ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

「ステップファザー・ステップ」 第7話

2012-03-30 | その他ドラマ


『ステップファザー・ステップ』 第7話

別所哲也ゲスト回。
父親のふりしてましたがね、誘拐犯でした。やっぱりー。
なんだよ、案の定悪役かよ。若いときはハムの人で爽やか系の役ばっかりだったのに、どうも別所さんはこっちの方向に行くなあ。バラエティやトーク番組で見かけるとすごくいい人だけど、相変わらず。
笑顔とか、もういいお父さんに違いねぇやなって感じで。

それはそうとこのドラマ、最後まで両親出てこないような気がするんだが、どうなんだろ。

小学校対抗駅伝大会に出て、新聞に出ようとする双子。両親に見て欲しくて。
で、泥棒の俺なら走るのが速いだろうと一緒にトレーニングしてくれって言い出すのだが、その後誘拐されてしまう。
2000万円と引き換えにって電話がかかってきて、本当の父親のフリして受け渡し場所に行くものの、まんまとお金とられちゃうという…何やってんだ。俺&ナオ。
で。双子の片方は帰ってきたものの、もう一人を連れ去った犯人、別所。
仕事上の逆恨みという結果で、もちろん泥棒の俺は居所を突き止めて双子の片割れを救出するのであった。

この回はもう子役が活躍し過ぎて。まあ上川さんも平山あやちゃんも頑張ったけどさ、もっと頑張ってくれていいというかなんというか。小西さんなんて「家であったかいもんでも作って待っててやってくれ」、お留守番である。
いやいいけど。
あといっけい夫婦。今回はいたのかいないのか、って感じだった。好きなんだけどなーあの夫婦のキャラ。
次回はいっけい夫婦エピソード回のようだ。期待大。

「ストロベリーナイト」 第9話~最終話

2012-03-29 | 2012春ドラマ


『ストロベリーナイト』 第9話~最終話 -ソウルケイジ-

わあ。ゲスト出演が石黒賢である。ステキなおじさんになったのである。『振り返ればヤツがいる』で織田祐二と張り合っていた日々が懐かしいぜ。←年バレ。
割と最近までとっちゃん坊や的雰囲気から抜け出せなかった(のか抜け出さなかったのか)石黒であるが、意外とあっさり味のある中年俳優の位置に居座った。もちろんいい意味で。
女優さんだとこうはいかないのだろうが、男性の俳優さんというのは老いが味になり演技に優しさとか深さが滲み出るケースが多い。
若い時は二枚目、とかカッコいい、とかいう路線で売っていても老いは等しく訪れるので、あまり悪あがきせず年齢相応に年を経ていく方が俳優さんは成功するケースが多い気がする。むしろいつまでも若くてカッコいい~というところに拘り過ぎるとおかしな感じになって違和感アリアリになっちゃうというか。
その辺りは女優さんにも言えることなのだけど、女優さんの場合は皺とかシミとか外見的なことに対する世間のハードルがかなり高いので無理に若さを維持しようとして必死、ということになってしまうのは気の毒としか言いようがない。
「そんな年に見えなくて若いですねぇ」が褒め言葉は40まで、だそうである。男性の場合。40になっても年より若くしか見えないというのは人生経験が浅薄であるということと同意なのだそうだ。

と、石黒賢の話題からドラマとは関係ないところへ突っ走ったところで『ソウルケイジ』である。
原作はこのシリーズの中でも好きだという人の多い同名の一作。
事件の始まりは大量の血液に浸されてビニール袋に入れられた左手が見つかったことから、という姫川シリーズのグロさが前面に出るスタートである。
かえすがえすも、このドラマを9時台に放映するというのはどうなの?と思わされるわけであるが。
前半はガンテツ(武田鉄也)と姫川とのぶつかり合いを描いておいて、7話以降は主に日下主任(遠藤憲一)とのやりとりを上手く使いながら姫川を成長させていく、というドラマ全体を通して一本筋の通った展開は評価に値すると思う。
オリジナル脚本ドラマではないのでその辺りは持っていきようというか、事件そのものやキャラづけは原作があるため、ドラマ制作陣の腕の見せ所は映像としてそれぞれのシーンをどう切り取ってみせるか、オムニバス的な短編ものを連続ドラマとしてどう繋いでいくかにあった。
その点、近頃見たドラマの中では良い出来だったと思う。
事件の後半では胴体のみの遺体が見つかり、左手と胴体のDNAが一致したため同一人物と断定→実は別の人物でした、胴体の血液に左手を浸していたためDNAが一致したというちょっと強引なところもあったが、おおむね満足。
最後の石黒賢演じる被疑者に、「私、会ってる~」となったところは引き込まれていたので、ドラマの最終回としても充分満足のいく仕上がりだったのではないだろうか。
特に日下班と姫川班が組むことで、姫川のただ勘に頼る推理劇から日下の地道な捜査による証拠固めとの連携で、刑事ものとしてのクオリティを上げてきたのには唸った。
ストーリーの要は親子関係、特に父性を題材にしていて、17歳の姫川をレイプした犯人の懲役に納得がいかず、父親(大和田獏)が夜中に「殺してやる」とキッチンで包丁を手に泣く姿を姫川が見ていて、犯人を殺したいと思う姫川自身が自分は狂い始めているのではないか、と恐れていたのを父が代わりに犯人を心の中で殺してくれたと、己の殺意が誰の心にも巣食うものだと知って救われたあたりの話は秀逸。
姫川と腫れものに触るように接していた母親も、一度も泣いたことがない、泣いたら姫川に失礼だからと気丈に振る舞い続けていたと父に聞かされ、姫川は母とのわだかまりもとけて、すっきり、である。

