃってて、
本当は東大理系、記憶力はずば抜けているという超優秀な女子が、カリスマ男に惚れて・・・といきたかったのだろうが、前半の設定が活かしきれないまま、ただ真琴が「日向さんかっこいい~っ」ばかり言ってる印象が抜けないのが残念。
これ、普通のその辺の女の子ならそれでいいんだが、なんのための設定なの?と思うレベルでした。



『リッチマン、プアウーマン』 第8話

2012-10-01 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第8話

夢も希望もお金も失って弱った惚れた男を見るってのはなあ…
女ってのは基本的にそういうのは見ないふりができないんである。
まあ昨今はそうでもないのかもしれませんがね、案外。
弱っててどうしようもない男なんかとっとと見限って、はい、次。という人生の選択もないわけではない。

でもねぇ…やっぱり。
何もかも身ぐるみ剥がれた男のために自分の就職も投げ出して、仕事のパートナーとしてついていくってのは、もう女として究極の幸せ、のような気がするのは少し病んでいるのかもしませんな。

日向は朝比奈に追い出されたんだけど、一部の社員を引き抜いてパーソナルファイル事業だけで新会社を設立するつもりだった。
しかし先回りした朝比奈が大手と提携してパーソナルファイルをネクストイノベーションの事業として、記者発表してしまう。
まさに「俺がここまで来れたのは朝比奈がいたからだ」と日向が言った瞬間に、それがテレビで放送されてそしてご本人登場である。
パーソナルファイル事業が日向のものではなくなった以上、社員たちは当然誰もついていかない。
一人でご苦労さん、とばかりに追い出される日向を追った真琴は
「今の俺はお前には見られたくない」
と一度は日向に拒まれるが、今度はそれにめげずに追いかけて、とうとうバイク二人乗り達成である。
そしてパートナーの位置をキープである。やるな真琴。
だいたい「今の俺をお前に見られたくない」っての、それ告白ですわねえ…
この二人の場合どちらも鈍いから気が付いてないようだが、それは告白である。

そして朝比奈。
あんたもほんとは日向が一番大切だったんじゃないの?
大切で羨ましくて、憧れて、それが行き過ぎて憎しみになってしまったのではないのか。
二番手に甘んじている自分を卑下して、でも二番手なのは日向がいるから、日向がいなければ自分が一番でいられる、なんて本当はそんなものは幻想だって分かってるんでしょうにねぇ。
二番手、なんじゃなくて、ブレーンとして一番能力を発揮できる、では満足できないのが男性の野心というものなのだろうかね。

まあこのクーデターの結末をどう締めくくるのか、という点でもなかなか興味深いドラマである。
それと新しくここから始めるっていう日向と真琴が、一体なにをやらかすのかも興味深いね。
もう8話、あとは畳みかけるように見せてくれるはずである。

『リッチマン、プアウーマン』 第7話

2012-09-22 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第7話

日向 徹   -  小栗旬
夏井真琴   -  石原さとみ
朝比奈耀子  -  相武紗季
朝比奈恒介  -  井浦新
安岡倫哉   -  浅利陽介
小川聡史   -  中村靖日
細木理一   -  植木紀世彦
宮前朋華   -  八木のぞみ
立石リサ   -  舞川あいく
吉田一雄   -  鹿内大嗣
山上芳行   -  佐野史郎
小野遥香   -  野村麻純
久我友樹   -  古川雄輝


あー良かった。
あのまま耀子となんかあっちゃったりなんかしたら面倒なことになっちゃうじゃん、とどっきどきしたー。
いや、簡単にそういう関係になっちゃうドラマなんてさ、もう見飽きちゃったというのもある。
だからわたしは耀子とキスで思いとどまった日向(という設定にした脚本)は評価する。するぞ。

あら、朝比奈さんってマジで真琴のこと好きだったの?それもビックリだなー、まあ本気かもな?とは思っていたが。
いやまだ分からん。
日向の敵だったのが味方にまた戻ったような素振りもあるけど、今のところ朝比奈の狙った通り日向は持ち株を全部担保に入れる羽目になったわけだし。
このままだと下手すれば日向は大金持ちから一気に一文無しに転落することになるんだよな、ふむ。
ところが朝比奈の予定に反して山下(経営陣の一人・佐野史郎)がいきなりのクーデターを起こしちゃうという。
日向、代表取締役解任。
社長が朝比奈で、日向が副社長。でもこれって朝比奈の筋書きじゃないと思うんだけど。陳腐過ぎるし。
まあ画策してたのは確かだけど時期尚早だったんじゃないの?
結果としてその時期尚早が裏目に出るに違いないぞ、多分。

