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ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

「リーガル・ハイ」 最終話

2012-07-28 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』最終話

なんとまあ。
なんじゃこの猿芝居は。と思うハナシからのスタートであるが、前回と前々回の公害訴訟問題に関する一年後の訴訟…という話である。
公害訴訟のときの証人がヘッドハンティングされたが、その企業はライバル会社と見せかけて被告の会社と繋がっていたのであった。
そしてその証人が原告となり、代理人が黛。
被告となった企業側は三木と古美門が代理人である。
訴訟自体は古美門が勝ったんだけどさ。まあそこはそうだわね、1年ですべてが変わっちゃうなんてことはない。

しかしな。

もうほんま、どこまでどたばたやねんと。
期待し過ぎたわたしがばかでした。
まさか三木と古美門の確執が飼ってたハムスターが投薬実験のせいで死んだせいとか…
あまりにもアホらし過ぎてまさに「なんじゃそらーーー!!」である。

で、結局黛はまた古美門事務所で働くことになって。
まあそういう感じで終わるわけね。まだまだ黛は修行中で、いつかきっと古美門を倒すんだね?
そういうことにしといてあげるわ。もう。
正直この最終回(というかここ3回)の古沢脚本にはがっかりしたと言わざるを得ない。
完全な尻つぼみパターンだと思う。

基本はギャグ、ときどきシリアスというのが今回のテーマだったんだろうけど、最後の何回かは成功してないと思う。
無理にオトしたなあと思う回も多かった。
でも数字も取れたようだし、検討したかな?

一応完走。



「リーガル・ハイ」 第10話

2012-07-18 | リーガル・ハイ

『リーガル・ハイ』第10話

9話の続き、公害訴訟問題である。
まあ今さらだけどこのドラマもブルーフィルター使ってんだな~青い画面だ…
ブルーフィルターって悪くないんだけどどうしても画面が暗くなって見にくいんだよね。

今回法廷シーンが結構真面目じゃないの!!と思わせてくれたのは一瞬でした。
やっぱり面白くないとねえ、このドラマは。
いや、すごいわ。勝つためにはどんな手段でも使う、家を売って勝てるなら安いもんだなんて古美門以外の誰が言っても違和感あるもん。
ブラジルの人元気ですかーネタ出てきたし。もう、こういうところが古沢脚本のすごいところですわ。
さらっと出すんだもんなー
三木弁護士と古美門の間になにやら仇討的な関係性があるようで、そこが明らかにならない、というよりもそこを明らかにしないところがまあテなんだろうけど。
裁判が長引けば古美門は抵当に入れたあらゆるものが差し押さえられるわけで、まあどうせ乗れもしないクルーザーも外車もこの際処分すればいいと思うけど、家の中のものまでとなるとねえ。
それが分かってるから被告側は決して和解に応じないので、古美門は後がない状況である。
有害物質とはいえまだ研究が進んでいない領域の物質について、それが本当に人間に無害かどうかなど裁判でやり合うのは日本では難しいのだとは思う。
有害かもしれないしそうでないかもしれないというグレーは日本では白と扱われるからだ。
で、そのグレーの物質と健康被害との因果関係を証明するために黛はずっとその地域で取れた米と野菜と水を口にし続けていた。
具合が悪くなって精密検査をした結果、大腸がんが発見されるとか、突然のシリアスについていけないわたしはどうすればいいのか。
その上黛を抱きしめる古美門を見せられて、ひぃ~となってるところに実は医者に金掴ませてた古美門(笑)
そうじゃないとね、このドラマは。
結局黛はただの胃腸炎でした。

ところで三木の仇討の件だが、これは裏がありそうだなあ…
沢地(小池栄子)が怪しすぎるし。
そしてここに来て黛が古美門の事務所を離れるというのであった。
「わたしは絶対先生がなれないような弁護士になります!」
ほんと、古美門はあまのじゃくだなー。そして予告『真実はいつもコメディだ!』って…ここんとこシリアス寄りだったくせに。
あと神保さん、2話連続出演のはずだったが今回ものっすごいチョイ役。2カットくらいしか映ってなかったわ。