ん?ちょっと待て。

前回『姫川と菊田の恋の行方は?』とあおられた割に大したこと無かった恋の行方。
あの菊田が姫川主任を抱きしめたのは大したことなのかもしれんが、それだけかいっとTVに向かってツッコミを入れたのも事実。
あれだけ煽っといて…!!と歯がみしたのだが、庁舎の廊下で菊田が姫川の頭を撫でて「職場でやったら殺すッ」って言ってたシーンが最後の方にあったのだが、ん?
職場でやったら、ってことはプライベートではやってるわけか、撫で撫でを。
そうなのか、菊田!!
と、心穏やかでないままのワタクシなのであった。

そして映画化。まあそうだとは思ったがやっぱり映画化。
ドラマで基本的な筋は回収されたのでいいかなとは思うが、日下の家庭の事情が放置されているのだが、まさか映画で回収とかやめてくれ。
ガンテツとノリの話も気味の悪い終わり方をしているし、やっぱり映画で回収なのか…。
禁じ手も堂々と使うようになれば王道ということなのか。
東映あたりが絡んでいれば必然的に興行収入も期待するわけで、『相棒』や『踊る大捜査線』『アンフェア』『SP』あたりで味を占めたテレビ局がその手を使わないはずないか。いやしかし、映画…。
邦画を映画館で見るほど味気ないことはないと思ってしまう私は特殊な層なのかなー。
洋画をテレビで見ると、これ大画面で見たいなーってのは結構あるんだけど、邦画はなあ。
ドラマ見てて、これ映画館で見たいなあなんてのは皆無だ。決定的な制作費の差の壁、これは乗り越えられないだろうなあ。
画面や音楽の壮大さを補って余りある物語性というのも稀にあるのだろうが、映画という媒体は壮大さがウリだからな。

とにかくドラマの最終回を映画で、というのだけはやめて欲しいところではある。

2012 春ドラマ 視聴予定メモ

2012-03-28 | Weblog


なんだかんだで冬ドラマのレビューもままならないまま、もう春ドラマである。
とりあえず録画メモ。

月8 TBS系 ハンチョウ~警視庁安積班~  4/9スタート
火9 フジ系 リーガル・ハイ   4/17スタート
水9 テレ朝系 Answer~警視庁検証捜査官 4/18スタート 
木10 フジ系 カエルの王女さま   4/12スタート
金10 TBS系 もう一度君に、プロポーズ 4/20スタート
日8 NHK  平清盛   放映中

冬クールはたくさん見過ぎて疲れたので、春クールは少しペースを落としてたまった韓国ドラマも見ようかな、と思っている。
あと相棒の再放送ががっつり溜まっているので、DVDに落とすという作業をしないと。
あれ結構面倒なので。

「相棒ten」 最終話

2012-03-26 | ドラマ「相棒」


『相棒ten』 最終話-罪と罰-



*ストーリー*

バイオテクノロジー研究所の主席研究員・嘉神郁子(真野響子)が、文科省に呼び出され、娘の茜(浅見れいな)を使いクローン人間を作っていることを認めた。
何者かが告発文を文科省に送り付けたらしいが、クローン人間が誕生するというのは本当なのだろうか?

