ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

『ドクターX―外科医大門未知子―』4~6話

2012-12-13 | 2012秋ドラマ


『ドクターX―外科医大門未知子―』4話~6話

はいはいはいはい!!
 
という感じの勢いでばんばん手術していく大門先生(同僚医師曰くデーモン先生)であります。
他の医師なら3時間かかるオペも1時間でこなし、オペが苦手でびびっちゃってる教授(お腹開いてから何しとんじゃ、こんな医者勘弁しろ)の後を引き継いでオペをやるという勢い。
某大学病院のいわゆる分院である病院内では院長争いが常に起こっており、既に最初の院長は病に倒れ、その後に伊東四朗が院長に就任している。
無論この新院長も本院の院長になるのが目的なのでしょうが、実はこの人が大門未知子の父親の診療所を潰したらしいという因縁のある人物。
なんと紹介所のオーナー神原(岸部)とこの院長と美知子の父親が医大の同期という設定。
地位名誉にしか興味のない院長とお金にしか興味のない神原。大門父だけがまともな医師だったと神原自身が言っていました。
で、なんだかゆえあって、院長が大門父を窮地に追いやった様子。
大門父はその時、神原から多額の借金をしたため、未知子がそれを返済中…ということになってるが、実は神原さんはいい人そうです。

3話分をこんな感じでまとめちゃって、しかも主役の話が全然出てこないのもなんなのですが。
ものすごーく人をくったようなキャラなのに実はすごーく優しいデーモン閣下じゃねえや、大門先生。
旧知のお豆腐屋さんが肝臓の難しい腫瘍でもう助からないと知って、手術して助けようとするクダリは泣ける。
そのお豆腐屋さんは結局オペ当日の朝に亡くなってしまって助けることはかなわず(でも思いっきりフラグ立ってた。前日の夜に大門先生と医局の下っ端(田中圭)と看護師さんと、トランプで盛り上がってるシーンで)、しかしそのお豆腐屋さんと同じ病気と判明した、未知子を嫌っている上司の鳥居教授をオペする伏線なのでした。

それからドクターXは海外で何かあったらしい。
難しいオペに成功したのに、その患者が1ヶ月後に亡くなっていて、それと全く同じオペを1話か2話でやってるんだよね。これはかなり大きい伏線なのではないかと思われまするよ。
今のところドクターXが未知子ってのは神原しか知らないようだが、院長はもうアタリをつけている。
「ドクターXがいるならドクターYやドクターZもいるんでしょうかねぇ」
って神原がしらばっくれるシーンで「シティハンターかっ」と突っ込んだら年齢がばれるな、全力で突っ込んだけど。

名麻酔科医の役で内田有希が出てるんだが、この城之内先生と大門先生のやりとりが面白くて好き。
女同士なのに?女同士だから?なんか分かり合ってる感じが大好き。
内田有希の離婚した夫役に福士くん出てるけど、ちょっと無理があるなあ…いや福士くんはカッコイイ。それは変わらないが。
内田有希、相棒出たことなかったかしらね…是非出て欲しい女優さんのひとりである。
髪型可愛くて好きだ…
(先日行った美容院で少年みたいにカットされてしまって、女らしい髪型を見ると切ない)


話題のPCネガネを購入

2012-12-05 | 雑記


30代後半から老眼は始まると言われています。

といういきなり言い訳がましく始めたのですが、実は昨年眼鏡の左レンズの度数が強過ぎることが判明。
自宅用に、とその時一段階レンズの度数を低くした。
運転するときなどはもともと使っている眼鏡でなければ、まだ少し不安。
しかし度が強過ぎると、自宅にいるときやPCで作業をするときには、疲労が早く頭痛もしてくる。
(もはや小説を読むときは眼鏡をかけていない)

昨今のデジタル機器事情もあり、スマートフォンにタブレット、ノートPC、液晶テレビ。
どれも眼精疲労が増すブルーライトをガンガン出しているわけで、いやはや。
高精細液晶の機器ほどブルーライトの割合が多く(そりゃ色をくっきり見せるということに特化すればそうなるんでしょうが)PC作業が多く地味にガジェットオタク気味のわたしも、いよいよPCメガネに挑戦した。

今回購入したのはJinsのカスタマイズ(度付き)クリアPCレンズ。
ブルーライトカット率はブラウンレンズがいいのだが、モニターの色が替わりすぎるのは仕事で困ることがあるため。
Jinsは度なしで4000円弱で買えるため、目の良い家人の希望でJinsにしましたが…

フレームの選択肢が少ない。
安いけどね、確かに。
でもちょっとおしゃれだなと思うフレームはだいたい9990円とかだ。
それにPCレンズをカスタマイズすると3990円プラス。
結局今回は安さ追及で(でもセルフレームが超絶似合わないので)5990円のフレームで作りました。

ちなみにわたし、普段は眼鏡市場でちょっと個性的なフレームを選ぶ派。
眼鏡市場も賛否両論あるけれども、正直今回は眼鏡市場のゼログラを買っておけば良かったと後悔した。

何ってまずろくなフィッティングをしてくれない。初日から耳の上のとこが痛い。
色々な眼鏡屋さんをめぐってきたわたしとしては、多分Jinsのフィッティングでは無理だろう。
近所の愛眼がうまいんだけど、ちょっと行きづらい…。
それから「リビングでテレビも見ます」と言ったのに、リビングでテレビを見たら字幕がぼやける。
完全にPCモニターの距離に合わせていて、PCとテレビと家事とでいちいち眼鏡を掛け替えなければいけない。
これは保障があるので作り直してもらえるんだけど、フレームが重いのと痛いのはどうしようもない。

