ちょびっと♪日記

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「カエルの王女さま」第3話

2012-05-21 | 2012春ドラマ



『カエルの王女さま』第3話

倉坂 澪   …  天海祐希
井坂 忠子  …  石田ゆり子
野々村真昼  …  大島優子
馬場みぞれ  …  大島蓉子
皆川 玉子  …  菊池美香
羽田 南   …  福原美穂
高垣 忍   …  千葉雄大
乾 一希   …  玉山鉄二
井坂 哲郎  …  小泉孝太郎
井坂 清忠  …  岸辺一徳
桜井 玲奈  …  片瀬那奈

地方新聞に取り上げられて浮かれている『シャンソンズ』の皆さんであるが、倉坂のパッションはとどまるところを知らないのである。
そう、音楽はパッションだ、体力だ、貧相なダンスと歌声じゃダメなんだ~~!!!
過去の栄光を振り返るな、前に向かって進めッ!

もう宗教みたいになってるぞ、大丈夫か?

で、次はロックだ…って。伝説のロックシンガー乾(玉山)をメンバーに引き込むために半ば無理矢理な展開ではあるね。
でも私としても玉山鉄二、はよメンバーになれとは思っている。
しかしロックて言ったらブルーハーツなの?そうなの?私、違うイメージなんだけど…まあいいか。
じゃあ爆風スランプでもいいな。
前回は米米クラブで『浪漫飛行』などでした。米米クラブは私の中では数少ない邦楽のファンク。
でもレベッカはロックだ。間違いない。
女性だけじゃ声に厚みが出ないから、乾をメンバーに引き込もうとする倉坂。
乾はなんと忠子の夫・哲郎(小泉孝太郎)と高校の同級生だった。これ多分重要。
それとこの哲郎、『シャンソンズ』の一員で職場の同僚の玲奈(片瀬)と不倫関係?だったようなのだ。

みんな現状に怒りや問題ややりきれない矛盾を抱えていて、それぞれにドラマがある。
伝説のロックシンガーだった男も、テレビのオーディションで決勝に行く直前にビビっちゃって声が出なくなってしまい逃げ出したという過去を抱えていた。
そんな過去の傷を今さらほじくり返して抉ってやるなよと思うものの、過去から逃げ続けてる乾の今が救われるにはそれが必要だと思う倉坂。
まだ燻ぶってる夢があるのに終われない、って、この台詞すごい爆発力を秘めてると思う。
若くても年をとっても、燻ぶったままでは終われない。
ほんと、そう思う。

今回の私的倉坂名言。
「力を尽くしもしないで無理だなどと言うな」
「屈辱から目をそらしていても風向きは変わらない。風向きを変えたいなら自分で風を起こせ」
「ダメな自分と闘え」

若干説教くさくなってきたような気はするけど、倉坂自身も進退極っているわけで、自分に言い聞かせてるんだよなと思えるところが好感を持てる理由なのかもしれない。
ただこのドラマの難点も見えてきた。
歌、である。
天海さん以外は歌手らしい歌手は出ていない。(今のところ歌っていないモダンチョキチョキズの濱田マリさんにひそかに期待している)
それにショークワイヤというにはメンバーも少な過ぎる。
それを補うために声を重ねているのかエフェクトをかけているのか(両方か)、ともかく加工しているのだけど、加工自体は仕方がない、そこまでリアルを追及する必要もないし。
劇中では練習場で照明ガンガンだったり、ギタリストしかいないのに伴奏フルバンドだったりするので、そもそもそういうところにリアルを求めるドラマじゃないわけで。
ただ加工の仕方というか、あまりにもデジタルな感じの音になり過ぎてると思うんだけど、聴覚が過敏なせいなのかしら。
キンキンするというか、シャリシャリするというか。まあこれは好みの問題だと思います。
ドンシャリが好きな人もいればそうじゃない人もいるから、比較的上手く聞こえて万人受けするバランスを探してこうなったのかなーとは思いますが、私はそういう意味では少し苦手な感じの音だ。
天海さんの『あの鐘を鳴らすのはあなた』はほんっとに良かったので、また渾身のソロないかなーと楽しみにしております。