朝比奈が日向をどうにかしようと裏で動いていたことを知った耀子。
だが耀子は兄の裏切りをどうしても日向に打ち明けられない。
日向の気持ちが自分に向いていないことも分かってるから、余計なのかもしれませんがねえ。

そしてすごい告白だわ。
「わたしは日向さんと一緒に働きたいです」だよ。「日向さんが好きなんです」じゃなくて。
真琴は一流企業の研究員への就職が突然に決まって、インターン期間も残すところあと5日という状況でのこの告白。
日向は「選ぶ道を間違えるな。」って研究所への就職を押しちゃって、日向も四面楚歌ではある。

日向に送られてきた本日付け解雇メール。
それはいつも日向が社員に送っていたメールだった。

しかしかつて解雇したひとりのプログラマーから、朝比奈の裏切りの情報がもたらされる。
次回以降どう反撃するのか、というのが見どころですな。

オトコマエ耀子ちゃんと耀子ちゃんとこのシェフのノギさん(だっけ?)との関係も気になるところだし、
真琴も窮地の日向を置いてはいけないだろうし。
7話、しかし中だるみなし。今回の月9は大変頑張っていると思う。
ところで石原さとみちゃん、なにあのつるっつるのお肌!!つるっつる!!さわりてー(おっさんか)

『リッチマン、プアウーマン』 第6話

2012-09-12 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第6話

真琴は夏休みの間だけの契約だったんすね?なるほどなるほど。

朝比奈が起こした反乱で、大量の個人情報の流出と株価の急降下という事態にみまわれたネクストイノベーション。
勿論まだ朝比奈は尻尾を出さないどころか、日向の味方を装っているわけである。
そんなときの株主総会で、お金のことばかりしか言わない人達の中で、日向に期待して投資したという無職の青年が「失望した」と訴えた。
日向はそれに真摯に謝罪する。
「いつか必ず君を喜ばせるから、君の持っている株は売らないでください」
みんな夢を見たいんだもん。たとえばビル・ゲイツとか、スティーブ・ジョブスみたいにさ、わくわくさせてくれる人に何かを託したいって思ってんだよ。
勿論株主はビジネスでもあるから、金銭の損失に対して社長が責任を問われれうのは当然のことだろうと思うが、それ以上に夢を見たいんだと思う、わたしも。

だってこのドラマ見てるとわくわくする。
恋愛なんかは割とどうでも良くて、むしろこの窮地を日向と真琴がどう脱するのか、朝比奈との関係はどうなるのか。
朝比奈のトラウマは癒されるのか、そしてこの大仕事は成功するのか。
キャストはあまり好きじゃないのに、面白いと思ったドラマは久しぶりだ。

「僕のやり方は間違ってたんだな」

間違ってたっていいじゃない。間違えたってやり直せばいいじゃない。
少し休んで誰かに頼って、そうしてまた歩き出せばいいのに…と思ってたら日向さん、真琴ちゃんに電話してた。
タイミング良く、というか悪くというかそこに耀子が来ちゃうというね、弱ってるとこにこれはなあ…
それがわざとってのもなあ…耀子キャラオトコマエだし結構好きなのに、ここの持ってき方、すごいやだわ。

真琴が日向を好き、というのも、ありがちなただの恋愛感情だけじゃなくてうまく仕事と絡めてあるのも見やすいドラマだと思う。
真琴が朝比奈に
「朝比奈さんが羨ましいです。日向社長を支えて行けるから」
て言った、その言葉はもしかしたら朝比奈の心を動かさないかなー。そうだといいなって思うのだけどね。

『リッチマン、プアウーマン』 第5話

2012-09-04 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第5話

日向 徹   -  小栗旬
夏井真琴   -  石原さとみ
朝比奈耀子  -  相武紗季
朝比奈恒介  -  井浦新
安岡倫哉   -  浅利陽介
小川聡史   -  中村靖日
細木理一   -  植木紀世彦
宮前朋華   -  八木のぞみ
立石リサ   -  舞川あいく
吉田一雄   -  鹿内大嗣
山上芳行   -  佐野史郎
小野遥香   -  野村麻純
久我友樹   -  古川雄輝

