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ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

「ハンチョウ~警視庁安積班~」 最終話

2012-07-25 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 最終話

えーー!!
OP前にいきなり「これは安積班最後の仕事だ!」って刑事部長に断言されてしまった安積であるが。
刑事部長を狙うという犯行声明のメールにより、安積はたった1人で刑事部長を守ることになる。

ずっと爆弾テロの話を引っ張ってるので、正直もうちょっとしんどい。
時間がない、時間がないって追い詰められてく感じは、米国のパニック映画のお家芸。
パナソニックシアターで爆弾テロの犯人の要求通りに安積に刑事部長を撃たせようとするなんて、もう勘弁してくれ~という気分である。
直前で有能な尾崎警部補が時限装置を解除してくれたおかげで、撃たなくて済んだわけだが、
これもし撃ってたらテロに屈したことになっちゃうだろう。

まあそれはそうとして、当然復讐はまだ終わってないわけである。
『木曜日の子ども』のリーダーだったキングなる人物を殺すまでは終わらない。
しかし、それ返り討ちに合っちゃうよなあ、と思う。
だって本物のテロリストのリーダーだもん、そんなちょっとかじった程度の知識と計画では無理だよ~と思ってたら、小池くん人質になってんじゃん…
小池を人質にしてキングを連れてこいという犯人と思われていたミカミ(小池の同級生だったのに…)。
キング(田村亮)はすっかり大物になっていたのであった。

そしてここでパナソニックシアター恒例の泣かせる話である。
ミカミはキングのせいで何もかも失った、自分の手でキングを殺せないなら自分はここで死ぬんだと言う。
しかし安積が説得するのだった。ここらへんで主演の意地を見せとかないと。いやもう最終回だけども。

「みんなのひかりになりたい」

すべてを失って施設で馴染めなかった頃にそう願った少年は、今もその心を失っていなかったのだった。

そこでさりげなく尾崎さんのワンショット「爆弾処理班突入」と密かに指示したワンカットで全部持っていった。
ごめんハンチョウ。わたしにはそう見えちゃった…
でもキングの取調べで
「あんたに正義を語る資格なんかない!」って怒ったからね、ちゃんと仕事したから。
まあ一番いいところはね、刑事部長が持っていったんだけどさー
この月8枠の大御所だもんな、里見さん。しかし時代劇の間と現代劇の間ってのは違うもんなんだなあ…
絡む人やりにくそうなんだもん。

さて。
特捜一係は解散いたしました。もしかしてハンチョウラストシーズンだったのか?
今さら神南署に戻るわけでもないだろうしなあ。
せっかくそこそこのキャストを集めて、ここまで形造ったんだからもう2シーズンくらいこのメンバーで行ってくれても良かったかなーと思ったり。
小澤さんの存在感強過ぎるとか、小池役の福士くん忙しいとか色々あるんだろうけどさ。
村雨と速水を捨てて警視庁に鳴り物入りで来た新シーズンだっただけに、今後に注目といったところである。

「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第11話

2012-07-17 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第11話



もう暑くてドラマとか見る気しない。
録画してある初回スペシャルとか、ほんとこの暑いのに二時間SPってどゆこと?って感じで。
それはともかく、とりあえず前クールの残りを見る。
小池くんが車の爆発に巻き込まれたんだけど、その時尾崎が小池庇う!
カッコいい!!なんなんですか?尾崎さん、それは今まで安積さんの役だったのにっ!

今のところ刑事部長がアヤシイのであるが、里見浩太朗さんに月8で悪役やらせるとは思えないので多分違う。
そしてとうとうこちらの捜査一課でも真山(高島礼子)が安積班にデレました。←どうでもよい情報
テロリスト『木曜日の子ども』の話の続きなんですがね。

『木曜日の子ども』への復讐の件で昔の友人に接触していた小池は、小池の目的を友人に見破られてしまう。
「それがお前の仕事だから仕方ない、だけどお前は友達じゃない」
って言われちゃってショックの小池くん、可哀そう。
まあでもその友人だって被疑者に利用されてたわけで。
そのうえ結城は撃たれるし、結城が張ってたミカミに関わりのある女(井上和香)まで撃たれちゃうしで。

