ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

「HUNTER-その女たち、賞金稼ぎ-」第1話

2011-10-28 | その他ドラマ




『HUNTER-その女たち、賞金稼ぎ-』 第1話


井坂 黎  ・・・・  米倉涼子
本村 純  ・・・・  桐谷美玲
鈴木真知子 ・・・・  戸田恵子
和久井和美 ・・・・  堀内敬子
権藤 猛  ・・・・  谷原章介
寺島吾郎  ・・・・  小泉孝太郎
井坂 茜  ・・・・  山口紗弥加
井坂 春  ・・・・  川島鈴遥
大岩省吾  ・・・・  柄本 明


これ。
面白いのかなぁ。
もう、なんかちょっとタイトルも(仮)のままいっちゃったっていうやっつけ仕事感が漂ってるし。

アメリカとかではバウンティハンターってチーム組んで賞金稼ぐってのはよく聞く。映画やドラマの世界だけど。
あちらの指名手配犯の賞金って実際桁違いらしいし。
でも日本でって正直どうなの?って感じはする。
日本の警察ってやっぱり優秀なんだろうし、なにしろ日本は狭いし陸続きで海外逃亡できないからねぇ。

米倉涼子演じる井坂ちゃんはキャビンアテンダントだったんだけど、妹の茜の借金の連帯保証人にされて退職勧告を受けて退職しちゃう。退職勧告は40歳からじゃないんですかっ?てあるんだ、40歳から。しかも35歳なのにもう勧告されちゃってる井坂。
で、結局行方不明の妹を探すために、妹の娘・春と一緒に暮らしながら妹がやってた小料理屋やりながら、賞金稼ぎって。

その仲間というか行きがかり上、一緒にやることになったのが後輩の本村、DV夫から逃げている鈴木、妹の小料理屋の仕込みのパート主婦和久井。
そこに警察官の権藤と寺島が絡んでくる展開らしい。
女ばっかり4人集まっても武道の達人がいるわけでもなく、犯人見つけてもきゃーきゃー騒いでるだけなので男手として警察の力は必要なのだな。

1話を見ただけでは何とも言えないなあ。
本筋は妹探し、なんだろうし、そもそも現在日本で賞金がかけられてる指名手配が23件とか少なすぎて、それじゃ食べていけないだろう。
井坂が正義感の強い性格で、人の顔を一度見たら絶対忘れない才能(?)を活かして―という半ば強引なスタートではあるな。

もう少し見てはみよう。というか既に3話までは録画済。でも続けて見るほど面白くないというか。
1話見て既にちょっとお腹いっぱいな感じがしてるんですが。

権藤と寺島の間になんかこう過去じみたものがあるみたいで、そっちの方が気になるとかどうなんだ、私。
小泉孝太郎はともかく谷原章介は結構好きだからなー
でも男前枠が谷原にしろ小泉にしろ微妙な感じ。主役・井坂の好みが権藤(谷原)のセンから男前枠は谷原なんか?

しかし『スケバン刑事』が正義の味方とか、昭和だなあ。いや、ほんとに昭和は遠くなったなあと思った。

「相棒-シーズン10-」初回二時間SP

2011-10-26 | ドラマ「相棒」



『相棒ten』初回二時間SP、見ました。



ちょっと久しぶりにぞくっとした。
映画及びシーズン9を経て、『相棒』も新しいテーマに向かっていくんだろうか。
特命や杉下右京を飼い慣らそうとしながら結果的に守る立場にいた小野田を失った今、ある意味本当の『二人だけの~』(プレシーズンのサブタイトルである)に戻ったとも言えるシーズン10。

脚本は初回や最終回、元日SPの常連、輿水氏。
はずさないなあ、やっぱり。という印象。
輿水氏と和泉氏はもはや『相棒』の世界観そのものかもしれないと思うときがある。
それ以外の回は、どこにも繋がらないただのお遊び的要素や、キャラクターの描写のためだけの小道具が時々使われるが、今回はとにかくそういう無駄がないのにも関わらず2時間きっちり見せてくれた。
ついで見できずガン見していないと何か見逃すかも…と思ったほど。