ふーん…
ここで日向さん逆境にさらされるという展開か。
朝比奈も心の中では日向をよく思ってないし、何か画策してるみたいだから、いよいよ味方は真琴だけ、になっていくわけであるよ。
まあ運用実験と称して一緒に田舎に行くというありきたりな展開は、ねえ?だけど。

片岡鶴太郎出てた。
日向の理解者的ないいポジで出てた。
なんか有名な文具デザイナー?かなんかで(きちんと見ろっつーの)、引退して田舎でトマト作ってた。
そこで日向は壁にぶつかるんだけど
「新しいものを作ったりやろうとすれば失敗したり非難されるけど、ものづくりはそこから始まるんだ」
って鶴ちゃんが真琴に話して、真琴が日向に伝えて凹んでた日向が俄然やる気になるのだった。

その間に朝比奈は着々と自分のストーリーを進めていく。
日向が株を売らなければならないように根回しをしてまんまと筆頭株主の座を手にする。
そして個人情報流出の筋書きを実行に移す朝比奈であった。

こえーな、朝比奈。
自分で怪我を演出してまで日向に恨みを持っている人物を動かして、日向を陥れていく感じがものすごい怖い。
人間の劣等感て、こういう風に出ちゃうんだなあと思うと、なんか怖い。
私自身の中にもそういう暗さみたいなものがあるからかなーと月9見て思ってみた。

そして恋愛模様のほうだけど、なんかちょっとどうでもよくなってきてる私。
今は耀子が優勢だけど、最終的には真琴、てなるのは分かっちゃってるんで、はらはらしない。つまんない。
あんまり切なくもないしなー…韓国ドラマみたいな切なさ全開の恋愛ものに慣れちゃうと、日本のドラマの恋愛ものってほんとさっぱりしてるな、と思う。
まあ歳のせいかもしれないけど。

『リッチマン、プアウーマン』 第4話

2012-08-27 | リッチマン、プアウーマン

『リッチマン、プアウーマン』 第4話

日向 徹   -  小栗旬
夏井真琴   - 石原さとみ
朝比奈耀子  -  相武紗季
朝比奈恒介  -  井浦新
安岡倫哉   -  浅利陽介
小川聡史   -  中村靖日
細木理一   -  植木紀世彦
宮前朋華   -  八木のぞみ
立石リサ   -  舞川あいく
吉田一雄   -  鹿内大嗣
山上芳行   -  佐野史郎
小野遥香   -  野村麻純
久我友樹   -  古川雄輝

心因性認識不全症候群という病気だそうである、日向さん。顔と名前を認識できないってことか。

最近初心者にパソコンを教える仕事を始めたんだけど、どんなに便利な機械やかっこいいソフトでも複雑なインターフェースを使いこなすのは、初心者には難しい。
日向の会社がやろうとしているプロジェクトは一般市民、老若男女が使うシステムなわけで、要はカッコよさや高機能なインターフェースよりも、シンプルで分かりやすいということが求められて然るべきなのだが、日向はなまじその分野で優秀過ぎるためにそこに気が付かない。
プロジェクトチームのメンバーも役立たず呼ばわりして解散してしまうし。
でもそれを気付かせたのは真琴だった。
区役所で皆がどういう点を不便に思っているのか、をサンプリングしていたら職質かけられたうえ、警察署に連れていかれちゃった真琴を日向が迎えに行ったわけですよ。
で、そのかっこいいインターフェースを全然使いこなせない真琴を見て、「誰が使うか」が重要なんだと気が付かされる。

まあそんな色々な過程で朝比奈と日向の関係にも微妙なヒビが入り始める。
今まで朝比奈は日向と一緒に会社を一流にしようと思ってた。
でも日向は一流の会社になんか興味はなくて、サイコーのものを作りたいと思っているだけで。
「初めてお前に失望した」って言われちゃった朝比奈さんなので、これは本格的にヤバいのかもしれん。

ところで面白くなってきたのは、今まで人を覚えていないことは病気のせいだしどうでもいいと思っていた日向に、異変が起こるんだよな。
覚えていないってことは相手を傷つけてるんじゃないかって、真琴の姿を見て気づく。
でもそこに朝比奈の妹が絡んできちゃって、話がややこしくなるんだわな。
真琴は日向のこと好きなんだろうし、耀子もそりゃあ好きで。今のところ行動力のある耀子が一歩リードしているように見えているが、真琴は日向にはいなくてはならない存在になるんじゃないのかなあ、と思う。