目が良くてPCとテレビを見るだけにPCメガネを購入した家人は大変満足の様子なので、
ひとえにわたしの視力に合わせるのが難しいということだろう。
なにしろ眼鏡かけっぱなしなので、痛くなる確率だって高いのだ。

ど近眼に乱視、しかもじわりと老眼が始まっているわたしの目に合うPC眼鏡はどこにあるのだろう…
眼鏡市場でも作ってみようか、と画策中である。

Jinsの良いところ
 店舗数が多く、通販も可能。
 PCメガネでもクリアなら大抵の度数は30分でできる(色つきは一週間以上)。
 セルフレームが安い(似合う人はオススメ)。
 度なしはその場渡しで3990円。簡単、安い。

Jinsの微妙なところ
 フィッティングが苦手(だと思われる)。度なしはフィッティングなし。
 フレームの選択肢が少ない(こだわらない人は良いと思われる)
 
悪くはないのだけれど…わたしのニーズには合わなかった。
PCメガネだから安いのでいいわーと思ったのだが、実際は使う時間が長いので軽くて楽な掛け心地を追及した方が良さそう。
ゼログラをオシャレメガネに買うつもりだったが、PCメガネにカスタマイズしてもらおうかと悩む。
(ちなみに眼鏡市場ではデジタルカットレンズは+2100円、納期は約一週間)

肝心のPCレンズの見え具合だが、クリアレンズでもかなりブラウンがかって見える。
モニターの白い画面がクリーム色がかって見えてます。
これはブルーライトをカットしているのでやむを得ないのですが、確かに疲れは軽減されているので効果はあると思われます。
晴れた日の屋外も楽。車の運転さえしなければ普通に買い物くらいには行けます。

Zoffも気になるけど近くに店舗がないので…お高いけど眼鏡市場、一回行ってみようかなあ…


『ドクターX―外科医大門未知子―』1-3話

2012-11-26 | 2012秋ドラマ


『ドクターX―外科医大門未知子―』1-3話

私は医療ドラマは苦手だ。
刑事ドラマが好きなのにこういうことを言うのもなんだが、まず血が苦手…
で、手術シーンが苦手。
最近のドラマってなんか見せてくるんだもん…内臓的なものを。
あれが弱いもので、特に外科医ものとか救急ものとかは見ないようにしている。
それに、怖い病気の話聞いて少しでも自分に当てはまったりすると
(わたし?わたしもしかしてもしかする?)
って思ってしまう。本当は怖い家庭の医学の翌日に医者にやたら初診の患者が来るみたいな。
要は異常な怖がりなのである。

そこでこのドラマ。
大学病院の医局のシステムの崩壊によって、フリーランスの外科医が求められる時代であるという
一種のパラレル的設定のドラマなんだと思う。
「わたし失敗しないので」
と豪語して、医師免許が必要ではない仕事は一切しない主義のフリーの外科医・大門(米倉涼子)が、
苛々する感じの患者や医師や教授をばっさばっさ切って捨てる。
面白い、というかスカッとする。
録画して手術シーンは早送りしているのであっという間に終わるし(見てる意味あるんか?)
経歴としては軍医や海外での医師の経験を経て、というなかなかハードな逸材であるが、
怪しげな派遣所に所属していたり(ここの所長が岸部一徳)、設定はなかなか面白い。
今のところとても優秀で他の医師たちをあっと言わせる手術を披露しているところだが、過去になにか訳ありのようである。
それを後半に引っ張っていく感じもなかなか興味深く描かれている。
しっかしこの医者、露出がすげーわ。脚出し過ぎ(笑)
わたしだったらこの人主治医になったらちょっとビビる。
途中ひらっとした長めのワンピース着ていて、それはすごーく素敵だった。
まあそういうのも見どころのひとつではある。

米倉さんという女優さんは綺麗だしそれなりに力もあり、同性にも人気があるのに作品に恵まれない人だと思う。
なんというか日本のドラマの世界から逸脱してしまう存在感が問題なのかもしれないが。
ドラマの世界では背は高過ぎず、適度なプロポーションで、適度に可愛い女優さんが扱いやすいのかしらねえ。
米倉さんの場合、威圧感を感じるレベルの存在感なので軽いドラマには馴染まないのかもしれないなあと思う。
前に女性刑事ものやってて、アレがハマればいいのになあと思ったのだけど、ドラマがあまり面白くなかった。
今回はドラマの設定と筋が面白いので、私の中の米倉さんドラマのヒット作である。
数字取れてるかどうかは知りませんが…

というわけでこれも継続して見る、というかもう既にリアルタイムでは折り返しているわけである。
『温泉へ行こう』の再放送を見ているせいで録画ドラマの視聴がまったく追いついていない現状。
それと『相棒』の再放送、レギュラー的に毎日やるの、そろそろ許して…録画したらつい見ちゃうんだよー
特に亀山シーズン…面白い。ほんと、面白い(結局よろこんでる)
今一番見たいのは『刑事貴族』の再放送である。完全に昔を懐かしんでいるおばさんである。