「リーガル・ハイ」 第9話

2012-07-11 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第9話

公害問題みたいな面倒くさい依頼をこの人が受けるわけがありませんて。
実際に公害問題かどうかはまだ始めは分からないんだけどね。
田舎の村に大手企業の化学工場ができて一年程度してから、なんとなく村の人達の身体の具合が悪いという。
古美門はやる気がないもんで、黛がとりあえず独りで始めちゃうんだけど。
身体の調子が悪いって、年寄りなら多かれ少なかれありそうなことばっかりなんだけど、大丈夫なのかな?
だって心筋梗塞になったとか腰が痛いとか言われても…=公害にはならんだろう。
一応井戸水からは近頃話題になっている化学物質が検出されたんだけど、古美門の腰が重いのは村に工場を誘致したときに三木事務所で弁護士として関わってたんだって。あらら。
結局、三木にくっついてる胡散臭い女・沢地(小池栄子)が何故か古美門を説得して、やることになったんですが。
古美門は村の老人たちが『蟹食べ放題バスツアーと戦争の区別がついていない』と主張していたが、元村長の妻がなかなかの老婦人で、「闘いには最強の武器が必要」と古美門を味方につけるのであった。

まあこの手の裁判ですからね。
企業側としてはなんとしても和解しようって話になるわけで、見舞金が2千万円。
しかし古美門は11億の賠償金を求める訴訟を起していて、企業も住民を味方に取り込もうと画策するよな、うん。
その企業のお偉いさんに神保さんって、髪型違うけど、キャラもかなり違うけど『相棒』の大河内首席監察官だ。
(神保さんはあちこちのドラマにチョイ役でしょっちゅう出てるけど)
で誠意と絆なんてキレイな言葉に騙されて、和解に応じようとする老人たちにひどい言葉を浴びせた後、古美門は言う。
「これが日本の馴れ合い文化だ。誇りを取り戻すためには見たくない現実を見なければいけない、深い傷を受ける覚悟で前に進まなければならない。金がすべてではない?金しか皆さんの意気地を見せつける方法はないんです。踏みにじられた尊厳の対価を勝ち取らなければならない」

いやあ、大演説だったよ。古沢脚本万歳!
でもね、金がすべてではないよ、それだけは言いたい。金でしか尊厳と誇りを取り戻せないなんて、それこそ現代の病だと思うけどね。
ただ闘う相手が現代の病におかされてるから、それで思い知らせるしかないというのはあるでしょうね。

古美門と三木の対立、沢地が妙な動きをしていることも承知の上で次回へ続く。

いつものごとく最後は軽めにオトしてくるのだけど、内容はかなりシリアスに寄っている。
生瀬と堺と小池の冗談みたいな演技で画面上は重くならない作りにはなっているが。
これでバリバリに重かったら『相棒』になっちゃうしなあ。画面青いし。
新垣ちゃんをキャスティングしたのは、素晴らしい選択だったと思います。里見さんは…ハンチョウとダブっちゃったからね(笑)

「リーガル・ハイ」 第8話

2012-07-04 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第8話

ちょっと、サンタクロースなんかいないって公言するのやめてもらえませんか。
5歳の子どもと一緒にこれを見てるのもどうなのか、って話なんだが、うちの子が今度のクリスマスイブに薄目をあけてプレゼントを枕元に置く私の間抜けヅラを見たらどうしてくれるのだ!

天才子役がお母さんと縁を切るために古美門を雇いますよ~
もちろん母親の方の代理人は三木弁護士だよねー。
三木が連れてきたのは古美門の父親でしたよ。

うーん。ここの親子関係も複雑だなあ…
お父さんは理屈っぽくて、子どものときから古美門は随分と父に正論でやり込められていたようである。

さて依頼の方だが、これは母親が娘に依存してる関係である。
娘の成功が自分の成功であり、娘の失敗が自傷行為に走らせる。
今回の裁判でも行き詰って手首を切った。
娘は母を苦しめるのが自分だと思い、だから離れたいのだと思った。

その本心が分かったのは古美門が自分にとっての父親との関係を思ったからだった。
父親に「息子はいません」って言われる関係かあ。
でも本心では息子の成長が嬉しかったんだろうけど。
お父さんと服部さん繋がってるみたいだし。