娘の茜は、半年前に夫と5歳の息子を事故で亡くし、自殺未遂を起こすほどのショックを受けていた。
そんな失意のどん底にある茜に頼まれ、やむなくクローン人間の制作に着手してしまった郁子。
郁子の息子で茜の兄でもある隼斗(窪塚俊介)だけは茜が身ごもっているのがクローン人間だと知っていたが神への信仰心が強く、たとえ母親や妹であろうとも、クローン人間を作ることは「神への冒涜」だというのだ。

しかし、そんな隼斗に対して郁子は勝ち誇ったように言い放つ。
「ママは捕まらないと思う」と。
事実が公になれば、国際的な問題となってしまう。
そんなことになるぐらいなら、日本国家は事実を隠ぺいするはず…。
強気な母に驚きを隠せない隼斗だったが、事実、隼斗は片山雛子(木村佳乃)とあの長谷川宗男(國村隼)に首相官邸に呼び出されてしまう。
代議士の雛子は現在は総理補佐官を務めており、元警視庁副総監の長谷川は、警視庁人質籠城事件(「相棒-劇場版II-」より)を受けて警察庁長官官房付きという閑職の身分にいた。
「君は今後一切このことを口外しないこと」と言われクローン人間のことを口止めされてしまう。

やり切れない隼斗は公園にやってくると、突然大声で演説を始めてしまう。
「あと数カ月でこの日本に、クローン人間が誕生するんです!」
そんな奇行に誰もが耳を貸そうとしない中、偶然通りかかった右京(水谷豊)と尊(及川光博)は顔を見合わせ…。
事件に興味を抱いた右京と尊は、やがて真相へと近づくのだが、その解決方法をめぐって2人は…。


ゲスト:真野響子 浅見れいな 窪塚俊介 木村佳乃 國村隼

脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治



唐突過ぎてもう。
いやあの、まあ相棒的ゴールデンコンビとも言える和泉×輿水コンビの最終回SP。それに相棒神戸が卒業回ということもあって、いやがうえにも期待が高まるというものである。
テレビ朝日も一カ月前から相棒関連(出演している俳優さんの私的ニュースも含め)でワイドショーで煽り倒し、恥も外聞も捨てて数字を取りに行ったとしか思えない始末。まあ数字は取った。シリーズ史上最高の最終回視聴率だったそうだ。
確かにtenの視聴率は悪かった。(悪いとは言っても今クールのドラマの中ではまだいい方。大河より数字取ってたし。)
全体的に脚本もドラマの作りも雑だったし、キャラクターの描写が充分されていない部分も多く、オリジナル脚本ドラマ(しかもリレー式)の悪い部分が前面に出た形だったので、当然数字も落ち込むだろうというのはあった。
そもそもSeason9の数字が異常。S7とS9は相棒の中でも色んな意味で別格だと思う。
そのS9の後のS10としてのtenだったわけで、まあ制作側としても劇場版2の後ということもあり大変だったんだろうなあとは思う。

しかしねぇ。
ヒト・クローンという突飛な問題を取り上げたことについては、輿水さんらしいと言えなくもないし、問題の家族の些か気味の悪い関係性の描写は極めて輿水脚本という感じではあったが、相棒神戸の取り扱いは完全に間違えてるだろう。
3回見た←!けど、どうしても神戸の行動が唐突でわけがわからない。
いきなり杉下に反旗を翻すその強い動機が分からない上、杉下を脅迫まがいに信念を曲げさせて「あの人の大切なものを踏みにじってしまったから特命係にいる資格はない」と大河内首席監察官に泣きつく。

なんじゃ、それ。

どう考えてもそこまで追い詰められた状況じゃないし、大切なものを踏みにじった云々の前に神戸が犯した公務執行妨害とか、脅迫とか、クローン妊婦を拉致った罪とかは回収しなくていいのか?
とっくに時効になったかつての偽証(これも立派な刑法違反。時効だったとしても真実が明るみに出れば簡単な処分は受けるだろうけど、それも明らかにはされていない)に関する罪の意識にさいなまれているなら、どうして罪を重ねようとしちゃうのか。理解できない。

それと劇場版2の登場人物がなんの前置きもなく当たり前のように登場するのは一体どういうことなのか。
最近はドラマが映画になって映画からまたドラマに戻って来て、ということがよくあるが、それ自体の是非はともかくとしてもテレビシリーズと映画を繋げるのはやめてもらいたい。
映画はテレビシリーズによって成り立っているんだろうからともかく、映画を見ない層にとってテレビシリーズに突然劇場版の話を持ち込まれても???である。
相棒はそもそもの特命の成り立ちの最重要人物・小野田官房長の殉職を劇場版2でやってS9でそれを当然のごとく扱ったという前科もあったが、小野田と今回の長谷川では重要度の加減も違うし、とにかく平然とルール違反をするのを辞めてくれないかな。
相棒が好きでドラマ見るなら劇場版を見ているのは当然、というスタンスでドラマ作ってるとしたら、それは驕り以外のなにものでもない。私は耳の持病で映画館で見られないのでレンタルで劇場版2はチェックしておいたが、わざわざレンタルしてまで見ない、という層も多いと思うけどなあ。