『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』第1話~第3話

2012-11-10 | TOKYOエアポート


『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』第1話~第3話

<キャスト>
篠田 香織 - 深田恭子
酒井 真奈 - 佐々木希
山下 佑司 - 瀬戸康史
竹内 裕美 - 瀬戸朝香(特別出演)
結城 昇  - 時任三郎
川上 栄一 - 大塚ヒロタ
近藤 幸宏 - 要潤
岡本 哲治 - 長谷川朝晴
久保 悟  - 大高洋夫
氷室 一生 - 別所哲也
桐島 悠  - 佐藤江梨子
城之内 玲子- 山口紗弥加
西川 俊一 - 忍成修吾
本上 圭介 - 平岡祐太


グランドスタッフだった篠田香織が管制官になって、成長していく物語。なのか?
まだよく分からない。3話も見たのに。
管制官はチームワーク!って言ってたから、そっちの方に話を持っていくのか。
毎回なにかエマージェンシーが起こって、その度に篠田が頑張っちゃうというストーリーなので、深田恭子が苦手な人は見ない方がいいと思われる。いや既に折り返しかけてるけど。

篠田が管制官になった理由が事故で下半身麻痺の後遺症を抱えた元パイロットの本上というところもまあ予測はついてたけど、3話で明かされた。
しきりに「グランドから管制官に転職なんて珍しい」と言われていたので、そこは今後絡めていくということだろう。

見どころはサトエリである(違)。どうした、誰か分かんないくらい変わった(というか老けた?)よ?サトエリ。
わたしこの人嫌いじゃなかったんだけどなあ…急激に痩せすぎたんだろうか。
老けたといえば瀬戸さんもだ。あんなに美しかったのになあ、ショックである。
老けたっていうよりやつれてるっていう感じか。ヘアスタイル変えてもう少し髪の色を濃くした方がいいような気がするなあ。
役作りとか色々あるんでしょうけどねぇ…
それにしても瀬戸さん、特別出演なのに出ずっぱり。準主役級である。特別出演って結局なんなんだ?

あとは管制官の皆様の英語ね、うん。台詞に英語が多いから大変そうだな。NGかなり出てるんじゃないだろか。
そしてわたし的理想の上司の時任三郎。ここでも理想の上司さく裂である。

3話まで見た限りでは飛行機は安っぽいCGで、あとはセットばっかりでつまらない。
飛行機見るの大好きなのに(乗るのは苦手w)
韓国ドラマでチェ・ジウ主演の『エア・シティ』というのがあったけど、どうしても彷彿とさせるものがあるなあ。あれもあんまり面白くなかったけど、何かにつけて(恋愛にしても仕事にしても)ハードだからな、韓国ドラマ。
緊迫感はあちらの方が上というか設定の無茶ぶり具合があちらの方が上なんで比較するのもなんだけど、
日本って平和なのね、と思う次第であります。
国土交通省なども絡んでくる設定のようなので、今後に期待する。

『パーフェクト・ブルー』第1話

2012-11-08 | パーフェクト・ブルー


『パーフェクト・ブルー』第1話

蓮見加代子 …… 瀧本美織
君塚奈々  …… 平山あや
宮本俊一  …… 水上剣星
長嶋桃子  …… 白鳥久美子
諸岡進也  …… 中川大志
蓮見糸子  …… 高橋春織
江島瑠璃子 …… 麻生かほ里
マサ(声) …… 船越英一郎
三浦美智子 …… 根岸季衣
藤永環   …… 渡辺 哲
椎名悠介  …… 寺脇康文
蓮見杏子  …… 財前直見

母子で探偵事務所をやっていると設定で事件に巻き込まれる話のようです。
母親役に杏子(財前直見)姉妹は上から加代子(瀧本美織)・糸子(高橋春織)。
父親を7年前に自殺で亡くしていて、次女の糸子がその第一発見者だった。
ただ父親の自殺を杏子と加代子は疑っており、父の遺した最期の言葉『パーフェクト・ブルー』の意味を探していく、というストーリーだろうか。
新人刑事・宮本役に水上剣星、ベテラン刑事・藤永役に渡辺哲。
事件はストーカーの依頼を受けるところから始まって、依頼者の警護をしていたら死体を見つけてしまい、ところがその死体は死んでいなかった…
死体のふりをしていた男から次の事件が浮かび上がる、っていうかストーカーの依頼者、既にアヤシイよ。星野真理。

行きつけのお店BARラ・シーナのマスター・椎名役に寺脇康文。なんかただのマスターではないようだが、とりあえずかっこいいな、なんだこの50歳。
まあ少し古臭い男前だけど、そこも好きだなー。
今の川原さんと寺脇さん、鈴木砂羽さんで相棒スピンオフやんないかなー、もう。
演技が安定してるという意味でも寺脇さんは見ててほっとする。
いやまあ今の相棒があまりにも軽いので。

ちょっと杜撰だと思ったのは都内(たぶん)の公園で携帯圏外はないよ、その時点で変だなって気が付くと思うんだけどなあ。死体(にせ)見つけて動揺してたとはいえ…。
今時携帯圏外になるところってそうはない。少なくとも首都圏やその近郊では。地下じゃなくて公園だからなあ。

一回目はとにかくどきどきした。
無闇に人が死なないのが宮部みゆきらしいけど、やっぱりこういうのは精神的にくるなあ。
パーフェクトブルーの設定から考えてもあまり明るいドラマではないと思ったんだけど。
初回は舞台設定とキャラ紹介もあるから二回目以降に更に期待。
蓮見家にいる警察犬を引退したマサがもっとうまく事件に絡んでくると面白いと思うけど、
全編通してだと飽きるかもなあ…
ナレーションがマサ担当なので(もう少しその視点をうまく使ってほしい)それで役割は充分果たしていると言えるのだろうけど。