ああ、それにしても後半のこのくさい演技…。特に安積の。
いくらパナソニックシアターとはいえ、もうちょっと内容がくさい分演技はさらっとしてもらった方がいいと思うんですけどね。
いろいろミカミという男の生い立ちや性格などが分かってくるにつれ、どうも今回の連続殺人とは結びつかないと感じているハンチョウ以下、特捜のみなさん。
そこに真山さんが刑事部長が『木曜日の子ども』の関係者と繋がっていたのではないかという情報を入手。
「刑事部長、あなたがキング(『木曜日の子ども』のリーダー)ではないんですか?」
「わたしはキングではない」
そりゃそう言うだろうって。

そして独り刑事部長への疑惑を抱えながら苦しんでいる安積に尾崎きた。
「ひとりで背負いこまないでください。俺はもし特捜が任務を終えて解散しても、その瞬間まで安積さんの部下でいたいんです。チームでいたいんです」
ここ、かなりくさい台詞ですがね、尾崎は案外さらっと言ってのけましたよ…。
「俺はどんな圧力がかかろうとこの事件を解決する。警察官を辞めることになったとしても。でもお前たちを巻き込むわけにはいかない。お前たちは今日までよくやってくれた。ありがとう」
と特捜の皆さんに打ち明けた安積に「なんすか、それ」←尾崎、おもろい。
「クビが怖くて警察官なんかやってられませんって」
「真実に目をつぶって刑事続けたってどうせ未来なんかありませんよ」
「警察組織を敵に回して闘うつもりなら、独りより4人の方がまだマシなんじゃないすか」
さて、どれが誰の台詞でしょうか。(上から結城、小池、尾崎でした)
ああ、そういえば小澤さん(尾崎)は警察組織相手に闘ったことがおありでしたね(相棒劇場版2参照)

というわけでなんとまあ。最終回に向けて3話連続って過去ハンチョウにこんな枠の取り方があっただろうか。
長いよ。
そしてまだ最終回を見てはいないのであるが、はっきり言ってこの警視庁シリーズの主役は尾崎。準主役が小池である。
もう、村雨さんを返して!!!


「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第10話

2012-07-10 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第10話

今シーズン(いや既に前クールなわけですが)のハンチョウは長い。
話数が多いよ?
これは警視庁安積班を定着させようという局側の作戦なのか、しかしいつまでたっても最終回が来ない…

で、またもや尾崎さん回なの?すげー押してんな、尾崎警部補。
ここ10年、尾崎しか顔を見ていない男が連続射殺事件の重要参考人に。
尾崎は捜査本部に、そして結城ちゃんと小池くんが単独捜査って、これ違法なんじゃないのかぃ?
単独捜査は違法ではないのか、でも危ないよなあ…
刑事部長(里見浩太朗)、無茶ぶりもいいところである。
まあそれをやりたくて特捜を作ったんだろうけどさ。
いよいよテロ集団『木曜日の子ども』に切り込んでいくことになるのだが、これがちょっと分かり難い。
今回の重要参考人が『木曜日の子ども』に関連しているというのが刑事部長以下、上層部の見解らしい。
しかし、友だちに接触させるとかどうなんだろうか。普通は当事者とか関係者は捜査から外すもんだろうに、特捜ならいいとか乱暴過ぎる。あ、どこかの特命係もそうか。

しばらく会ってない同級生が突然訪ねてくるとか、警戒するに決まってるよねー
たとえば生命保険の勧誘とか宗教の勧誘とか、マルチ商法とか、選挙のお願いとか?
そういうのばっかりだもの、今の世の中。んで相手が刑事で後ろ暗いところがあるならそりゃ警戒するでしょ。
今回はどうも小池の同級生の方がビンゴのようである。

問題の重要参考人のミカミという男は、両親を『木曜日の子ども』のメンバーに殺されたらしく、今回射殺された二人はその『木曜日の子ども』のメンバーだった。
ミカミの復讐ではないかと考えた特捜は、尾崎・小池・結城に公安が張り付いているのに気がつき、危険を察知する安積。
刑事部長、結構なワルやで。部下を囮にするなんて!!と噛みつく安積に
「ミカミは新たなテロ組織を作る可能性があるから」
と言い訳するわけですよ、それ、安積納得しないでしょ。
今回はとりあえず刑事部長、ものすごい長台詞、そして長回しである。NG大丈夫だったんですかね?(余計なお世話w)
結局特捜が作られた理由はそのテロを抑止するためだったわけで。
特捜は解散すると言い出した安積に、「やりましょう、ハンチョウ!!」
尾崎がかっこ良過ぎて結局ハンチョウをくっちゃってる件。
刑事部長は『木曜日の子ども』のメンバーとの知り合いだって分かっちゃったし!!
そんなときに真山とデートしてるハンチョウいいのか?
いや、仕事の話なんだけど、そんなオシャレなところでカクテル飲むとか、デートでしょうが!!
まあカクテル飲みながら
「あなたたちの後ろには捜査一課がある。それだけは忘れないで!」
ってものすごい重要な宣言していくわけですけど、デートに気をとられるわたしであった。