何度かぞくっとするシーンがあったが、一番キタのは冤罪で服役して出所した直後に自殺した男の遺書を、その母親が見た時の神戸とのやりとりのシーンだった。
遺書には神戸を絶対に許さないと書いてあった。
誰もがそれを逆恨みだと思っていた。
裁判当時もだれもその男の言い分を信じなかった。
誰もが彼を犯人扱いした。
男に付きまとわれた挙句殺された被害者の女性を助けようとした神戸の証言を誰も疑わなかった。

神戸の偽証を知っていたのは唯一、神戸自身。

それは最後に相棒・杉下によって暴かれる。特命係のあの部屋で、神戸と杉下、二人のときに。
その瞬間まで神戸が裁判で小さな偽証をしたことは視聴者には知らされておらず、当然私も母親と神戸のシーンでは知り得なかったのだけど、特別な細工のあったシーンでもないのに背筋がうすら寒くなった。
神戸は「正義なんて簡単に歪められると知りましたから。」とそこで口にしたけど、その台詞のせいでもないようだった。
もう一度見直して見たけど理由は分からない。演技とかそういうのじゃなくて空気感みたいなものだと思う。
ただその同じ感覚は、杉下が神戸に自ら偽証を告白させたとき、大河内と神戸が偽証の件について語ったときにもあった。

贖罪とはなんだろう。
償いたい相手はいない、時効も成立している。それでも神戸の中に生まれ始めた正義は贖罪を求めるのかもしれない。いつ終わるともしれないのに。

大河内は言った。
「お前が有罪にしたわけじゃない。判決に影響が出るような嘘じゃない。
 誰も信用しなかった。みんなそうだった。今だから思えることだ。
 友達が殺されたんだ、憎むのは当然の感情だ。」
神戸は
「警察官だったのに。俺は警察官だったのに。」と言った。

誰も信用しなくても、誰もが犯人だと決めつけていても、憎むのが当然の感情だったとしても―飽くことなく真実を追求する警察官の姿は、やっぱり杉下右京を見せているんだろう。
何も変えられなくても全力を尽くす勇気、かぁ。深いなあ。深くて強い。

神戸くんと杉下さんの今後の関係性が気になるところだけど
シーズン10の初回でこんなん打ち出して、後に続く脚本家さんたち、大丈夫かな。

そしてとうとうたまきさん(杉下の元妻・益戸育江)が『花の里』(店)を閉めてどこかに行ってしまった。
亀山夫妻がいなくなり、たまきさんがいなくなって初期のレギュラーは捜査一課トリオと鑑識さん、あと暇か?の人くらいになってしまった。刑事部長とか煩い上司は置いておいて。
途中ゲスト出演だったはずの大河内がレギュラーに出張ってきてますが。
なんか杉下さん、ぼっち。
唯一の相棒・神戸くんにも厳しさで接するし、すごーくひとりぼっちだ。
亀山の粗野だけど正しさを愛する純粋さ、みたいなものが神戸くんにはないもんな。
なんとなく処世術を身につけた狡猾さを感じさせるキャラクターだから、杉下さんとは対峙する印象が強いのか。

『相棒ten』どこへ行くのか。見届けねばなるまい。


「チームバチスタ3-アリアドネの弾丸-」見た

2011-10-25 | その他ドラマ


「チームバチスタ3-アリアドネの弾丸-」全話見ました。

流石にここまで来るとマンネリというか。
マンネリと定番の境目ってどこだろう。
例えば刑事ドラマの定石というのはあって、それはまあマンネリと裏表だったりする。
古いものなら『西部警察』とか『太陽にほえろ』とか石原軍団系。
最近のならやっぱり『相棒』だと思うけど。
マンネリ打破のためにレギュラー陣を入れ替え、脚本陣にテコ入れし、いろいろやってみて成功すれば定番、失敗はマンネリか。
うっかり失敗するとひと昔前のサスペンス劇場になっちゃうという。
究極のマンネリは『水戸黄門』とか『遠山の金さん』とかの時代劇だとは思うけど。

さて医療系で、しかも医療過誤という題材を扱っているのがこのバチスタシリーズ。
この医療系という畑もドラマで開拓されて視聴率が取れるとされて随分たち。
『救命病棟24時』あたりは記憶にも新しいけど、バチスタは少し違う系列だな。