それと母が妹に事故で亡くした子供のクローンを産ませようとしていると告発したクリスチャンの兄の描写が足りないでしょう。
神学校に行こうとしていた真面目な青年だったのではないでしょうか、って杉下に言わせれば済むってもんじゃない。
妹に殺されて、母と妹にひどい人格であったかのように供述されそれを回想シーンとして描写されたのに、実際はそうじゃなかったろうことは想像に難くないが、もうちょっとなんとかできないもんか。
その兄がしようとしたことと杉下が正義に基づいてヒト・クローンを作りだした科学者の母を検挙しようとした行為はベクトルが同じなわけで、この回は神戸の心情に寄り過ぎたせいでその辺りを曖昧なまま済ませてしまったと言える。
そしてその曖昧に済ませてしまった部分こそ本来の相棒のテーマだった(少なくともS7までは)。
そこを捨てるのなら杉下右京はもう要らないってことになってしまわないか、大丈夫なのか。
杉下右京のアイデンティティ=相棒のアイデンティティだと思うんだけどなあ。
小野田亡き今、特命のアイデンティティがどこにあるのか、という問題について迷走中ということなのか。

伊丹刑事が特命の二人を「刑事見習い」扱いしたり(有り得ない。二人とも階級が上なのに)、捜査一課トリオが鑑識の米沢さんをトイレでいじめてたり(特命の居場所を聞き出してた)、杉下が捜査一課との関係を「愉快な仲間達」と言ったり、そういう脇レギュラー陣の扱いは流石に輿水脚本という感じではあったが、本筋がぐだぐだではそれも純粋に楽しめないというのはある。
それと神戸尊の私生活が明らかに?とかワイドショーで散々煽っていたので、てっきり大河内とはどういった経緯で親しいのか?とか出生の秘密とかご実家の話とか、そういう方面かな?と思ってた。
今回のストーリーなら出生の秘密とか子ども時代のトラウマあたりが使えそうだったのに、神戸のマンション初公開って。
マンションでシャワー浴びて、風呂上りにバスローブ羽織って濡れ髪で電話してセクシーってことなの?
高そうなマンション、GT-Rみたいな金食い虫の車を乗り回し、風呂上りはバスローブを着るような神戸の実家は余程の金持ちなのか。そして42歳にもなってその実家の世話になっているのか。警視にまでなったというのに。
どう考えても特命係所属の警部補の神戸の給料でアレを維持することは不可能。あと42歳男のセクシーも不要。
そういうのが「私生活を明らかに」ってことだったとしたら、もう相棒の制作陣は私の斜め上を遥かに通り越している。

新相棒は夏ごろ発表予定とのことだが、Season11。見て大丈夫なんだろうな。がっかりさせないでおくれよ。
tenは最終回までがっかり。和泉輿水コンビでこれでは先が思いやられる。
水谷も来年還暦。
そろそろ杉下も定年を迎える年なわけだが、はぐれ刑事の二の舞を踏もうとしているならそこまで付き合える自信はない。
はぐれ刑事と水戸黄門。私の二大許せないドラマと言っても過言ではない。

というわけで次クールの刑事ドラマは新生ハンチョウに期待する。

ちなみに相棒劇場版は4月と5月上旬にそれぞれ1、2を地上波放送予定のようである。

「ハングリー」 第7話

2012-03-24 | その他ドラマ



『ハングリー』 第7話


なんかミシュランネタ。
唐突に。まあいいけどさ、マシュロンだって。もうコント以上でも以下でもないと思って見ることにするか。
特に麻生(稲垣)が絡んでくる展開になると全然ダメである。

でもそう思って切り替えて見てみると案外面白いのだ。
マシュロン調査員の役のおじさんがなかなかいい味出してて、ちょっとした経緯で本気でフレンチレストランとしてやっていこうとしている英介の店『ハラペコキッチン』に来ちゃうのだけど、
「あんた誰?」
って言われて
(マシュロン調査員はどんなときも身分を明かしてはいけない)←心の声
「ただの変なおっさんデース」とか言う。
思わず笑った。