月8、パナソニックシアターとしては里見浩太朗を悪者にするわけにはいかないだろう、という視聴者の予測はどうなるのか。
爆発に巻き込まれた小池は無事なのか?
なんか色々気になるが長いなーという感想しかないこの状況…
安積班は所轄の方が良かったなあ。


「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第9話

2012-07-03 | 「ハンチョウ」

母親の生命と子どもの生命、どちらかしか選べないとしたらどちらを選ぶか。
どちらの生命が重いのか選べ、かあ。

というわけで『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第9話

真山管理官(高島礼子)に依頼されてイタズラ電話の犯人を捜査することになった安積班。
イタズラ電話は医師にばかりかけられており、
「柊議員と自分の子どもの生命、どちらかを選べ」
というものだった。
どのケースも実際に誘拐されてはおらず子どもも議員も無事だったが、捜査を進めるうちに一人の医師がかつて柊議員の心臓の緊急オペの際に手術中だった患者(子ども)の手術を離れ、議員のオペに移るようにと院長に指示され、子どもの手術は失敗して亡くなっていたことが分かる。
院長も殺害されており、当時の子どもの患者の家族が気にかかるハンチョウ。
院長を殺し、当時の担当医を刺した男はやはりその父親だったわけだが、その直後に例の電話がかかってくる。
刺された医師の妻と子どもの生命、どちらが重いのかお前が選べと突きつけられる、代理で電話に出ちゃったハンチョウ。
母親は子どもの後を追っていて、そのたった1人の肉親の弟が犯人のようである。

安積はね
「どちらの生命も選べない。本当に生命に重さの違いなどないんだ。俺はどちらも選ばない」
と言う。安積らしい答だなあ、と思う。でも正しさってのは時々誰かを追い詰めるから。
「ならお前はどちらを選ぶんだ?お前に選べるのか?」
と犯人に問いかける安積。犯人が本当に悪い人ではなくて復讐、だから通じて良かったね。
パナソニックシアターだもん、説教くささと分かりやすい正しさがないとね、と斜めに見てしまう私は汚れた大人なのね、きっと。

でも最後に手術に失敗して亡くなった子どもが手術前に担当医師にメッセージを残していて、ここ泣いてしまった。
ああもうなんて分かりやすい~と思うけどこれは泣くだろう。
手術前に死を覚悟した子どものメッセージなんて。
そして何よりもこのメッセージをなぜもっと早く両親に聞かせてあげなかったのか。
母親がこれを聞いていたら死ななかったかもしれないじゃないか~!!
自分の行いの弁解にしたくないと思ってメッセージを保管していたらしいが。それこそが判断ミスだろう。

妻と子どもが溺れていたらどちらを助けるか、とか、自分の子どもが二人溺れていたらどちらを助けるかていう生命の究極の選択っていうのは、よく語られる話なんだけど、ほんとにどちらも選べないものだと思う。
わたしか子どもかなら絶対に子どもを助けて欲しいけどさ、ほんっとうのほんとうはその場になってみなければわからないわけで。
結局人間は偽善と欺瞞に満ちていて、それでも正しさと真実を求めているんじゃないのかなあ。
「救おうとする前にどっちかひとりしか救えないと決めつけることが間違ってる」が正解、なんだろうか。

そして木曜日の子どもの件ですがね。なんかややこしいことになってる。
公安出てくると話が見えなくなっちゃうんですよねえ…
んー。最近刑事ドラマで公安が悪者っぽく出てくるの、よく見かけるけど公安だって頑張ってるんじゃないのかと。
いやまあよく知らないわけですが。よく知らないものは警戒するもんだしね、人間って。

ハンチョウシーズン5も9話まで来ましたが、小澤さんの存在感はやっぱり半端ない。
この人を準主役含む脇で使うのは難しいなあ…。福士は小澤と組んでるわけだが、自分のキャラを理解してよく演じてるなあという印象。女子は…まあ紅一点なんで。

ハンチョウ、12話まであるのか、ちょっと長くないか?