で、ストーリーは面白かったと思います。それなりに。
穴だらけ脚本というわけでもなく(そこそこツッコミどころはあるものの、医療の知識がないのでそのツッコミが正解かどうか分からないというのも不完全燃焼気味な理由か)、それぞれにキャラも立ってるし。
でもそのキャラが立ってるってのがねぇ。

正直に言おうか。
一番良かったのは名取裕子だ。何、あの人。すごいな。
『京都地検の女』も『法医学教室の事件ファイル』もずっと見ている。
京都地検で「主婦の勘」で事件を解決しまくる検事を、法医学教室では家ではいい年してひらひらした服着て宅間伸(夫で刑事役)といちゃこいてるのに、白衣着たらビシッと死者の声を聞いて事件を解決する名取。
そのどちらにも属さない癒し系なのに実は鋭い(多分)キャラを演じるバチスタ。なんか分からんけどバチスタに名取アリって感じだった。

小西さんはちょっと役が合ってなかったのかな、最後まで違和感があったので。
途中、小西さん演じる役の過去が明らかになって~というくだりでは良いなと思ったんだけど
この人はさばさばした感じの役はイマイチ似合わないような気がするんだけど。
もっとしっとりした役の方が素敵に見えると思う。

そしてキャラが立ち過ぎて失敗してるのが仲村トオル。多分。
ある意味ハマり役なのかもしれない、あのわざとらしさがシラトリのシラトリたる所以だとしたら。下手だなーと思わせるかわざとらしいキャラを演じてると思わせるか、本当に紙一重な役を仲村トオルに押し付けるとは酷な。
仲村トオルと阿部寛と江口洋介。私の中では属性が近いんだけど、演技は多分上手くないのにハマり役を見つけて上手くそこに座っているという印象。
その中では阿部寛が頭ひとつ出てるとは思う。チャレンジャーだし。
でも仲村トオルはなぁ。バチスタシリーズのシラトリさんは悪くないけど、何をやってもシラトリさんになっちゃうかもしれない。頑張れ、トオルちゃん!

あとグッチー(伊藤淳史)。
グッチー良かった。初代バチスタではシラトリに振り回され、名取に助言されてばかり、心療内科医としても中途半端な感じのふらふらした役どころだった。
今回はしっかり成長したグッチーを見せてくれたと思う。シラトリと充分やりあえる感じがきちんと描写されていた。他の医師や警察も初めはグッチー頼りないかも…という態度だったのに、信頼されていく過程は面白かったと思う。

島津医師役の安田顕さんと警察庁のお偉いさん役の高橋克典は暑苦しかったぞ。と。
高橋克典っていつまでも若々しいよねーと思ってたのに、今回老けたなーと思ってしまった。
老けたといっても年相応だけど、やっぱり徐々に老いていかないと今まで若々しかったのに急激におっさんになられると驚くわ。
男前枠は刑事役の福士誠治。男前枠として満足。『のだめカンタービレ』の黒木くんのイメージをどんどん塗り替えてくれるな、彼は。少し陰のある役だったけどさっぱりした男前だ。

そして制作は関西テレビ。関テレはダメなときはまったくダメだけど面白いときはほんとに面白い。今回は名取さんの代表作『法医学教室の事件ファイル』をもじったドラマ『法医学教室のアリアドネ』を出して来たりという小技で遊んでいた。

というわけで、バチスタシリーズ。上手くマンネリを打破すればまだイケル。
あの名取裕子をもう一度見たいので、是非お願いします。ほんとは医療ドラマはちょっとお腹いっぱいだけど。



「陽はまた昇る」最終話

2011-10-21 | その他ドラマ



『陽はまた昇る』最終話


キャスト
 遠野 一行 … 佐藤 浩市
 宮田 英二 … 三浦 春馬
 湯原 周太 … 池松 壮亮
 簑島佐和子… 真矢 みき
 安西 雄哉 … ARATA
 遠野奈津美… 斎藤 由貴
 内堀 清二 … 橋詰 功
 白石 大地 … 浪岡 一喜
 田中 里美 … 石野 真子
 立花 琴美 … YOU
 杉崎 孝夫 … 六角 清児


えーっ!!
遠野の妻死んだ…コレはツライ。ツライです、さすがに。
安西を庇って突撃班の銃弾を受けた遠野は助かったけど、奈津美の最期には間に合わず彼女を看取ったのは簑島だった。
奈津美は最後にごめんなさいと伝えて欲しいと言って亡くなり、簑島も辛い経験をすることになったわけである。
遠野に対して少し恋心らしきものを抱いていただけにキツかったかと。