宮部みゆきのこの手の話はえげつないストーリーが少ないので、月8のパナソニックシアターにはちょうど良いと思う。
展開次第では所謂鬱回になりがちな事件もマサのナレーションを使うことで緩和しているのも月8らしい。
原作がある分、少しライトでも安心して見ていられるというのも8時台のドラマにはありがたい。
8時台らしく画面が明るいのも見やすくて好きだ。


『トッカン~特別国税調査官~』最終話

2012-11-07 | トッカン


『トッカン~特別国税調査官~』最終話



及川さん…トッカンのときだいぶふっくらだな…ツアーで見たときとは別人だ。
ツアーのときも前よりふっくらだったけど、トッカンよりはしゅっとしてたよ。
あと相棒のときよりカツゼツがアヤシイんですが、どうしたの~?

前回大衆食堂の主人が自殺未遂を起こして、それがトッカンが恫喝したためだと訴え出た妻、そして代理人・吹雪弁護士。
マスコミを利用して鏡トッカンと国税を人殺し呼ばわりである。
吹雪は『国家の体裁』は庶民の敵だと言い張って、鈴宮をその手先だと言う。
今回はトッカンも懲戒免職の可能性を示唆、吹雪も国家の体裁という大義名分を持ち出して
ストーリー的にはもう少し見せて欲しかったなあという顛末だった。
もう前回でこの顛末は分かっちゃってたんだもん。
奥さんのお腹の子どもは浮気の末できちゃったんだね…旦那さん不妊症だったんじゃない、やっぱり。
しかも死んでなくて助かってるのに「あの人を殺したのはわたしです」とか「税務署はとうとう人を死なせるまで追い詰めた」とか、妻と被告代理人が知らないってどうなの、それ。おかしいよ。ストーリー的におかしい。
それと吹雪弁護士の馬鹿っぷりが半端ない。
「あなたの正義漢にみんな振り回されたんです!この体裁弁護士っ!!」
って鈴宮に罵倒されちゃって、まあ。
「ヒーローになりたきゃ公園で遊んでればいいんですっ」という台詞は面白かった。

鈴宮とお父さんの関係も今回の事件を乗り越えたおかげで回復したし、めでたしめでたしである。
最後まで公務員バンザイくささが抜けないドラマだったけど。

ところで鈴宮のお友達が合コンで出会ったタケルくんが警視庁のひとだったのは、相棒の神戸尊とかけたのかなーと思う相棒脳のワタクシ。
とりあえずやっと夏ドラマ完走。(遺留捜査はまだまったく見てません…)

『息もできない夏』最終話

2012-11-01 | 息もできない夏


『息もできない夏』最終話

いよいよ最終回。長い夏であった。
玲ちゃん、DNA鑑定の結果やっぱり鮎川の子どもだった。
鮎川危篤により、家を飛び出した玲を探し見つけ出す樹山。
結局鮎川に会っても「勝手に一人で死ねばいい」と拒絶する玲ちゃん。
「あの人のせいで、こんなに辛い思いをしなければならない、もう絶対に会わない」
でも憎しみは愛の裏返しなんだと思うのね。ほんとにもう関係ないと思うなら憎しみも起こらない。
「たとえどんなに憎まれても、俺はお前の父親だからな」
って言った葉子の父親の言葉の通りなんだと思う。憎しみは相手を忘れさせないからなあ。
鮎川はひとまず持ち直したようなんだけどね。

ここにきて鮎川の娘として戸籍を手に入れた玲だが、戸籍を取りに来たところに樹山の内縁関係の人が現れて
「婚姻届、持ってきたわ」
だって。ここで玲が一言
「何か間違ってると思います。罪滅ぼしのために結婚するなんて間違っていると思います」
まあね、そうね。それはそうなんだけどね。ちょっと核心つき過ぎたよな。
今まで冷静に玲に説教かましまくってたおっさん(樹山のことである)が、
「君に何が分かるんだ。俺は本気であさみとなおとを幸せにしたいと思ってる。
 そのためなら俺の人生の全部をささげるつもりだ」
と声を荒げて言っちゃったよ…それは間違ってるって認めたのと同じことなのに。
結局みんな人のことならどうこう言えるけど、自分のことになると混乱するもんである。

しかしこのドラマ、父親が誰とかどうとかで引っ張り過ぎである。
それしか内容がないとも言えるんだけど。
生物学上の父親が鮎川だってことはそれは大事だろうけど、育ててくれた親のことはどうなの。
そして樹山と玲の関係性がなんかなぁ…これ別にこういう設定じゃなくてもいいよな。
樹山はひとりになって区役所を辞めて週刊誌の記者に、玲はフランスに留学して、割とあっけない別れである。
玲も樹山もうっすら恋愛感情みたいなものはあったのかもしれない、くらいを匂わせて終わり。
いやまあこんなに歳の差あるのに簡単に恋愛関係になられても引くけどさ。

総じて微妙。
アイデンティティの問題提議は薄っぺらいし、戸籍を取得する過程の大変さもあまり描かれずさくっと戸籍取れちゃったし、最後まで期待させて期待だけで終わってしまったという印象。