店の中の不協和音。元ロックバンドのメンバーだけにまさに。
英介が本気でフレンチレストランやりたいって言い出しても、他のメンバーはいきなりソムリエの勉強しろだのなんだの言われても無理なんである。
そりゃ無理だって話だよ。
いけすかない店なんかやりたくないって言い出すメンバー。
「飯なんかに一流だ二流だってくだらねぇ、俺は面白そうだから一緒にやり始めたんだ!」って、取っ組み合いの喧嘩だよ、ロックだねぇ。
そこにマシュロンのおっちゃんたちが来て驚いて帰ってしまうという。
メンバーたちももう辞めるって出て行っちゃったし。

恋愛路線の方はまりあがシェフと付き合っていくなんて自信ない、売れないミュージシャンの方がまだましって同僚の男に話してるのが、なんだか共感できない。
なんでそんなにシェフが嫌なんだか。千恵ちゃんは相変わらずの片想いです。

んー。マシュロンのおっちゃんは伏線なのか?回収されるのかな?
あとここに来て音楽の方がモノになるのかも…って話も。マネージャ役が鈴木砂羽だからそのまま終わるとは思ってなかったけど、音楽取るか料理取るかって話も出てくるのか?

「相棒ten」 第18話

2012-03-22 | ドラマ「相棒」

最終回に間に合わなかった。

『相棒ten』第18話-守るべきもの-




*ストーリー*

民間警備会社の土方(合田雅吏)が銃弾を受けて死亡した。
土方は、ある研究をしている学者・泊(今井朋彦)を警護している最中だった。
尊(及川光博)と警察学校で同期だった土方は、閣僚警護の経験もあったが「SPという仕事に恐怖を感じるようになり警察を辞めた」と言われていた。その土方が民間の警備会社に入り、再び警護の仕事についていたことに、尊は違和感を感じる。
米沢(六角精児)によると、銃撃は2発。防犯カメラの映像には土方が1発目の狙撃の後、逃げ出すように走り出す姿が残されており、2発目が命中した。一緒に居た泊も、土方が逃げ出したと証言しているという。
泊は事件前に「研究を中止せよ」という脅迫状を受け取っていたらしいが、命を狙われるほどの研究とは一体どんなものだったのか?
興味を抱いた右京(水谷豊)は尊とともに調べ始める。

土方は本当にSPの仕事が怖くなって辞めたのか?
なぜ土方は銃撃されたとき逃げ出したのか?
疑問が膨んでいく中、土方が命を落とすことになった背景に意外な事実が隠されていたことがわかる…


ゲスト:今井朋彦 合田雅吏 手塚とおる

脚本:ハセベバクシンオー 監督:近藤俊明


冒頭はマトリックスである。相棒には珍しくCGを使うの巻。
とりあえず先に結論を書くけど、どうせならtenのもっと早い時期にバクシンオー氏脚本回を作っておくべきだったのではないだろうか。tenは前半の救いのないいわゆる鬱展開の連続、度重なる粗い脚本と過去キャラ再登場回、ゲスト持ち上げ回で、プレシーズンからの相棒ファンとしては不平不満もあろうというものである。

ここでバクシンオー氏。

まさかバクシンオー脚本にありがとうを言う日が来るとは…。もともと相棒脚本陣の中では好きな脚本家さんなのだが、メイン回を書く人ではないという認識だったが、どうもこのところの脚本の仕上がりの中ではかなり上位に来る回になりそうなのである。
最終回直前に?と思ったのですが今回は当たりだったいう結果か。前半にも書いて欲しかったものである。

ということで神戸の警察学校の同期、土方が警察を辞めた後もSPをしていたというストーリーに、これは最終回前、神戸の伏線回収回か?と淡い期待をした私がばかだった。
そう言えば亀山卒業時のおざなりさを思い出せば、神戸は最終回SPをやってもらえるだけでも破格の扱いである。

今回良いなーと思ったのは土方が逃げた結果銃弾に倒れたのではなく、プロらしく警護対象を護るために撃たれたという結末。
救いのない回の多かったtenの中では光る回。
BGMにサイモン&ガーファンクルが使われていたので(勿論演出的に意味があってのことだが)、DVD化の際には別の曲に差し替えになるだろうからそこは残念。
それと卒業直前に若かりし頃の神戸回想シーン。もう今更そんなもんええわっと思うが、もしかしてもしかしたら最終回と関係するかもしれないので頭の片隅に置いておくことにする。