遠野は依願退職扱いで、結局ていのいい厄介ばらいである。学生たちを事件に巻き込んだ責任をとれと。
遠野は遠野ですっかり糸の切れた人形みたいになってしまって、奈津美の存在は遠野にとっては随分と大きかったんだなぁと。
校長が遠野を教官に呼んだのは、自分の可愛がっていた巡査を殺した安西の女とくっついた遠野が憎かったんだと打ち明ける。
学生たちを事件に巻き込んだのは自分自身だと校長は言った。
だからせめて学生たちに挨拶してやってくれと言うが、遠野はもはやモチベーションも気力も失っていた。
辞めた遠野も痛手だったが捜査一課長だった杉崎もどこぞの署長に左遷されたようである。

学生たちが教官が来ないなら卒業式に出ないとかなんとか言って、クラス全員ボイコットするとかもう。
子どもっぽいどころの騒ぎではない。
一応教室にやってきた遠野だが、
「警察官になる気がないなら、俺みたいになりたくないなら卒業しなくていい。」
と言っちゃう遠野に宮田、逆らうし。

それにしても卒業式で「遠野教官の処分の再検討をお願いします。」と訴える学生たち。
怒って帰ろうとする警視総監を止めて詫びる遠野、そして
「辞表は受理していません。卒業式には教官として出席してください。」と言う校長。
最後にいいところ持っていったぞ。
「いかなる闇をも乗り越え昇る太陽のように強い警察官になってください。」
とタイトルまで持っていく始末である。校長~!!

そしてまたもや遠野のモノローグだよ。
このモノローグは初めから亡くなった妻へのモノローグという形で最後を迎えるという一種の伏線だったのかもなあ。
で、まあ「奈津美、俺は~」で始まったモノローグ。
『壇上に立って教えてきたと思っていたが、教えられたのは俺だった。彼らに会うまで俺は知らなかった。
 人のぬくもりも涙の美しさも、空の蒼さも全て失くしたと思ってたが間違ってたよ。
 俺はこの手に持ち切れない奇跡をもらったんだ。俺はこの仕事を続けたい。』
そして教官に戻る遠野。
卒業した学生たちはそれぞれの配属先で頑張っているようである。
ラストは田舎の交番に配属された宮田が遠野に名前を呼ばれたような気がして空を仰ぎ見るシーンで終わった。

どこまでも、どこまでも佐藤浩市。
金太郎飴のように佐藤浩市。やさぐれてもさすがの佐藤浩市だったわー。
別に佐藤浩市好きじゃないのに、カッコいいってインプリンティングされるレベルのプロモーションビデオでした。
安西なんか最後の最後まで警官に抵抗したり荒れすさんでいるだけといういいとこなしの役どころだし。
佐藤浩市の引き立て役としても役不足な感じするし。

このドラマで一番ワリを喰ったのは白石助教だと思う。
面倒くさくてわけのわからない教官の下で、子どもみたいな学生をまとめさせられる。
いやほんと気の毒だった。
そして何故か最終回のいいところで出てきた友情出演・成宮。いつも思うけど友情出演て誰との友情なのか。
そこは明らかにしなくていいとこなのか。成宮が出てくる必然性、全くなかったけど。

このドラマのいいところは徹底して警察学校を舞台にしたところかなぁ。
チームバチスタ3みたいにあっちこっちごろごろ転がされると疲れてしまうし、ストーリーの肝が分からなくなっちゃうので。
ストーリーの肝と言うほどではないけど、テーマが定まっていると見ている側は集中しやすいというのはある。
そういうのを単純なドラマだと評する向きもあるだろうけど、私は好きかなー。
いわゆる“定番”とか“テッパン”とか言われるものって、そこに至るまでの紆余曲折があってのことだと思うし、いろんな小道具(小芝居)とか脇役の人にも目がいったりして発見があるのも楽しいのだ。