いろいろと散りばめる手法も古沢脚本らしく、少しばかばかしいキャラクターにも深みが出てきて面白くなってきたところだが、まあシリーズ化は過剰なのでやめておいてください。

「リーガル・ハイ」 第7話

2012-06-27 | リーガル・ハイ

『リーガル・ハイ』第7話

犬神家の一族である。
黛のいとこが勤めている田舎の老舗の醤油製造元の大旦那が亡くなり、兄妹入り混じって遺産相続のバトルロワイヤル、だそうである。どっかで聞いたことのある台詞だな、オイ。
遺言状が3つ、兄妹のそれぞれが自分に遺産を残すと書かれたものを預かっているという。
若旦那、すなわち跡取りとして働いているのが末息子で、その末息子の代理人として黛と古美門、そして何故か旅に浮かれる服部←休暇中。
長男は無茶な経営をして会社を潰しかけたときに父親から追い出されているが、家督は長男が継ぐものだと主張。この長男の代理人に三木事務所の面々。
そして、長女はこれまたいわゆる財産を食いつぶす系である。
遺言書の日付は長女のものが一番新しく、若旦那のものが一番古いため不利である。

長男と長女が結託して結局裁判になるという話になるのだが、どうも末息子の若旦那は愛人の子らしいのであった。
でもこの末息子も東京の食品会社に吸収合併を考えていた。その会社の専務としての地位を約束されて。
んー。まあ弁護士として青臭いのは分かってるんだけどね。
要は現時点で依頼人の利益のために裁判で勝てば良いというのが弁護士の正義なのだが、黛は裁判の後を考えてしまうのだ。

というところにもう少し焦点を当ててくれればドラマとしての見ごたえもそこそこになったのではないか、と思うのですが、どうもこのドラマは小技と小ネタに走り過ぎて、本質を深く追及することは視聴者に丸投げする手法のようである。
問題提議型のストーリー展開というのは、最近の説明の多過ぎるドラマに比べて新鮮という部分もあるが、そういうドラマを見慣れてしまっていると些か困惑する。
そもそも主役のキャラクターが強烈過ぎるため、そちらに気をとられて問題提議の部分にスポットが当たりにくい。
そこが残念。

ところで助さん?格さん?が醤油職人が出てた。水戸黄門さま、あいや服部と醤油について語り合ってた。
テーマソングちょっと流れた(笑)
着替えを忘れた(服部さんが休暇のため)古美門はすっかり金田一だし。
頭もぼさぼさなうえ、髪の毛を掻きむしる仕草まで金田一。
今日も、いいのか?堺雅人。であったよ。

「リーガル・ハイ」 第6話

2012-06-20 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第6話

離婚問題である。

出たよ、鈴木京香。古美門元妻。ケイコ・シュナイダーだって。
ほんと、いいのか?堺雅人(爆笑)←毎回言っている。
お腹くだしてトイレに入ってるシーンとか。

今回の依頼者は理想の夫婦とマスコミで言われているが、実際のところは妻のDVが日常化していたという夫の言い分に対して、妻は自分が暴力を振るわれたと主張する。
芥川賞作家の夫と元アナウンサーの妻。
黛はお涙頂戴派、できれば円満に離婚してほしいと思うが裁判になることに。

これがもう不運にも判事が女性だわ、夫の方は浮気相手が覚えている限りで18人とか。
裁判で不貞行為は究極的に不利だよね、まあDVも今はかなり不利だけど。
だってこの妻ってすごいよ、感情的になるとナイフを振り回したりするんだよ、古美門に向かって。

ケイコ・シュナイダーも頑張ったが、ドラマとしては古美門にここで土をつけるわけにはいかない。
妻の方は別の男に心を残したまま夫と結婚していて、それを突き止めた古美門・黛は法廷で明らかにしようとしたため、結局和解することになる。
ストーリー的にはケイコが黛にヒントを与えて、弁護士としては負けるが依頼者に最良の再出発を用意した。
んー、いい女だなあ、ケイコ・シュナイダー!
でもほんとは古美門もその意図が分かっていて勝ったのかもしれなくて、なんだか切ない元夫婦のお話であった。