「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第8話

2012-06-26 | 「ハンチョウ」
ホステスさんたちに囲まれて鼻の下のばしてる小池。
「マジかよ~!結城と同じ読みをしてしまったな、という意味の〝マジかよ~!!”」という台詞に力が入り過ぎている小池。
今日も絶賛コメディ路線でーす!

というわけで『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第8話

容疑者を張ってて見つけた安積班が捕まえようと追いかけたときに、結城が女性にぶつかってしまい、女性は後頭部を打って意識を失ってしまう。
死んじゃったかと思ったわ。死ななくて良かったよ、ほんとに。記憶喪失だけど。
頭部外傷のせいではなく、心因性の記憶喪失ではないかと医師が診断し、結城はひとまずホッとするも事件に関わりがあると判明。
優秀だよね、日本の警察は。記憶喪失の彼女の身元をすぐ突き止めちゃったし。

記憶喪失は狂言なんだろうけど、どうも人間関係が複雑である。
自殺に見せかけて殺された婚約者の復讐というのが事件の概要だけど、
「あなたたちのしていることは誰も幸せにならないっ」
という安積の正論がなんだかなあ、である。もちろん犯罪はダメだけど、誰も幸せにならないと分かっててもそうしなければいられない憎悪が育ってしまったわけで。
警察がきちんと調べて犯人を逮捕してくれなかったから。
「あなたたちみたいな警察官にもっと早く会えば良かった」
の台詞を言わせようという展開がちょい強引だな。

真山の「北風と太陽」の話はこれからも使うといいんじゃないだろうか。
「捜査一課が北風で分室が太陽」っていうの、なかなかいいと思う。
ところで前回の『木曜日の子ども』テロ組織の伏線は最終回で回収する予定なのか、今回はまったく出てきませんでした。

それにしても安積はいっつも女子と組んでるな、なんでだ。
刑事ドラマの主役が紅一点と組むってのは珍しいよね。主役が紅一点の場合は別だけど。
あと前回と前々回の尾崎エピで尾崎はすっかり安積の部下になりましたよ。尾崎を懐柔するのは案外簡単だったなあ…(つまんない)

「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第7話

2012-06-19 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第7話

ハンチョウの必死の説得にも関わらず、被疑者を連れて逃げる尾崎。
「フジムラ(日系ブラジル人)は警察組織には渡せません」
どうして警察官でいるんですかっ!何を守るためにあなたは警察官d…違った。
ハンチョウは「市民を守る警察官」がテーマだったな、そういえば。

尾崎は5年前に自分の判断ミスで親しくしていた巡査を亡くしてしまったと思い込んでいるという。
実際には尾崎に責任のあるケースではなかったが、尾崎は最後は組織の判断ではなく自分の判断を優先すると思うようになってしまった。
警察辞めた方がいいよ、という台詞を飲み込んだ私。←飲み込んではいない。テレビに向かって何回も言った(笑)
明らかにアヤシイ市会議員(コニタン)。
いろいろおかしい点があるのは分かりきっているが、その辺りは尾崎エピの回収のためにわざと話を混乱させるのである。
一年前に市会議員の妻の実家に強盗が入った件と今回の事件を関連させ、尾崎に逮捕状が出たといって特捜一係(分室)を解散に追い込もうとする真山。←唐突。だって先週までちょっとハンチョウにデレてたよ?

んー!
尾崎が小池を信頼できる仲間だと言ったことは評価できると思ったんだけど。
まだ安積には少し不信感があったのだが、
「命令が間違っていると思ったら従う必要はない、組織ではなく俺たちは俺たち自身で判断するんだ」
と言う安積にいきなり部下の顔になって信頼しちゃう尾崎。
結構たやすかった(笑)最近のドラマはみんなデレが早過ぎて。
もっと反抗しろ!!ロックは反骨精神だ!!!←間違ってる。