一応完走。


『トッカン~特別国税調査官~』第9話

2012-10-25 | トッカン


『トッカン~特別国税調査官~』第9話



及川光博演じる弁護士・吹雪は法曹のフルコースだって。
東大在学中に司法試験に受かって、裁判官・検事を経て弁護士…?
設定的には鈴宮が吹雪のこと素敵~ってなってる設定なんだけどね。
年齢差があり過ぎだと思います…あとみっちー…太った。いや太るのは仕方ない。もう43歳だし多少は。
しかし顔色が悪い上にむくんでるんだ…ルックス的コンディションが悪過ぎて泣ける。
相棒の神戸役のときも「今日調子悪そうだな」という日はあったけど。
そろそろイケメンの立ち位置が厳しいんじゃなかろうか。相棒はいいよ、当時はおっさんしか出てなかったんだし。
(現相棒は30歳である)
その中では比較的若くてオトコマエ立ち位置はありでしょうが、もう普通のドラマではキツイんだろうね。
(いや実際はそんなに太ってないし、すっごいきれいな人でしたよ、芸能人だもん。)
それに30歳くらいの設定って。10歳以上もサバ読むのはもう無理だろ、と思ってたらかなり変な人だった。
良くも悪くもミッチーだった。「トクベツコクゼイチョウシュウカン」という台詞が言いにくそうだったよ。

というわけで今回は大衆食堂の滞納分200万円を徴収するわけであるが、これが夫婦でやってる小さな食堂なんだけど、怪しい。奥さんの動きがあやし過ぎる。
その上、旦那は吹雪弁護士と知り合いで、吹雪はトッカンを目の敵にしているようなのだ。
トッカンていうより国家権力を…かな?
地上げとバブルの崩壊で経営が苦しい食堂から200万円を徴収するには店を差し押さえるしかないのだが、鈴宮としてはそれはしたくない。
ところがどうもその店の権利問題に何かからくりがあるようで、それに奥さんが絡んでいるみたいなのだ。
奥さんは妊娠しているようだが、これ旦那さんの子どもじゃないんだろうに。
ちょうどトッカンが食堂の主人・唐川にその店の権利について口論になった直後に、唐川が妻の妊娠を知って自殺未遂をしたところから考えて、唐川(主人)は不妊症なのではないだろうか、という予想。
そして吹雪が代理人となってトッカンを訴えることになるのであるが…まあこれはアレよね。
吹雪は猿回しの猿みたいなもんだな。
「国家権力を振りかざす傲慢さが許せない」と言って、ラスボス的に扱われてはいるがこのドラマはそもそも『納税のススメ』みたいなドラマだからな。あ。固定資産税払ってこなきゃ。

しかし最近はドSとかMとか、普通にテレビで言うんだなあ…。
深夜ローカルのバラエティなんかでは前からよくあったけど、あっという間にゴールデンタイムのバラエティで聞くようになって、とうとうこんなドラマで井上真央ちゃんの台詞として脚本に書かれてしまうんだからなあ。
なんというか今は昔、ってやつですかね…うっかり子どもと一緒にドラマも見られん。


『リッチマン、プアウーマン』 最終話

2012-10-24 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 最終話

ほんと、この男ばかだろ。

オトコマエ耀子ちゃんに「あんたバカ?」て言われてるけど。
真琴は自分に同情したんだーとかあいつは仕事がしたいんだーとか言って、結局自分の気持ちを自分から言おうとはしないのは狡いっていうんだよ?日向君。
振られるのが怖い、裏切られるのが怖いばっかりじゃ恋愛だけじゃなくて人間関係を築けない。
日向は才能も実力もあるけど、ごくふつーの人たちだってほんとは怖いけど、一生懸命誰かを信じてぶつかって生きてるんだからね。
あんたはちょっと甘え過ぎじゃないのか、と思う最終回。

真琴ちゃん、研究所のお仕事でブラジルに赴任することになってしまって動揺する日向。
この男はもっと動揺しまくればいいと思う。
電話して待ってるって言えば真琴が絶対くると思ってんだけど来なくて
「逢いたくない、好き過ぎてツライ」
って言われちゃうんだ、電話で。意味が分かんないから教えてくれって朝比奈に面会に行ったら
「好き過ぎてツライってのはお前の気持ちを知りたいってことだ」
と教えてくれちゃう朝比奈。

社員の名前も覚えてなかった日向が全社員の名前を言えるようになって、50億の融資もきちんと取りつけて『なんか普通になった』。真琴が変えてくれた自分を好きだと思う日向さん、ほら早く行かないと真琴ちゃんがブラジルに行っちゃうよ?

というわけでブラジルに行こうとする飛行機に搭乗する直前の空港のシーンですが。
まあちょこっと擦れ違うのはどきどきするし、尺も長過ぎなくて良かった。
「じゃあ、お前のことが好きだ」
「じゃあって、なんですか」
っていうのも良かった。空港でちゅーとか今時ちょっと韓国ドラマでもなさそうな展開だけど。
そして真琴がブラジルが地球の裏側っていうたびに『ブラジルの人、聞こえますかー』ていうサバンナ・八木ちゃんのギャグを思い出してしまうが。

朝比奈も出所してネクストイノベーションに戻り、真琴も帰って来て大団円。なわけですけどね。
最後に日向が写真を飾るシーンがあるんだけど、社員の結婚式とかそういう折々の写真を飾ってあって、人間関係に興味がなかった日向が変わったんだなと思うとなかなか感慨深い。
いろいろご都合主義的な展開も多かったけど、ダラダラ面倒なだけのドラマよりはそこそこスピード感もあって面白かったです。
若い社長とNo.2を見守る立場の佐野史郎の演技が最終回は光ってた。
そういう名脇役がいてこそドラマは面白い、とも思う。