次回はなんか、色々のパロディ?
古沢さん、やりたい放題だな、オイ。

しかし鈴木京香さん、年とったなあ…綺麗だけど。
化粧が濃すぎて怖いけど、それは役柄上と思いたい。完全にレギュラー陣をくってた、すごい存在感だ。

「リーガル・ハイ」 第5話

2012-06-13 | リーガル・ハイ

『リーガル・ハイ』第5話

古美門研介  …  堺雅人
黛 真知子  …  新垣結衣
三木長一郎  …  生瀬勝久
沢地 君江  …  小池栄子
加賀 蘭丸  …  田口淳之介
井手 孝雄  …  矢野聖人
服部     …  里見浩太朗

脚本:古沢良太


古美門…「バーカ、バーカ、バーカ…」っていくらなんでもその台詞はどうなの。

政治家の収賄事件でーす。古美門風に。
証拠そのものが捏造だという古美門、相手の検事に宣戦布告するあたりが彼らしい。
相も変わらずハイテンションのハイテンポ。
そこに政治家役として登場した依頼者が江守徹である。濃いわあ。

しかし今回の古美門は子どもである、いつにもまして。
いいのか、堺雅人?
黛に「どうしてもっと強く止めなかったんだよー」って言ったよ…
政治家トガシ(江守徹)の控訴審を引き受けるかどうかで命にかかわるかもっていう話だしな。
そんな脅迫するような政治家がどこの党なのか知りませんがね、総裁になるとかやめて。
黛の言うとおりだな、と感情的には思うけどね。
でもまあ古美門が言うように金を得て力を持った政治家が官僚に疎まれるのも事実だよなあ。
いや、ほんと贈収賄も汚職も勘弁してほしいけど、官僚の税金の無駄遣いも大したもんだよ?
どっちも嫌だ。

このドラマ見てると本筋を見失ってしまうのだよ。
結局トガシ先生のお宅の家政婦さんが自殺した(せざるを得なくなった?)トガシの秘書の恋人だったのだ。
で、検察側に頼まれて証拠を捏造したという。
この家政婦さんのトガシに対する態度が辛辣で、必死で、すごくよく描かれてた。
感傷的過ぎるきらいはあるけれど。

ネタとも伏線ともとれる材料をところどころに散りばめてるけど、どう収拾するんだろうかと思わなくもないが、些か飽き始めていた私でも、もうちょっともう一回、と見てしまう面白さはすごいと思う。
今回の「ヘリコプター買っちゃおうかなー」とプロペラくるくるの仕草をする古美門にはさすがに閉口したが。
いくらなんでもやり過ぎじゃないの?
もう一回書いておこう。いいのか、堺雅人?

小池栄子がなんだか重要なポジションになりかけてるよ、やだなあ。
そして次回鈴木京香が古美門の元妻役で登場?←歓迎(好きなの)

「リーガル・ハイ」 第4話

2012-06-06 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第4話

古美門研介  …  堺雅人
黛 真知子  …  新垣結衣
三木長一郎  …  生瀬勝久
沢地 君江  …  小池栄子
加賀 蘭丸  …  田口淳之介
井手 孝雄  …  矢野聖人
服部     …  里見浩太朗

脚本:古沢良太



日照権をめぐる住民訴訟問題。
いやあコレ、よくある話なんですけど大抵泣き寝入りなんですよね。
普通に新築の一戸建てを建てるときにも、近所の家の日照を多少は遮るものなので、元々建っている家にはかなり気を使うのが普通のハウスメーカー。
ただ建設会社によっては苦情を言いに行っても暴力団まがいの脅しで追い返すこともある。
そして泣き寝入りという構造。

それはそうと、さすがに古美門のキャラが立ち続けて飽きてきている私…個性的過ぎるよ、古沢さん…。
主役のキャラが立っているということの弊害として、まず絶対に受け容れられないか面白がっていても飽きてしまうということが挙げられるが、微妙に飽きる方向になって来ている。
黛がなんとか緩和しているのと、三木との対立構造、ちょこちょこ入ってくる小ネタで今のところもっている。
今回の小ネタは服部さん登場場面で『水戸黄門』のテーマがちらっとかかったことと
古美門が服部さんをチェスに誘う場面。こちらはまあ『相棒』でしょうねえ。
櫻井氏脚本の『ATARU』でも偽相棒が警視庁内にちらっと出てたとか何とか。
まあそういうところを見つけて楽しむ楽しみ方もあるとは思いますが。