事件は安積と尾崎が信頼関係を築いて無事解決したんだけど、今度は『木曜日の子ども』というテロ組織が出てきたぞと。
爆弾テロ組織らしいですが、刑事部長が公安と結託して調査しているらしいというのが次回へのヒキ。
マザーグースを持ってきたのはすごいね、「木曜日の子どもは遠くに旅に出る」。
こういうところが原作ものの強みかなあ。
でもコメディ担当オトコマエ枠の小池が
「こんなに守られてる特捜ってのがちょっと薄気味悪い」って案外鋭い件。



「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第6話

2012-06-07 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第6話

安積 剛志  …  佐々木蔵之介  
尾崎 誠   …  小澤征悦    
小池 竜也  …  福士誠治    
結城 沙緒里 …  比嘉愛未    
丸岡 喜一郎 …  六平直政    
木村 千春  …  加藤夏希    
城戸 章弘  …  合田雅吏    
真山 塔子  …  高島礼子    
川口 総太郎 …  里見浩太朗 


小池は完全にコメディ枠のようだ。←まだ言ってる。
スーツ福士でオトコマエ枠を楽しみにしていたというのに。

というわけで、ハンチョウ5の第6話でございます。

特捜一係。いい便利屋である。
所轄に嫌がられたり、責任とらされたら厄介そうな事件ばっかり。
まあ進んで首突っ込んでるんだから仕方ないんだけど。
事件の途中で別件にばったりというよくあるパターンで、それを見過ごせない特捜一係の皆さん。

しかし、尾崎が完全にハンチョウをくってる。
最初見たときからキャスト的にどうだろうか、と思ったんですがね。
尾崎役の小澤さんは顔も濃いし、このところ役者としてもかなりキツイ存在感のある役柄が多い。
反して安積役の佐々木さんはどちらかと顔立ちは薄めで優しそうな印象。
神南署時代は濃いのは若過ぎたし、いい年頃の村雨役は中村俊介で佐々木とのバランスが良かった。
しかしこのバランスは、主役、誰?(私、迷走中)

ひき逃げの冤罪問題に絡んで、尾崎が事件を引っ掻き廻すわけである。
分室発足当時からなんか胡散臭い過去をチラつかせていた尾崎のエピ、なんと2話連続お楽しみください、である。
なんだか捜査一課時代に拳銃使用に問題があったとかで管理官に目をつけられている尾崎。
警察の一員なのに警察を信じない尾崎。冤罪と思われる日系ブラジル人の被疑者を匿い逃走するのであった。
しかも尾崎には殺人の疑いもかかっていて、電話で必死に安積が説得する。
「お前一人じゃ無理だ、だが俺たちならできる。俺たち安積班でやるんだ」
「お前なりに貫こうとしているものがあるのは分かるが、刑事だからこそ守れる正義があるはずだ」
熱い、熱いぞ!安積!!
チームワーク大好き、正義大好きのハンチョウらしい台詞が出たところで、次週乞うご期待。

今回小池くんと結城ちゃんは殆どいいとこなし。居るだけである。
いい味かましてたのは鑑識の二人。あとは尾崎が一人で暴走しています回だった。
ハンチョウも今シーズンの折り返しは過ぎたが、どうも役者(というかキャラクター?)をうまく動かし切れていない印象が残る。
高島礼子しかり、合田しかり。
そもそも分室のメンバーが4人とハンチョウS4までよりもチームレギュラー陣は減っているわけで、S4までのハンチョウと比較するとあまりにも散漫な印象。
福士をコメディ枠(おっちょこちょいの若手という意味で)に置くなら置く、結城役比嘉は紅一点だけどどう位置付けるのか、4人のメンバーすら手さぐり状態に見えてしまっている。少なくとも私には。
やっぱり村雨と速水と署長がいないのは、色々な意味で落としどころがないのかもしれん。
ハンチョウ好きなので、もう少し頑張ってほしいところではある。


「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第5話

2012-05-30 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第5話

安積 剛志  …  佐々木蔵之介  
尾崎 誠   …  小澤征悦    
小池 竜也  …  福士誠治    
結城 沙緒里 …  比嘉愛未    
丸岡 喜一郎 …  六平直政    
木村 千春  …  加藤夏希    
城戸 章弘  …  合田雅吏    
真山 塔子  …  高島礼子    
川口 総太郎 …  里見浩太朗   


小池くん、人生の楽しみの半分は漫画なんだ(笑)。しかもそれは少女漫画ではないのか?
そしてどうしてそれを職場に持ち込んでいるんだ(苦笑)。←コメディ担当の男前だったか、惜しいな。

