『最後から二番目の恋』 第1話 第2話
吉野千明 … 小泉今日子
長倉和平 … 中井貴一
長倉真平 … 坂口憲二
長倉万理子… 内田有紀
水野祥子 … 渡辺真起子
荒木啓子 … 森口博子
水谷広行 … 浅野和之
水谷典子 … 飯島直子
脚本:岡田 惠和
『最後から二番目の恋』っていうタイトルが秀逸だと思う。最後の恋じゃないところがミソ←はい、中年。
小泉今日子がやりてドラマプロデューサ役かあ。ばりばりキャリアウーマンで煙草がすがす吸って、若い人気脚本家に激飛ばすの。かっこいい役なんだけど、可愛いんだ、もう。
なにこのかわいい45歳ってヤツですか、これが。実年齢はともかく役は45歳役だそうで。
このドラマのスポンサーがのAGFのブレンディのCMの原田知世も年齢不詳レベルに可愛くて困るね。私より年上だよ二人とも。ああ。私、生活感にまみれてんなぁ、当たり前だけど。
でも少しすれた感じの演技に馴染めない感じはするけどね。
それとキャストが懐かし過ぎる。もう究極の懐古主義みたいになってるわー、トレンディドラマ時代の顔ぶれがっ!!中年役で帰ってきた!という。
わあい、中年パラダイスっしかも中井貴一、渋い!!←
出会いは最悪、の千明と市役所観光課で働く和平(中井貴一)がお隣さんになっちゃうというところからストーリーは始まる。
千明は仕事中に体調を崩して、更年期障害と診断され少し落ち込みついでに鎌倉の安く売り出されている民家に引っ越すことにする。
一緒に暮らそうと思っていた友人二人はそれぞれの都合で引っ越さず、結局ひとりで鎌倉に住むことに。お隣さんちの長倉家はなんか個性的な顔ぶれ。
真平(坂口)はすぐに女をひっかけて(ちょっと違うか)「幸せにしてあげたい~」とか言うんだけど、なんか事情ありそう。結婚はだめ、お互いおじいさん・おばあさんになるまでは一緒にいられないから…ってのは病気の伏線なんだろうなぁ。
その双子の片割れ万理子(内田)はかなりの変わり者。でも可愛い。むぅ。髪の毛とかぼっさぼさだけど。
典子(飯島)は嫁に行ったんだけどしょっちゅう実家に出入りしているようだ。さばさばした感じ。で、兄が和平。妻に先立たれて一人娘あり。先立たれた理由に事情ありそうだな。
中年独身女3人が集まって飲んでるシーンは少し辛い感じあるけど、全体的には面白い。
ていうか、ここ最近のコメディ系恋愛ドラマでピカイチレベルのセリフの掛け合いである。
特に長倉家と千明のシーン。
もうあっという間に1時間過ぎる。若い人は多分あんまり面白くないだろうなあとは思うけど。
だってねぇ。中年(それも40後半以上)の恋愛とか、今の若い人からしたらキモッって言いたくなるんだろうなと。
だけど15年か20年後くらいに、いつの間にか中年になっちゃってる自分に気がついちゃうもんなんだよね、人生って。私なんか未だに30くらいの気分だから。そこの○年の記憶どこいった?ってくらいあっという間でしたよ。
それとED曲が浜崎あゆみ。私、この人の歌あまり聞かないのでいつもこんな風なのか知りませんが、ちょっと松任谷由美っぽいのもこのドラマに合うのかも。浜崎さんを歌手としてどう思っているかはともかく、同じ内耳性疾患を抱えながら音楽の隅っこにかじりついている者としては、見守っている存在ではある。残されている右耳の聴力を大切にしてほしいと思いながら見てる。
今回の曲は彼女自身の作ということなので評価されていいと思う。歌い方はあまり好きではないのが残念だけど。