で、やっぱり今回のイチオシは白石助教役、浪岡さんで。卒業式の後の学生たちの挨拶シーンで号泣してたのが印象的だった。


「絶対零度-特殊犯罪潜入捜査-」最終話

2011-10-16 | その他ドラマ



『絶対零度-特殊犯罪潜入捜査-』最終話

桜木 泉  …… 上戸 彩
瀧河信次郎 …… 桐谷健太
高峰 涼子 …… 山口紗弥加
深沢ユウキ …… 丸山智己
大森 紗英 …… 北川弘美
竹林 匠  …… 木村 了
白石晋太郎 …… 中原丈雄
倉田 工  …… 杉本哲太
長嶋 秀夫 …… 北大路欣也


いよいよ最終回ということで。
特殊班に備品に紛れて盗聴器しかけるとか、いくらなんでもセキュリティが。
まあ狐と狸のナントカみたいなもので、警察の方は正義ってタテマエがあるけどユースケにはユースケなりの生き方の定義みたいなものがあったんだろうなーと思う。

ちなみに畑山にまんまと逃げられた桜木、瀧河たちであるが、その逃げた畑山はユースケと自分の子ども(死産だった)のへその緒を最後の切り札として持っていて、それを駆け引きに使おうとして殺されてしまう。
しかし、仕掛けられた盗聴器を通じて畑山が生きていると偽情報を流す。

なんかもう忘れがちなんだけど、外務大臣をサミット開催までに取り戻さなければいけないわけである。
で、桜木は畑山のフリをしてメールでユースケをおびき出す。
もう瀧河が刺されたり、瀧河の代わりに桜木がいきなり現場の指示し出したり、結構な無茶である。
どこに着地させるんだよっていう。
あ、瀧河が刺されたのは前シーズンの塚本の殉職を匂わせてるんだろうけど。
もちろん今回刺された瀧河さんは無事だったわけですが。
それにしても大捕り物である。潜入捜査班って目立っちゃだめなんじゃないのかと。

んー。情報社会への問題提議?ていう大義名分を持ち出されて、それで最後とか。ユースケもっとぎゃふんと言わせてくれないと。
なんか気持ち悪いわー。
瀧河は結局辞めて、桜木は部下の教育を任されることになるのであった。部下、ここでジャニーズかあ。以上。

それにしても最終回でも飛び交う「やべー」「キタ―」の声。
ふまじめ過ぎる。殺人の絡む事件追ってるんだろうに、なんでも画面上でやってると現実感がないのかもしれないなー。
情報処理系の優秀な能力を持っている人って得てしてその能力に溺れる傾向があるしな。
それと畑山が殺されたのは非常に残念。塚本の殉職を前シーズンから無理やり引っ張ってたんだからそこはきちんと送検して欲しかった。
被疑者死亡じゃかっこつかないし、それに関する桜木の落ち込みとか長嶋の態度とか、扱いが軽すぎる。
あと外務大臣。別に無理に出さなくても良かったな、コレ。
「お前はもう亀じゃない。」
っていうことで、桜木も成長したことだし次シーズンや映画化はないと思われる。


「陽はまた昇る」第8話

2011-10-12 | その他ドラマ



『陽はまた昇る』第8話


キャスト
 遠野 一行 … 佐藤 浩市
 宮田 英二 … 三浦 春馬
 湯原 周太 … 池松 壮亮
 簑島佐和子… 真矢 みき
 安西 雄哉 … ARATA
 遠野奈津美… 斎藤 由貴
 内堀 清二 … 橋詰 功
 白石 大地 … 浪岡 一喜
 田中 里美 … 石野 真子
 立花 琴美 … YOU
 杉崎 孝夫 … 六角 清児


学生たちを人質にして立てこもった安西のところに駆け付けた遠野に、安西は学生を一人殺せば残りの29人は助けると取引を持ちかける。
もちろん狙撃班スタンバイ、そして校長室に捜査本部設置である。
遠野は必死で交渉に当たるが安西は完全に肝が据わってしまっている。そこに校長登場。
詳しいことはともかく安西がかつて殺した警官(石野真子の旦那さんですな)は、校長が特別可愛がっていた巡査だったらしい。
校長が説得して引きつけるも、感情的になり過ぎて狙撃失敗とかもう。
感情的になってるのは校長だけじゃないし。
撃たれて入院している遠野奈津美に説得させようと病院に向かう簑島。
「二人の男を手玉にとった女のせいで、何の罪もない学生がこんな目に~!!」
簑島の教師としての資質をどうこう言うつもりはないし、責任感から出た言葉でもあるだろう。
でもまあ、個人的感情が入り過ぎてるのは事実。