結城が遊びに行った友達の隣の隣の部屋の住人で漫画の原作者が、渓谷で遺体で見つかった。
その際に「女性が襲われている」と110番通報があったが、「○○マンションの4階の左から3番目の部屋」と言われて、巡査は結城たちのいる部屋に確認に。
しかし結城のいた部屋は表玄関から見て左から三番目の部屋だったが、亡くなった人の部屋はベランダ側から見て左から三番目の部屋だった。
「このところ悪戯続きで~」
という巡査の言い訳があったとはいえ、警察官なら4階の部屋すべてを確認するだろう、普通。
当然裏から見て、という状況も想定するはずだし。
もうこの時点で刑事ドラマとして微妙。

山梨県警は釣りの最中の事故と断定しているため、警視庁捜査一課が口を出すのは非常にデリケートな領域である。
「赤バッジにかけて、必ず犯人を捕まえなさい」
と言う真山に頷く班長であった。

現場を目撃したと110番通報してきたのはひきこもりの女子高生で、結城と安積がドアの外から説得するが応じてくれない。
しかし粘り強い結城の根気に、少女は勇気を出して自分が見たものを伝えようとした矢先、犯人に連れ去られてしまう。

登場人物が多いわ。
まず殺された原作者、その原作に絵を描いてた漫画家、漫画家のアシスタントだけど実はゴーストライター的存在の女性、それに出版社の担当者。
で、通報した女の子にその友人。
人間模様を詰め込み過ぎてると思う。これ一回で二話くらい作れると思うなあ、いつものハンチョウなら。

アシスタントや編集者には一円も印税が入らない。原作者のストーリーの大筋を作っている編集者とさぼってばかりの漫画家の代わりに大部分を描いているアシスタントが結託して、原作者を殺害し漫画家に罪をなすりつけようとした。
アシスタントのままずっと燻ぶっていたくない、飼い殺しにされたくないって言ったアシスタントのためにデビューの舞台を用意していた漫画家を彼女は信じ切れなかった。
ちょっとしたボタンのかけちがいで人の生き方なんて変わってしまうものなんだと、それが思いもよらない憎しみの引き金をひいてしまうこともあるのだと思わされた最後でした。

そこらへんに着地点を持ってくるところがハンチョウらしいといえばらしいが。
いわゆる"本当に悪い人なんていない"というやつですな。
それは反対に言えば"絶対的な善人はいない"ということになるのだが。

「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第4話

2012-05-19 | 「ハンチョウ」


『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第4話

安積 剛志  …  佐々木蔵之介  
尾崎 誠   …  小澤征悦    
小池 竜也  …  福士誠治    
結城 沙緒里 …  比嘉愛未    

丸岡 喜一郎 …  六平直政    
木村 千春  …  加藤夏希    

城戸 章弘  …  合田雅吏    
真山 塔子  …  高島礼子    
川口 総太郎 …  里見浩太朗   

え?潜入捜査なんだ…小池くんエピ回。ピンクの柄シャツも似合うね、小池君。

ということで。
『ハンチョウ』の4話です。遅いよッ!!

宝石強盗が宝石横どりされたって、間抜けな話から始まって、横どりしたかもしれない相手のところに潜入する小池君。
イレギュラーな部署だからイレギュラーなお仕事が来るのか。
そんな簡単に潜入の仕事なんかするなよ。
しかも潜入先で携帯で連絡取り合うとか、危なっかしくて見てられん。
ドラマ的にはバレた方が面白いとかそういうことか?
いや、そもそも潜入捜査は日本では違法か。
公安あたりはやってるんだろうけど、どちらにせよおよそ潜入の素人の小池にやらせるとか、危なすぎるって素人の私でも判断できちゃうけど。
刑事ドラマで限りなくリアルを求める必要はないと思いますけど、あまりにもアリエナイ感が満載っていうのもねぇ。
尾崎も安積も警部補なのにばりばり現場で捜査してる、とか、そういうことにはこの際目をつぶるけども。