そんなこんなで恋愛要素もじわりと進んでは来ているわけだが、そっちはどうでもいいかなー。
朝比奈と日向の関係がどう展開していくのか、が気になるわたしである。
男のプライドと嫉妬をどう扱うか、ってのはドラマの要素として方向を間違えるとつまらなくなっちゃうからなあ。

『リッチマン、プアウーマン』 第3話

2012-08-22 | リッチマン、プアウーマン

『リッチマン、プアウーマン』 第3話

日向 徹   -  小栗旬
夏井真琴 / 澤木千尋 - 石原さとみ
朝比奈耀子  -  相武紗季
朝比奈恒介  -  井浦新
安岡倫哉   -  浅利陽介
小川聡史   -  中村靖日
細木理一   -  植木紀世彦
宮前朋華   -  八木のぞみ
立石リサ   -  舞川あいく
吉田一雄   -  鹿内大嗣
山上芳行   -  佐野史郎
小野遥香   -  野村麻純
久我友樹   -  古川雄輝


ホンモノの澤木千尋(日向の母親だけど)は万田久子やったわー。びっくらこいた。
しかも若い時に会ってたんだね、真琴と日向。
母親を探しにきた日向は東大落ちちゃった真琴に澤木千尋を知らないか?と尋ねて。
で、真琴はお母さんのこと知ってたのに言わないでってお母さんに頼まれてたから結局二人を会わせなかった。
それを真琴は今も公開しているようである。なるほど。

さて日向の会社ネクストイノベーションでインターンとして働くことになった真琴。
なかなかドロドロしてるわけですわ、この会社ってばさ。3ヶ月毎にプログラマーがメールでクビになるとか、ちょっと記号的過ぎてなんなんだけど。
それでもクビになった後で頑張ってゲーム作ってきたヤツに「出資してやるから起業しろ」とかね。
子どもみたいに面白がってるという日向。それに対して朝比奈はかなり複雑な気持ちを抱えている。

あちこちでいろんな偶然が重なって耀子は日向を好きって言い出すし、真琴もほんとは日向が好きなんだろうし、そのあたりは月9らしいポイントも押さえている。
致命的なのはわたしにとって小栗旬はかっこよく見えないんだ…少なくともあいぶさきちゃんといしはらさとみちゃんが取り合うほどは。
むしろ屈折しまくってる朝比奈役の井浦さんの方が好み。誰かわたしと朝比奈を取り合わないか?

そんなことをほざくくらいしか書くことがないくらい3話も薄めだった。
最後にとうとう真琴が日向の母の名前を語っていたことを口走って、「もう俺にその顔を見せるな」と言われたけど想定内だもん。
だって結局母親の居場所と情報は真琴が知ってるわけだし、一時的に感情の面から彼女を遠ざけたとしても、本当に母親を探すなら真琴を懐柔した方が合理的だろう。
母親の件についても、日向の合理主義が働くのかどうかが今後のみどころかもしれませんな。

一応恋愛模様は今のところ真琴が圧倒的に不利ということで。


『リッチマン、プアウーマン』 第2話

2012-08-18 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第2話

日向 徹   -  小栗旬
夏井真琴 / 澤木千尋 - 石原さとみ
朝比奈耀子  -  相武紗季
朝比奈恒介  -  井浦新
安岡倫哉   -  浅利陽介
小川聡史   -  中村靖日
細木理一   -  植木紀世彦
宮前朋華   -  八木のぞみ
立石リサ   -  舞川あいく
吉田一雄   -  鹿内大嗣
山上芳行   -  佐野史郎
小野遥香   -  野村麻純
久我友樹   -  古川雄輝


寂しい男だよね、日向はさ。
一度会った人の顔と名前が覚えられない病気?障害?とかそういうことじゃなくて、母親のトラウマに関わってこういう人格が形成されたのかもしれないけれど、それにしてもなあ…人間として何かが欠けてるという感じがする。
それがこのドラマのウリなんだろうなあ、まんまとはまってる視聴者の一人である。