過去の事件が色々明らかになったところで、結局安西のしていることは逆恨みだし子どもじみている。
銃をつきつけて、学生たちを怖がらせて、自分で更生するチャンスも幸せを得るチャンスも捨てているだけ。
遠野が奈津美と結婚したことだってそんなに簡単なことじゃない。安西を刑務所に入れて奪うとかそんな生半可な気持ちで事件関係者と結婚できるほど、警察という組織は甘くないだろう。

宮田が自分が犠牲になると名乗りでるが、その時簑島から電話が。安西と話をさせて欲しいという奈津美の電話を切って
「奈津美が死んだ」と安西に嘘をつく。
簑島の電話から機転を利かせて安西に揺さぶりをかける遠野。
「俺とお前が奈津美を殺したんだ」と言う遠野に
「俺じゃない、お前が殺したんだ」と未だ自らの罪を認めない安西。
「そうだな、もう俺かお前かどちらかが死ななければ終わらない。俺が自分で死のう」
そして遠野、長台詞。
学生たちに最後のお別れをするという名目で、それぞれの学生に自分の役割を暗に認識させて安西確保の準備を整える。
上手くいったところで、杉崎~…
突入及び安西射殺の指示の末、安西を庇って撃たれるとか遠野、どんだけかっこいいのか。
いや、結構カッコ悪いんだけど。女々しいところあるし。
でもそのカッコ悪さもまたいい、遠野、ステキおじさんである。


それにしても正直、遠野奈津美ってそんなに魅力的?と思う。
途中にかけてきた電話ででも
「ごめんねぇ、こんなことになっちゃって…」
とかもう何もかもが中途半端。あんたは一体誰を好きで誰が大切なのか。いいおばさんなのに同情と愛情の区別もつかんのか。
で、なんで遠野ほどの男がこんな女のために命かけちゃってるのか。
まったく納得いかん。
それと警察官、美化しすぎだろう。なんかもう究極の啓蒙活動である。ひと昔前なら感動でだだ泣きできるレベル。
でもいかんせん学生の演技が学園祭か。というレベルだし、ストーリーもやり過ぎだよね、コレ。
いや、日本の治安維持のために必要な組織だし刑事ドラマも大好きだけど。

というわけで次回最終回でござりまする。

「絶対零度-特殊犯罪潜入捜査-」第10話

2011-10-11 | その他ドラマ


『絶対零度-特殊犯罪潜入捜査-』第10話

桜木 泉  …… 上戸 彩
瀧河信次郎 …… 桐谷健太
高峰 涼子 …… 山口紗弥加
深沢ユウキ …… 丸山智己
大森 紗英 …… 北川弘美
竹林 匠  …… 木村 了
白石晋太郎 …… 中原丈雄
倉田 工  …… 杉本哲太
長嶋 秀夫 …… 北大路欣也


ストーリーの軸としては塚本殉職事件に関わる畑山から桜木がどこまで情報を引き出せるかという一騎打ち的な形で展開されている。
黒幕はユースケ・サンタマリアで間違いなさそうで、売れるものはなんでも(生まれたばかりの胎児まで)転がしてきたブローカーらしい。
事件としては誘拐された外務大臣が建設していたガスプラントの公害問題が浮上。
それにユースケが関わっているが、彼はあらゆるデータを用意に改ざんできる。
データ社会になっている今、これはすごーく怖い。
他人とデータを入れかえたり、信号を勝手にかえたり、ユースケすげーんである。
警察手帳も勿論入手、堂々とハッキング。

まぁこんな犯罪が起こらないとは限らないよなー、実際。これはいくらなんでも極端だけど、情報の漏えい問題は後をたたない。
コンピュータで全てを管理することは便利かもしれないけど、ハイリスクでもある。と、思うんだけど。

畑山は自分という存在をデータ上消され、ユースケと手を組んだことを後悔し、むしろ恨んでいた。
だから捜査に協力する、ユースケの顔を知っているのは自分だけだからと提案する畑山。

そしてこの場面で自らの病を明らかにする瀧河。この事件を最後に引退する、もしものときはフォローしてくれと仲間に話す瀧河。ていうかいい役もらってるなあ桐谷。
「お前(桜木)の見たものを俺は信じる」だって、かっこいいねえ。
しかも長嶋に、瀧河は自分の後継者として桜木を指導してきたのだと説明つきであった。←要らんって。説明台詞。もう少しこちら側に余地を残しておいて欲しいわ。

後半ちょっと忘れかけてたけど、外務大臣がサミット直前にして誘拐されてたんだった、うっかり忘れてたけど。
そっちの事件はちょっと適当な扱いになりつつ、畑山はユースケの偽の似顔絵で捜査を混乱させるのか、それとも自分の手で…という展開か?