そしてもっとどうでもいいけど、最後の方のシーンで風がすっごく強い屋外でのシーン。
杉下さんはどんなに風が吹いても崩れないほどびしっと髪を固めていることが判明。
そしてその他の面々。頭ぼっさぼさ。神戸筆頭に伊丹、三浦、芹沢、みんなぼっさぼさ。風の吹く角度によってはちょっといいんですか?その額?という人も…いやいいけど。
本当にそれヤバいよっていう人はいなかったし。伊丹さんと芹沢さんの前髪七変化、楽しかった。←
しかし何もあんな風の強いところで話さなくてもいいんじゃ?とは思ってしまう。
演出上のセッティングだと分かってはいても。
―もう、すっかり相棒の細部を見る癖がついてしまったよ…
できればもっと本筋で引きつけて欲しいと思うが、老舗ドラマの宿命なのだろうか。

「運命の人」 前半見た。

2012-03-20 | その他ドラマ



『運命の人』

山崎豊子原作。
これの前に見た山崎豊子原作ドラマは『不毛地帯』であるが、あれはかなりきつかった。
2クール(半年)ものだったせいもあって途中中だるみして視聴者離れを起こしたとみられる。
というか私が途中、一度挫折したので。
そして『運命の人』である。
今のところ半分しか見てないけれども。

主演が本木雅弘というのも良い人選だった。
まあ演技は下手だけど、松たか子との組み合わせならちょうどいいバランスでもある。
真木よう子がメインに食い込むキャスティングだが、こっちはかなり厳しい。
ただし流石の山崎豊子原作と見えて、脇はいいキャストで固めてある。
原作を読んでいないからドラマの構成上のことしか分からないが、前半は花形新聞記者である主人公・弓成(本木雅弘)が沖縄返還に関する密約文書を親しい外務官僚の事務官である三木昭子(真木よう子)から手に入れ、時の総理大臣と戦うという展開。
政府を敵に回したために不当に逮捕拘留されたのち、釈放、起訴裁判へと流れてゆくのだが、
この最初の方の弓成と三木の関係を明らかにするような描写が殆どないのだ。
肉体関係があったようだ、その後も何かとアヤシイ雰囲気だくらいの想像しかさせない構成のおかげで、男女関係があるのか、純粋に日本の将来のため、ジャーナリズムのために動いているのか?を視聴者に考えさせる。
結局密約文書そのものが浅はかな野党議員の手によって政府に渡ってしまい、その結果情報を漏洩した三木が公務員法違反で、三木から無理に機密情報を引き出したとしてこちらも公務員法違反で逮捕される弓成。
そして公判が始まったところで、ようやくこの二人に肉体関係があったことが明らかにされるのである。

普通、ありがちなドラマでは最初に関係を持ったところは視聴者には明かされていて劇中の登場人物たちは何も知らないが~と展開されることが多いが、このドラマは視聴者にも明白にはせず、公判(まさに後半)までその事実を引っ張っていく。
深く考えなくても全部説明してくれるドラマが多い中、少し考えなければドラマの筋を把握しきれないというのは新鮮だ。
そしてそれが明らかになったところから、どちらの夫婦も(三木には病気で家にいる夫あり)揺れ動き、そもそも沖縄返還に関する密約事件であったものが、外務省機密漏洩事件、ひいては痴情のもつれ的週刊誌スキャンダルレベルへと貶められていく。


以上前半。

1話の冒頭で弓成の最期(と思われる)が描かれているため、かなり後味の悪い終わりには違いないと思う。
ただ不毛地帯のように時間と時代の流れを追うようなドラマではないため、見ごたえはある。
特に弓成が政府に決して与しない理由が、第二次世界大戦のとき政府の発表を鵜呑みにした報道への怒りと報道の正義を問う姿勢だというのは、説得力があり興味深くもある。
しかし、そんな正義と信念を持つ男が簡単に不倫関係に陥るというところが少し興ざめ。
実在の事件に基づいて書かれたものだということだが、無論そこは小説らしく脚色されてはいるのだろう。
前半を見終えての感想としては、大河ドラマを含めて今期一番面白いドラマだったのかも。内容は堅いけど。


ちなみにモデルは『西山事件』。
時の総理大臣佐藤栄作は非核三原則とアジアの平和に貢献したとしてノーベル平和賞を受賞しているが、批判的な意見も多い。
沖縄返還に関する密約文書については2008年に情報開示法に基づき開示請求されたが不開示。翌年岡田克也氏も同文書の開示について言及している。
日本政府はこの文書を情報開示法制定前に破棄したのではないかとも言われているが事実は不明。
ただし当該文書は既に米公文書では開示されている。