以上。月9も完走。

『息もできない夏』第10話

2012-10-22 | 息もできない夏


『息もできない夏』第10話

鮎川、脳腫瘍じゃなくて膵臓癌だった。勘違いしてたのか、わたしは。
まあダレてる時期できちんとドラマ見てなかったんだな、さては。
鮎川役の要潤はこの役のために7キロだか痩せたって言ってた…もともと細い人なのに。

最初は不気味な現れ方をした鮎川であるが、結局自分のDNAがどこかにあるかもしれない、死ぬ前に葉子に会いたいと思ったのかもしれないなあ。
だからと言って過去にしたことが許されるわけではないけど。
その結果、玲の家族は今も苦しんでるわけだし。

そして今明かされる草野の真実。
「俺の母親は同性愛者だったんだ」
こんなところで、しかもストーリーも殆ど終わりになって何を急に言い出すんだ。
そんな無理矢理設定いらんやろ、と思う。まあ草野くんはこれで出番が終わりのようだが。
この街を出るって言ってるからな。
しかし草野くん、なんかやばい仕事してるっぽいし、大丈夫なんかなあ。

樹山は亜佐美に婚姻届を渡し、フランス留学は同僚の井川が推薦され、鮎川は容態が悪化し
そしてDNA鑑定の結果が明らかになる。
もし鮎川の子どもだったとしても玲の存在意義にも価値にも本当は違いがないのに。
命であることになんの違いもないのになあって思うのは浅すぎる考えだろうか。
そもそも子どもである玲になんの罪もない、と思ってしまうというか。

その結論ありきのドラマのような気がする。

『トッカン~特別国税調査官~』第8話

2012-10-17 | トッカン


『トッカン~特別国税調査官~』第8話



及川ゲスト回である。
相続税がテーマ。ていうか相続税たっけーな…金持の親とかいたらいたで面倒そうだ。
三代経てば平民に戻るのが日本の相続税なんだって。
一生懸命働いてお金貯めても死んでまで持っていけるものじゃないんだもんなーとは思う。
今の日本は老後とか心配だから貯めなきゃとは思うけど…
子どもたちに迷惑かけたくないし・・・とか。
できれば何か遺してやりたいと思うが、そういうのはお金、とかじゃなくてもいいのかもしれん。

トッカンは前回錨ちゃんの夫ともみあいになってナイフが刺さっちゃったんで、入院中ということで、トッカン案件の相続税案件を鈴宮が担当することに。
これが結構面倒な案件で、父親が遺した6億を母親が3億、三人の娘が1億ずつ相続しているのだが、長女と次女が滞納していて、母親と三女は払ったものの母親には家と土地、三女は養女だったこともあって、半分を寄付して2000万円ほどしか残っていない。相続税には連帯納付義務があるため長女と次女が払わなければ母か三女が払うことになる。で、もめるという話ですが、まあ落とし所は見えていたわけで。
家を差し押さえるという話になれば娘三人が頑張って払うと言い出すだろうと。で、やはりそうなったわけですが。

及川の出番少ない・・・
吹雪敦という「暑いんだか寒いんだか分からない名前」の弁護士役。亡くなったお父さんと知りあいの弁護士さんだったのか?とりあえずトッカンが居ない鈴宮を手伝うと言って現れ、鈴宮の周りをうろうろする役。次回もうちょっと絡んでくると思われる役である。
しかし突っ込みどころ満載だ。
「僕は独身です、んふっ」とかちょっとさすがに・・・いやそれ相棒の神戸とどう違うの。今のとこ的な演技が気になってしまって残念。
及川さん好きだけに。どうしても相棒3シーズンやったせいで演技の色がその役の色になってしまったんだろうなあ。
今回は裏のありそうな役だけど、今のところ鈴宮に「トッカンと違って素敵な人ですっ!」て言われているのだが、ミッチー太ったな。そして肌の調子がものすごく悪そう。表情も硬くて見てるのがツライです。
どうしたのだ、及川光博・・・

あーそんで錨ちゃんは情報漏えいの責任を取って退職。自殺しそうになってるところを鍋島が助ける展開、めっちゃオトコマエの鈴木砂羽さん、好きやわー。ああいう女になりたいなあと思う役だね、今回は特に。
それにしても「トッカンと違って素敵な人」って台詞は暗に「トッカンが好き」と言っているようなもんだと思うのはわたしだけなんでしょうか。


『警視庁捜査一課9係』第10話(終)

2012-10-15 | 警視庁捜査一課9係


『警視庁捜査一課9係』第10話(終)

ストーリーはコチラ

係長の体調が思わしくないらしい、という明らかに視聴者をドキドキさせる展開のスタート。
まあこのところ軒並みシリーズものの刑事ドラマに、キャスト一新などのテコ入れが入っているから、9係も視聴率の低迷もあり…と思わせる展開なわけですが。
係長よりいのっちをなんとかした方がいいと思うけどね、アイドルに過剰な演技力を求めてはいけないと分かっているが。
そして村瀬の有り得ないほどのうざがられぶり。原サチエから「二人じゃ耐えられないものがある」とまで言われた。いつの間にこんなうざキャラ設定されたんだ、この人。いやわたしは好きなんですけど。
そして小宮山さんが帰ってきた~わーい!(一番喜んでるのは村瀬だと思われる。どうでもいい)