というわけでいよいよ最終回でございます。

昔は、『最終回』というだけでワクワクしたものだが、年のせいなのか、それとも最終回らしい最終回があまりなくなったせいか、ワクワク感は少ない。
例えばドラマ→ドラマ:ネクストシーズン、ドラマ→映画 という構図を制作側が「あわよくば」と意識するせいで実質的な『最終回』ではない、後引き感をもたらしているのが一番の理由だと思う。
特にフジ系列のドラマはシリーズ化、映画化(映画まで前後編とか)の傾向が強い。
人気のあるドラマを作るのが難しいのは分かる(不況による製作費などのリスクも一因だろう)し、二匹目のドジョウが魅力的なのも充分理解できるけど、結論から言えばたいてい二匹目のドジョウは一匹目より小さいことが多い。
期待度の高かった『SP~革命編~』『のだめカンタービレ後編』にがっかりさせられた記憶が新しいだけに。
(『踊る~3』は論外とさせていただく。)
オリジナル脚本でほんっとうに面白いドラマ。特に原作が漫画ではないもの希望。漫画という媒体はドラマ向じゃない。実写映像化するときに必ず違和感が生じるので純粋にドラマとして楽しみにくい。
というわけで、オリジナルドラマで面白いの。作って欲しいです。



「陽はまた昇る」第7話

2011-10-04 | その他ドラマ



『陽はまた昇る』第7話


キャスト
 遠野 一行 … 佐藤 浩市
 宮田 英二 … 三浦 春馬
 湯原 周太 … 池松 壮亮
 簑島佐和子… 真矢 みき
 安西 雄哉 … ARATA
 遠野奈津美… 斎藤 由貴
 内堀 清二 … 橋詰 功
 白石 大地 … 浪岡 一喜
 田中 里美 … 石野 真子
 立花 琴美 … YOU
 杉崎 孝夫 … 六角 清児


手錠って警察官は退職するまでずっと同じものを使うんだ…マメ知識か。

いやあ、杉崎はどこまでも米沢臭がしていけない。かなりきつめの捜査一課長役なんだけど眼鏡外して逮捕のためなら多少汚いことでもやってやるぜっという役、六角さんに既についているイメージには合わな過ぎて。

ところで遠野教官ですが安西と電話して決着をつけようと持ちかける。
警察に裏切られた、好きな女を奪われたと逆恨みめいたことばかりぶつける安西に、警察学校で教官をやっていると教壇に立つたびに刑事としての自分の生き方が間違ってたんじゃないのかと思い続けると、遠野は安西に吐露する。
「俺に復讐するために逃げ続けて、そんなことで奈津美を幸せにできるのか?」
「あんたは幸せにできたのかよ、刑事のくせに俺に負けたんだよ」
と言われて一瞬手錠に手をやる遠野だが、これでは何も解決しない、もう俺たちはどこにも逃げられないんだと安西に自首を勧める。
「奈津美とは離婚する。奈津美を想う君を信じる。」
「一日、一日待ってくれ。俺、人を信じたことねぇし、人に信じるなんて言われたことねぇし、
 そう簡単にいかねぇよ。」
と動揺を見せる安西。人を信じたことのない人生かあ。辛いな。
せっかく心を開きかけた安西を待っていた奈津美のもとに警ら中のおまわりさんが。
あいたー…しかも公務執行妨害で逮捕しようとしたところを警官殴って逃げたせいで発砲、奈津美撃たれるとか。
もうタイミングも何もかもが最悪である。

そして警察学校の警備にあたっていた宮田。
女子高生に喧嘩止めて~って言われて、一人で行くなよと。警官はいつも二人で行動しろよ。
「おまわりなんか死ね」って言われてぼっこぼこにされた宮田はかなり傷ついちゃってねぇ。
高校生のけんかも止められず、怖いと思った自分に傷ついちゃったんだ。

そして逆恨みまっしぐらの安西は遠野の学生たちに接触、警察学校の中で学生を人質にとって立てこもり。
遠野どうする?