「ラッキーセブン」 第5話

2012-03-17 | その他ドラマ


『ラッキーセブン』 第5話

まだ5話。
ラッキー探偵社および新田がはめられたという展開になりました。
このままでは探偵社は営業停止命令がくだることになる、というところで。
依頼人にはめられたってことは目を付けられる理由があるって話だから、そこからドラマを拡げていくのかなあ?と思うのですが。
しかも事件が警視庁参事官に関わるもので、今まで空気だった警察も一応絡んできたので、うまくやれば面白くなると思うんだけど、面白くならないので困る。
はめられたのは新田だけではなく参事官もで、参事官はその任を解かれることに。社長の瞳子が所轄に捜査をするように言って欲しいと協力を頼みに行くが、もうそんな力はないと断られてしまうのだった。
探偵社の面々はとうとうしらみつぶしで新田を助けるために、問題の依頼を持ち込んだ偽依頼者を探し始めるが、東京は人が多過ぎるよね。
これ田舎だったら見つかるかもしれないけど、さすがに東京ですぐに見つかったら「オイッ」てなるしねぇ。

と思ってたら「オイッ」てなった。
偽依頼者は簡単に逮捕されたんでした。これまた偽名の誰かから頼まれてやっただけというオチ。
黒幕は警察内部に。
そして社長・瞳子の父親は警察の重要なポストにいたが、突然行方不明になっていて、今回の一件はそれに絡んでいるようである。

そっちの事件をメインに描くのか、新田と時多の関係(友情?)をメインに描くのか、そのあたりが曖昧で散漫としているドラマである。新田は今回でひとまずフェイドアウト。今回の事件をきっかけに実家の事業を継ぐことにしたと言い探偵社を去る。

マツジュンを主演に据えておきたいなら、瑛太の存在感は確かに邪魔ではある。
このまま瑛太を置いておくといつまでも新田がメインの空気は一掃できないだろうし。
しかし、このドラマから瑛太が居なくなったらどこ見ればいいの?っていう話だと思う。
それと松嶋の出番が多くなるにつれて演技のまずさが際立ってツライ。
そもそもクールないい女設定が合わない上、相変わらず化粧が赤いし。演技も設定もどうにもならないんだろうから、せめてメイクくらいなんとかしてやって~と。それくらいしか言えることがないのもツライが。

「相棒ten」 第17話

2012-03-12 | ドラマ「相棒」



『相棒ten』第17話-陣川、父親になる-




*ストーリー*

 あの陣川警部補(原田龍二)が、特命係の右京(水谷豊)と尊(及川光博)のもとへとやってきたかと思えば、なんと「父親になります」と言い出した。相手はすでに妊娠中で、今回も美人の由香利(松本莉緒)。美人にめっぽう弱い陣川はそんな彼女からある相談を受けていた。
 由香利は数ヶ月に亘ってテレビのドキュメンタリー番組の密着取材を受けており、その番組の担当ディレクター麻紀が自殺した。が、由香利には麻紀が自殺するとは思えないという。右京と尊は陣川とともに由香利を訪ねる。
 由香利によると生前、麻紀は「最高傑作になるから」と言っていたという。そんな彼女がオンエア前に自殺というのも確かに不自然だ。
 鑑識・米沢(六角精児)の調べでは、麻紀は映像編集中に毒物を混入したコーヒーを飲み自殺。仕事に悩み、自殺する数日前には退職願を上司に提出していたのだが…。
 些細なことが気になり、右京たちは独自の捜査を開始する!
 陣川の今回の片思いは成就するのか!?


ゲスト:原田龍二 松本莉緒

脚本:守口悠介 監督:近藤俊明


相棒ファンの皆様曰く『安心と信頼の陣川回』である。
基本的に陣川ってのは特命を振り回しに来る、いわゆる面白回担当である。
神戸のことをソンくんと呼び先輩風を吹かせて、惚れっぽくてすぐに女性を好きになって…無駄に男前である。
相棒世界では神戸が男前役を振られているが、実のところ造作的にほんとの男前は陣川だと私は思う。

それはともかく、今回は(というか今回も)こじつけ回だと思います。
母親が火元になった火災で亡くした被害者のことを思って、ずっと自分は幸せになってはいけないと思い続けてる妊婦さん。
彼女を好きになっちゃう陣川―はともかくとして、まあそういうことがあれば自分の母親の火災に巻き込まれ亡くなった方のことを思うと幸せになるべきじゃないと思うものかもしれないけど、そもそも母親の罪を背負っているというのがこじつけだと思う。
神戸を卒業させるためにten1話の『贖罪』を意識させようとするためのこじつけ。
神戸自身に意識させるというよりは視聴者に意識させようとしているんだと思う。
でも問題の質が違い過ぎて失敗した、という感じ。