指揮者の演技くどい…この人、相棒で神戸くんを恨んで自殺した冤罪の人じゃないの…見るたびにふくよかになっているが。
しかし詩音て名前は重いな。わたしこんな名前つけられたらピアノなんかよお続けんわ、運よくプロになれた設定だから良いが、なれなかったときの劣等感とかね、うん。
で指揮棒が凶器なの?え?あんなんで人殺せるかなーとすかさず自分の指揮棒を出して来てみたが、わたしのは人殺す前に折れると思われる。結構高かったのに……(殺したいのかと)
あー、でもこの凶器になった指揮棒はすごく高そうだし、金属も少し使ってあるみたいだし…

今回の事件に自分の作曲した曲として別人の曲を発表するっていうのがあるんだけど(盗作じゃなくてゴーストライターってことだよな)「そういうことってたまにあるみたいだし」って言う台詞が白々しい。
よくある、の間違いじゃないのかしらねえ…。
そして意外に芸術を理解する設定が突然出てきた矢沢さん。これ一応今シーズン最終回なんだけどね。
最終回だけに力が入ってるのか、1時間には登場人物が多過ぎて一人ひとりに割く時間が少ない分、ストーリーが分かり難い。でもこのストーリーを2時間にすると間延びするには違いないしなあ…
事件ものの難しいところですねえ。事件を複雑にして沢山人間が出れば面白くなるというわけでもないところが。
結局はゴーストの裏には盗作があって、それが動悸に関連した殺人事件だったっていう顛末なんだけど
どうして女同士でもめてる時に指揮棒振り回す必要があったのか、とかな。違和感がありまくりだったのは否めない。
それと無理矢理親子の縁を絡めて人情ものに持っていこうとするのも違和感。
係長と娘の関係、っていうのがこのシリーズにはずっと流れてるから持って来たかったんだろうけど。
それから今回の事件の犯人だったピアニストの詩音さんだけど、爪長いわ。ピアニストの爪じゃない。
いつだったか何かのドラマでも「その爪はないわー」て思ったけど、爪なんて伸びるんだからピアニストの役やるなら爪くらい切れよ、と思う。バイオリニストやギタリストの左手も同様。

浅輪役のいのっちがいっつもにやにやしてるのが気になるこの頃、笑い顔なんだろうねぇもともと。
イヤそれにしてもニヤニヤし過ぎだよ。
まあいいや、数字も一ケタまで落ち込んで色々と大変だったけど、係長も身体も悪くなくてまあ良かったですな。

以上、完走。


『息もできない夏』第9話

2012-10-10 | 息もできない夏


『息もできない夏』第9話

なんで樹山が玲が鮎川と会うのについていくのさ。
身内でもないのに。却って鮎川を刺激しちゃわなければいいけどなあ

その前に怖い内縁の妻がいた…
玲と樹山が一緒のところに現れて「うちの人がいつもお世話に…」だって、コワ。
その上子ども使って
「早く帰って来てねー」
って言われたら、そりゃ玲ちゃんだって「大丈夫です」って言わなきゃ仕方ないだろ。
でも樹山は過去の自分を振り返って、自分の周りで困ってる人がいたらできることはしたい、と言う。
鮎川は玲に会いに来る途中で具合が悪くなって病院に担ぎ込まれていて、そのせいでDNA鑑定のために玲に会うという約束を反故にしてしまう。
そんな玲のために樹山は鮎川を探すため玲の祖父・夏目にまで会いに行くのだった。

そして衝撃の事実!!
樹山の記事がきっかけで自殺した被害者の家族の面倒を見てるって、あの内縁の妻ってそうなん?そうやったん?
すごい過去が9話にして出てきてビックリだ。
まあどっちが面倒みてるのか分からないけど…(樹山さん区役所の臨時職員だし)
子どもの誕生日ケーキの注文が指名で入った玲は、それを作って届けるんだけど・・・そこ、その女の家だし。
無理矢理玲を家に上がらせるし。
ワイン零すしサラダもめちゃくちゃに盛るし。なんか常軌を逸してるよ、こわーい。
そして「俺たちは違うだろ、こんなことは違うだろ」と言い置いて帰っちゃった玲を追いかける樹山。
子どもも「お母さんなんか変だよ」って言ってるってば、コワイよ。
だいたい「俺たちは違う」って何よ?次回急展開?
こんなネタ持ってたんなら前半まったりしないでもうちょっとスピード感出してくれたらよかったのに、と思わずにはいられない。

どうでもいいことだが、普通辞表には
『一身上の都合により』と書くもので、いちいち個人的な事情を辞表に書く人はいません。
いや劇中で
「辞表には一身上の都合としか書かれてなかった」って言ってたから。


というわけで今日は相棒イレブン(いなづまイレブンかと(苦笑))初回放送日です、間もなく。


『リッチマン、プアウーマン』 第9-10話

2012-10-09 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第9-10話

あーもう。
ちゅーしそうでしないとか、中学生の恋愛みたいである。これじゃ夏の海という記号化された雰囲気に酔うバカップルみたいだってさ。充分バカップルだよ、あんたたち…
無一文日向とにせカリスマの朝比奈の対比。今回のことで妹にもそっぽ向かれた朝比奈さんが実は一番心配だったりするな。
日向は周りに誰もいないようで真琴がいるし、無一文で住む家がなくても面倒見てくれる寺の住職もいる。
パーソナルファイル取り上げられたから燃え尽き症候群になってるところに、だっさいお役所的インターフェイスが不満な藤川(大地真央)から、こっそり真琴を通して日向に予算内で最高のインターフェイスを作るようにと依頼される。
すぐに元気になって頑張っちゃう単純な日向さん、良い意味でも悪い意味でも子どもっぽい。
朝比奈と一緒にいる真琴を見て嫉妬してるのに気が付いてないところがちょっとおかしい。きちんと恋愛したことないんだろうなと思わせる。
母親に捨てられ、信用していたパートナーに裏切られた日向は誰かを信じたり愛したりするのが怖いんだよねきっと。
でもそんな日向の作ったインターフェイスにわくわくして、当初ネクストイノベーションから一緒に来るはずだったプログラマー3人組が日向のもとにやってきた。