さて千尋なのか真琴なのかとにかくどっちかはっきりしてほしいところだが、今のところ澤木千尋として日向の会社で総務省関連の臨時の仕事を続ける真琴。
偽名なのはとっくに日向のブレーンの朝比奈にバレてんだけど、朝比奈にとっても何かウラがあって黙認することにしたようだ。
ところが結果的に総務省側にバレちゃって、その問題でせっかく就職活動で最終面接まで行ったのにそれをすっぽかしてしまう千尋。
で、その総務省の事務次官(大地真央)に謝罪に行ったり地道な努力しかできない千尋ちゃんなんだけどさ、そこは仕事で見せつけて挽回してしまう日向だったりして、有能には違いないのである。
素直じゃないというか、感情の表現が下手というか、そこも面白がるところなんだろうけどやり過ぎ感は否めないが。

朝比奈と日向の関係が実は微妙だという方が、わたしは面白い。
朝比奈が何企んでんだ?という感じ。井浦新はこういう癖のある役をやらせたら本当にいい演技をすると思う。
自然に癖がある、というか。
それと朝比奈の妹・耀子役の相武紗季がオトコマエだ。こういう感じの方がブリブリした女子っぽい役より好きだなあ。
あとは大地真央。キレイな上にカッコ良過ぎて。さすがの男役スターの貫録。この人現役当時は「タカラヅカに大地在り」と言わせたくらい人気あったらしいからなあ。

1話、2話とまだ人間関係的なことに時間を割いているせいか、中身は薄い。
新鋭IT企業のクセに結構な男社会体質だったり、耀子がチーフを務めるレストランでも男社会だったり、まあ実際日本の社会はそうなんだろうからむしろそこはリアルかもしれないが、そういう細かいところにかなり時間を割いている。
後半ストーリーに大きく絡む伏線なんだろうかね?

主演二人の演技がまだまだ、というところを周りがうまくフォローしてバランス良く見せているドラマではある。
小栗旬と石原さとみがまだまだ――て言うといろんなところから怒られちゃいそうだけど。



『リッチマン、プアウーマン』 第1話

2012-08-02 | リッチマン、プアウーマン

『リッチマン、プアウーマン』 第1話

日向 徹   -  小栗旬
夏井真琴 / 澤木千尋 - 石原さとみ
朝比奈耀子  -  相武紗季
朝比奈恒介  -  井浦新
安岡倫哉   -  浅利陽介
小川聡史   -  中村靖日
細木理一   -  植木紀世彦
宮前朋華   -  八木のぞみ
立石リサ   -  舞川あいく
吉田一雄   -  鹿内大嗣
山上芳行   -  佐野史郎
小野遥香   -  野村麻純
久我友樹   -  古川雄輝

いきなり非現実的な感じだけど、今ってこうなんだろうか。
東大の理学部で就職の内定が4年になっても取れないとか。女子だから?
有り得ないと思うけどねえ。
わたしが4回生の頃は就職氷河期と言われてた時期だったから、私学文系4年生卒女子の就職は本当にきつかったもんだが、国立理系男子は青田買いなんて言葉があって、大手企業から2年の終わりくらいから唾つけられてたらしい。
今は学歴社会じゃないから…ていう演出?ねえよ!と言いたいけど、まあドラマだからな。
フィクションですから。それに久しぶりに月9見る気になったんだから楽しむことにしよう。

母親に捨てられた過去を持つIT企業の社長・日向。その会社の就職説明会にまだ一社も内定がない真琴(石原)が。
で日向にぼろくそ言われた上に「君は日本の教育の失敗例だ」とまで言われる。
ひでえ。まあ私も失敗例の自信はあるけどね。

設定として興味深いのは日向は人の名前と顔を一度会った程度ではまったく記憶できないこと。病気らしい。
反対に真琴は記憶力がものすごく優れているのである。
(その記憶力を買われて、バイト的に日向の仕事を手伝うことになるのだが)
そんな日向が真琴を一発で覚えたのは、真琴が日向の母・澤木千尋の名を名乗っていたせいで、それが偽名であることを日向の共同経営者・朝比奈に突き止められてしまう。

ドラマのストーリー自体は一種のシンデレラストーリーなんでしょうけど、シンデレラストーリーは巷にあふれている(特に韓国ドラマ)ので、日本のドラマらしさを見せて欲しいところである。
母親の話や偽名の話など伏線はちょこちょこ見せているので、うまく回収してまとめてほしいと思う。

わたし個人としては朝比奈役の井浦新さんが個性的で好き。役柄としてもどう立ち回るのか興味深い。
久しぶりに面白そうな月9である。