以下次回ということで。
むむぅ、これは目が離せない展開になってきた。今まで風呂とか呑気なこと言っててごめんというシリアス展開ですが、やっぱり佐藤浩市プロモであることには違いないな、きっと~♪(ED曲より)


「砂の器」見ました

2011-10-01 | その他ドラマ


何度もドラマ化、映画化されている『砂の器』。
昨年春に二夜連続放送予定でしたが、東日本大震災のため放送日未定のまま延期になってましたが先日、放送されました。

キャストは主演の所轄若手刑事・吉村役に玉木宏、その恋人で記者役に中谷美紀。
吉村を見込んで組んで事件解決に乗り出す警視庁の刑事役に小林薫。
犯人で新鋭の作曲家、指揮者・和賀役に佐々木蔵之介。
他、錚々たるメンバーを揃えてのテレビ朝日特別ドラマ枠。

既に幾度となく映像化されている作品なので、どういう切り口で来るか、また犯人の生い立ち=殺害の動機に繋がる部分に原作者・松本清張のご遺族の意思で使わないでほしいという部分があり、そこをどうアレンジするか、というのがこの作品のある意味見どころになっていたわけです。

今回は吉村に戦災孤児という生い立ちを用意し、その悲惨な過去を繰り返し視聴者に刷り込んだ上で、吉村刑事が事件を追うごとに和賀の悲痛な体験と苦しみにシンクロしていったんだと思うんですが。
それでも刑事としての意思を全うする吉村で見せようということか?と思いつつ見ていた。
んー、殺人の動機がちょっと弱い。
いや弱くないのかもしれないけど、描写として弱い。殺すほどじゃないような―と思わされてしまう程度の説得力。
涙もろい私を泣かせるくらいの展開ではあったんですが、非常に残念だったのは時々吉村が玉木宏に戻ってしまうところ。
そのたびに見ているこちらが素に戻ってしまうんである。
吉村というキャラクターを自分のものにできないままに演じていたのではないだろうかと思われる。
吉村役を演じるのはまだ玉木宏には少し荷が重かったということかもしれないが、じゃあ誰が良かったかと言われてすぐに誰と名前が挙げられないほどに難しい役ではあった。

もう一つの見どころは和賀作曲の2曲。「寂滅」と「永遠」。
これはもう映像化の醍醐味。小説で表現された世界をどう形にするか、音楽は一番難しいかもしれない。
特にクラシックでなくオリジナル作品となれば益々。
私の感想としては「永遠」は非常にいい曲だった。和賀の心情の変化が充分に表現されていたし、抒情的でメロディアスな部分も音楽的要素を満足させる曲だった。
反して「寂滅」は破壊的というか破滅的というか、音楽としてはかなりキツイ感じの曲に仕上がっていた。
まあこれはまさに好みの問題だと思う。原作のイメージを壊していないかどうかも見た人それぞれの感想だろう。
私はどちらも原作のイメージという意味では合格点(上から目線?)。

エキストラに行った親父さんの意見も玉木宏はもっと頑張れという意見だった。
来年の大河出演が決まっているが、父は見る、と言っている。

で、そのエキに行った親父が第二夜に後ろ姿で出てるというもので、私と夫は第二夜はもう「ウォーリーを探せ」状態で親父さんを探す始末。
ストーリーどっかいってまうやん(苦笑
でもそうやって父を探しながらふと気がついた。
父を探してエキの人(背景・モブ)ばかり見ているつもりなのに、いつの間にか目が俳優さんを追ってしまうものなんである。
そういうカメラワークというか、撮影技術による部分も大きいだろう。
しかしまあ玉木宏も存在感という意味ではやはり俳優、『砂の器』主演にキャスティングされるだけのことはあるのかもしれない。

ごめんね、玉木さん。
でも千秋王子のままで終わって欲しくないという愛なのよ、コレも。

まとめ。『砂の器』に親父は結局写ってなかった。(そのシーンはカット)
ちなみにうちの父は『プリンセストヨトミ』のエキで半日かかって撮った電車の中のシーンもまるごとカットされたツワモノである。