唯一、ドキュメンタリーを撮影していたディレクターと撮影されていた側の妊婦の関係の部分だけは優れていたと思うけど、ディレクターが殺された動機もお粗末、殺人の方法に至ってはお粗末を軽く超えている。
この脚本家は真面目に相棒を書く気があったのか?
だって毒、どこから出したんだよ、持ち歩いてんのか、この犯人の女はっ!!
「あなたに川野さんを殺す理由などどこにもありませんよ」
うん、どこにもないでしょ、これは。

いやあ驚きました。『相棒』でこんなクオリティを見せられるとは。
ついでに言うと脇の使い方もお粗末。一課、暇か?課長、はまだしも、いわゆるゲスト役者の方たちの扱い。特に所長役。
なんでこの人のキャラづけにこんなに尺取ってんだ?
この人、杉下に証拠を見せるのがお仕事なのは分かりますが、ストレート過ぎ。

惚れっぽい陣川、振り回す陣川、困りものの陣川、それが陣川回の見どころなのにどれも半端な挙句、最後にはキューピッドになってかっこよく決まっちゃうとかねぇ…
いくら『花の里』で酔ってくだまいて神戸に「いつものことですから」って言わせても、回収になってない。
ああ、でも杉下のことを「すぎさん」って呼んだのは面白かった。
これからも特命に来たらすぎさんって呼んでほしい。だって神戸のこともソンくんって呼び続けてる陣川だし。

神戸にするのか陣川にするのか、がはっきりしていないからこういうことになってしまうんだろうとは思う。
神戸卒業がどのくらいの時期から脚本家さんに伝わっていたのか知らないけど、突貫的に神戸卒業に向けて脚本を書かなければならなくなったとしたら、気の毒だなあとは思う。
リレー脚本の辛いところが全面に出てしまったのかも。

『相棒』でこんな感想書くとは思わなかった回でした。


「ステップファザー・ステップ」 第6話

2012-03-10 | その他ドラマ



『ステップファザー・ステップ』 第6話

双子の母子手帳を見つけた俺は礼子先生に相談して、双子の誕生日のサプライズを用意することに。
そんなときに俺の同僚で詐欺師のナオが、詐欺を働いた相手に正体がばれるというヘマをやらかしてつきまとわれ、家に帰れなくなってしまい双子の家に転がり込んでくる。
まあナオちゃん回というところか。
正直俺にしてもナオにしても自業自得なところはある。そもそも泥棒と詐欺師なわけなので。
つきまとってきた相手(詐欺の被害者なんですけどね)がちょっとキテるやつだった、ナオ危ないぞといくら柳瀬に言わせても説得力がないなーというのは正直なところではある。
そこのところの矛盾はいつか解決しなければいけないわけで(この展開だと俺と礼子先生の間には恋愛要素が絡んでくる可能性も高いし)、どこに着地するのかが見ものというのはある。

で、結局双子の誕生日にナオの居場所を突き止めたストーカーというかキテるヤツが乗り込んできて、双子の部屋にナオと一緒に閉じこもって家燃やすとか一緒に死ぬとか大騒ぎするんである。
そして俺の立ち回り、かっこええやろ。良すぎるやろうと。
もともとナオは俺に好意を持ってたはずなので、こんなかっこよさを見せられちゃったらねぇ、惚れるだろうに。

俺は双子に誕生日プレゼントを用意していたけど、双子の母親がマフラーを持ってきたのであった。
もちろん双子には会わずに置いていったらしい。
母親からのプレゼントには叶いっこない、と自分が用意したプレゼントを仕舞い込む俺、切ない。
そんなに双子に入れ込んで大丈夫か?いつかは終わりになる関係だってのに。

ナオも父親との関係にトラウマがあって、会いたいけど会えなくて。
父親には父親の自業自得なんて一言では片付けられない感情があるんだろうけど。
それにリンクしてとうとう双子の父親を探そうと思う俺なのであった。

渡辺いっけいはすごいな。『ストロベリーナイト』ではものすごい嫌な上司役熱演。こちらでは超情けない刑事&夫熱演。『ストロベリー~』の方は撮影は夏だったらしいので、実際には撮影は重なってないんだろうけど切り替えがすごい。どっちもまったく違和感なし。こういう脇役の人でドラマって成り立ってるなーと思う近頃。いっけいは切れ目なく何かに出てるよなー。ある意味すごい人気。
須藤りさのお節介主婦役もウザくて大好きだ。
来週のゲストは別所哲也。近頃別所は犯人役が多いのでどういう役か気になる。予告では双子の父親だと言っていたが、多分違う。