まあ案の定このど素人は潜入先の相手に感情移入し過ぎちゃって暴走。
ミイラ取りがミイラに、じゃないけどその辺りの感情のコントロールが潜入捜査では一番難しいんだろうなあと思う。
命が危険だっていうことは最初から用心してかかってるけど、感情が引きずられるのは想定していても制御しきれないかも。
暴走しかかったところに安積さんが来て、「仲間を信じるんだ」だってさ。
「あいつは犯人じゃない、友達思いのいいヤツなんです」
そう言って巻き込まれて命の危険に晒されたそいつを助けに行こうとする小池くん。
熱い、熱いねー!
結局刑事だって分かった後も、わだかまりなく~という月8らしい終わり方でした。

今回は「俺たちはチームだ」で、チームワークに焦点を当ててきたハンチョウ。
特捜の雰囲気も最初はバラバラとげとげしてたのが、なんかほのぼのしてきている。
尾崎は拳銃に関する過去があるみたいだけど、そこらへんのエピをどこに放りこんでくるか、だなー。
小澤さんがどうしても『相棒-劇場版Ⅱ-』の八重樫に見えてしまうのがツライ…こないだ地上波でやってたとこだもんで。

「ハンチョウ~警視庁安積班~」第3話

2012-05-08 | 「ハンチョウ」



『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第3話

安積 剛志  …  佐々木蔵之介  
尾崎 誠   …  小澤征悦    
小池 竜也  …  福士誠治    
結城 沙緒里 …  比嘉愛未    

丸岡 喜一郎 …  六平直政    
木村 千春  …  加藤夏希    

城戸 章弘  …  合田雅吏    
真山 塔子  …  高島礼子    
川口 総太郎 …  里見浩太朗   


一千万円の入ったバッグを持った男が階段から突き落とされて意識不明の重体に陥った。
事件性はあるものの、殺人事件というわけでもなく、捜査一課から捜査を預けられる安積班。
でもそのつき落した犯人はすぐ見つかったんですけどね。
一千万円は犬の身代金って…ペットは家族だろうけど、犬に一千万…よく分からんけどそういう人いるのか。
飼い主はお金持ちの老婆で夫に先立たれ、その犬だけが家族だからというのだけども。
で、一千万の受け渡しの後、偶然肩がぶつかってキレた若者に突き飛ばされた、偶発的な事故だった。
ただそれでは納得できない安積は捜査を続けることにする。
そもそも犬の誘拐事件の犯人が意識不明だから、決着していないわけである。
調べるうちに意識不明の彼は母親が重い病気で、しかし定職についていないため治療費に困っていたと判明。
そこにかつて売れっ子芸人だった男・泉田が絡んでいると突き止めた安積達。
泉田の息子が誘拐され、その息子を取り戻すため一千万を工面しようと、知りあいの金持ちの老婆の飼い犬を誘拐したのだった。
結局意識不明の男は犬の誘拐をしたのではなく、泉田の息子を誘拐したのだ。

「どんな人間にも陰がある」
かあ。
飼い犬に一千万出せる老人、たった1人の母親のために満足に治療費も出せない22歳の若者。
過去に有名な芸能人だったのに、今や借金だらけでイタリアンレストランを経営する男。
でも飼い犬に一千万出せる老婦人が幸せとは限らない、って尾崎に言わせるんだけどさ、実際は結構幸せそうだったりして脚本的にはそこのところに説得力がないのである。
現実はそうだろう。お金で幸せが買えるわけではないけど…でもまあもう少し分かりやすくして欲しいなあ、だってこれ、パナソニックシアターだもの。
分かりやすい人情ものがウリというか、そういうイメージなんですけど。
あとちょっと説教くさかったりチームワークに拘ってみたりする方向性。

そして事件解決の後に入った次の要請。
動物園から逃げ出した猿が霞が関に逃げ込んだのを捕獲の応援に行く安積班。

確かにどんな人間にも陰はあるな。
安積だって神南署に居た時は第一線でバリバリやってたわけで、こんな分室に閉じ込められて犬の誘拐だの逃げ出した猿だの追いかけてるってどれだけアウェーなの。ていうかどんだけ特命係なの。(なんでもやる課的存在)
まだ捜査権や拳銃携帯が認められている分、特命係よりはマシだけど。
捜査一課の分室としての扱いも特命ほどひどくはないけど。これから右肩上がりの部署になるんだろうし。
というわけで、もう新シーズンになって3話。まだハンチョウっぽくないなあと思う次第であります。
ちなみに福士くんはまだまだ浮いている。あと女子も。
私としては鑑識の加藤夏希。ほんと意外なんだけど馴染んでて良いと思う。