そして朝比奈はインサイダー取引疑惑で逮捕。
面会に行ってもあってもらえない日が続く日向。
一方仕事は真琴の指導もあって、順当に小さい仕事でももらえるようになってきたんですけどね。
真面目でまっとうに社員のために営業にまわって頭を下げる日向。
そうやってどんどん立ち直っていく日向を見ていると、真琴はなんだかさびしくなっちゃったんだろうなあ。
自分でなんでもできるようになった日向に、わたしはもう要らないんだな、って思ったんだろうね。
でも日向は「ただ顔が見たいだけなんだ」って、それは好きってことだろうよ。ったく。
日向は居なくなった真琴を探して、真琴の田舎に向かう。真琴は田舎に居なくて、本当は研究所に行ってるんだけどね。
ついでにご近所の日向の実母のところへ。このあたり、オトコマエの耀子さんが一役買ってるわけですが。
優柔不断キャラの日向だけではそこまで引っ張れないわなー。
電車で会うなんて出来過ぎの偶然だけど、まあ耀子しか使えるキャラがいなかったというのはある。
実母の住所を朝比奈から聞いて知っていたという伏線もひいてあったしね。
母子対面はあっさりと、母は気付かぬふりのまま、日向は母のオムライスを黙って食べて。
ここで母は実は気が付いてた、という種明かしがないところがいいと思う。気づいてたかどうかは視聴者にお任せなんだけど、まあ気づいてた、と思わせるように描かれてるよね、あれ。
母に憎しみも怒りもなく、ただ元気で良かったと思って末に、自分が一番会いたいのは真琴だと気が付いた日向である。
しかし研究所に会いに行ったのに、気持ち伝えられないまま
「俺はネクストイノベーションに戻る。朝比奈が帰ってくる場所を残したい」
とか
「お前は仕事頑張れ」
とか言っちゃう優柔不断男のまんまだった…。だあ~・・・

微笑ましい二人を眺める、というスタンスのドラマだったなあと思う。あと最終回を残すのみとなりましたが。
最近のこういうドラマにありがちなろこつな描写とかなかったし、ライトに見られる感じでした。
残念なのは真琴がどうしても東大理系女子に見えないことだわ…好きな男に振り回されてるただの女子になっちゃってて、
本当は東大理系、記憶力はずば抜けているという超優秀な女子が、カリスマ男に惚れて・・・といきたかったのだろうが、前半の設定が活かしきれないまま、ただ真琴が「日向さんかっこいい~っ」ばかり言ってる印象が抜けないのが残念。
これ、普通のその辺の女の子ならそれでいいんだが、なんのための設定なの?と思うレベルでした。



『警視庁捜査一課9係』第9話

2012-10-04 | 警視庁捜査一課9係


『警視庁捜査一課9係』第9話

ストーリーはコチラ

やっぱり小宮山さんいないのか…つまんない。
浅輪がわざとらし過ぎるのが目立つ。村瀬&小宮山さんの出番がないと浅輪の出番が増えるんだということが分かった。よーく分かった。
そして係長が全力で現場捜査、小宮山さんのいない分女子枠を頑張る早瀬川先生。あ、原サチエさんご結婚おめでとうございます。
ん?
小宮山さん役の羽田さんも最近結婚したんだっけ?おめでたい続きの9係であるね。

高校の野球部時代の人間関係を引きずった人生かあ。
輝いてた青春って、ほんと大人になると切なくてたまらなくなるときがあるよな。
今回の被害者役の人は『相棒』の陣川警部補役・原田さんの実弟さんと聞いているが、顔似てんなー。
この人相棒にもやくざの役かなにかで出ていたけど。
相棒は結構兄弟役者で出てることがあるので面白い。芹沢役の人とピルイーター回の湊役の人が兄弟ってのは有名な話だ。
そして今回の事件関係者の女性って昼ドラで都蝶々の役やってた人ちゃうの?
確か宝塚出身の女優さん…かなりの体当たり演技やった。神保さんと共演してたな。

まあそれはそうと、今回は犯人を挙げたのは係長と村瀬だった!!珍しい。
この回は犯人よりも被害者を取り巻く人間関係に重点を置いて、思い出をうまく使ったいい回だったと思う。
でも一番笑ったのは小宮山さんが来週帰ってくると聞いてつい微笑んでしまう村瀬だ。
村瀬~子どもか、あんたは。

9係、そこそこ面白いんだけど数字取れないのは分かる。
全体的に作りが甘いというか、どうしてもテレ朝水9枠で刑事ドラマだともう少し重いものが求められている感じがする。
わたしは軽いのも嫌いではないので楽しめてるけど、遺留捜査とか臨場とか好きな層だとこれ、つまらん、てなっちゃうのかもしれないなー。