『ドクターX―外科医大門未知子―』1-3話
私は医療ドラマは苦手だ。
刑事ドラマが好きなのにこういうことを言うのもなんだが、まず血が苦手…
で、手術シーンが苦手。
最近のドラマってなんか見せてくるんだもん…内臓的なものを。
あれが弱いもので、特に外科医ものとか救急ものとかは見ないようにしている。
それに、怖い病気の話聞いて少しでも自分に当てはまったりすると
(わたし?わたしもしかしてもしかする?)
って思ってしまう。本当は怖い家庭の医学の翌日に医者にやたら初診の患者が来るみたいな。
要は異常な怖がりなのである。
そこでこのドラマ。
大学病院の医局のシステムの崩壊によって、フリーランスの外科医が求められる時代であるという
一種のパラレル的設定のドラマなんだと思う。
「わたし失敗しないので」
と豪語して、医師免許が必要ではない仕事は一切しない主義のフリーの外科医・大門(米倉涼子)が、
苛々する感じの患者や医師や教授をばっさばっさ切って捨てる。
面白い、というかスカッとする。
録画して手術シーンは早送りしているのであっという間に終わるし(見てる意味あるんか?)
経歴としては軍医や海外での医師の経験を経て、というなかなかハードな逸材であるが、
怪しげな派遣所に所属していたり(ここの所長が岸部一徳)、設定はなかなか面白い。
今のところとても優秀で他の医師たちをあっと言わせる手術を披露しているところだが、過去になにか訳ありのようである。
それを後半に引っ張っていく感じもなかなか興味深く描かれている。
しっかしこの医者、露出がすげーわ。脚出し過ぎ(笑)
わたしだったらこの人主治医になったらちょっとビビる。
途中ひらっとした長めのワンピース着ていて、それはすごーく素敵だった。
まあそういうのも見どころのひとつではある。
米倉さんという女優さんは綺麗だしそれなりに力もあり、同性にも人気があるのに作品に恵まれない人だと思う。
なんというか日本のドラマの世界から逸脱してしまう存在感が問題なのかもしれないが。
ドラマの世界では背は高過ぎず、適度なプロポーションで、適度に可愛い女優さんが扱いやすいのかしらねえ。
米倉さんの場合、威圧感を感じるレベルの存在感なので軽いドラマには馴染まないのかもしれないなあと思う。
前に女性刑事ものやってて、アレがハマればいいのになあと思ったのだけど、ドラマがあまり面白くなかった。
今回はドラマの設定と筋が面白いので、私の中の米倉さんドラマのヒット作である。
数字取れてるかどうかは知りませんが…
というわけでこれも継続して見る、というかもう既にリアルタイムでは折り返しているわけである。
『温泉へ行こう』の再放送を見ているせいで録画ドラマの視聴がまったく追いついていない現状。
それと『相棒』の再放送、レギュラー的に毎日やるの、そろそろ許して…録画したらつい見ちゃうんだよー
特に亀山シーズン…面白い。ほんと、面白い(結局よろこんでる)
今一番見たいのは『刑事貴族』の再放送である。完全に昔を懐かしんでいるおばさんである。