古美門のキャラを横に置いても、脚本そのものは充分楽しめる。
反対住民の弁護士は人権派と言いながら、その実、和解金を釣り上げる交渉をする弁護士である。
反対住民の中には本当に日当たりを取り戻したいという人と、和解金目的の人とがいるわけで、古美門としてはそこをつくわけである。
なかなか姑息な、というか相変わらず姑息な古美門である。
突っ込みどころ満載な住民ばっかりで、古美門としてはやりやすくて仕方ないところを見せておいて
「深い考えなんてありませんよね?ただ勝てばいい、どんな手を使っても勝てばいいだけなんですね?」
と黛に言わせることで、古美門に深みを出そうとするわけである。

要は
「正義なんていうのは上から目線の同情でしかない。」
と古美門に言わせたかったんだね。
正義なんてものはどこにもなくて、「少年ジャンプと特撮ヒーローものにしかないと思え」だそうです。
弁護士は神じゃないから、正義や真実なんてものは分かりやしない。
正義なんて自己満足だとまで言い切る脚本(古美門の台詞ではありませんが)。
でも自分の家の庭がマンションの日蔭になるかも?となったら「差しとめてやる!!」の古美門先生。
もちろんこれはオチなわけですけど、原告にも被告にもそれぞれの事情と言い分がある。今回は裁判にはならなかったけど。

黛が「いつか必ず先生を倒します」って言ったので、この二人の展開が楽しみになった。
しかし倒しますって(笑)法曹界のことなんか全く知らない私が言うな、かもしれんが、
普段の会話で「あなたを倒します」とか言うことなんてない。
それこそ漫画か特撮の世界の話だ。面白いなあ。

「リーガル・ハイ」 第3話

2012-05-25 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第3話

古美門研介  …  堺雅人
黛 真知子  …  新垣結衣
三木長一郎  …  生瀬勝久
沢地 君江  …  小池栄子
加賀 蘭丸  …  田口淳之介
井手 孝雄  …  矢野聖人
服部     …  里見浩太朗

脚本:古沢良太


あれ?サウンドオブサイレンス?
『相棒ten』でこの曲を使ったのは古沢さんの回ではなかったか…あ、ハセベバクシンオー氏でしたね。
結婚式の日に花嫁奪還とか。ダスティン・ホフマンかと。←これ、若い人はもう知らないんだろうか。

花嫁を奪取した男はストーカー扱いされ告訴。裁判に。国選として黛がつくこととなる。
一方、古美門はテレビの出演の関係もあり、小さな民事裁判で三木の事務所の弁護士と争うことに。
さて、黛の裁判であるが検事が学生時代の憧れの先生だった。
黛は検事に気をとられ、法廷で押され気味なのを察した古美門は
「法廷でアピールするべきは裁判官であって、検事ではない」
と断言。黛は検事が憧れの先生だったからというだけではなく、被告人に自分と検事との過去を重ね合わせて感情を引きずられているため、うまくいかない。
被害者=依頼人が無実だと信じ切れないため、全力で無罪を勝ち取りにいっていないっていう古美門の言い分はもっともである。
上司としてはかなり鬱陶しい男であるが。

古美門の方の法廷はいつものまくしたてと離れ業で圧勝したわけだが。
そして黛の方は情報やを使って得た切り札で被害者を追い詰めるのが嫌で、必死に被害者から真実の気持ちを引き出そうとする。
が、結局被告人自ら大切な人を追い詰めたくなくて有罪を認め、黛は負けたわけである。
でも負けた黛のことを過去に傷つけた検事を
「いつか私が叩きのめしてやる」と言うあたりは、古美門も黛に情が移ってきてるんだね。

古美門のやり方に反発は感じるけど、言ってることは間違っていない。というところがミソかなあ。
もちろん初回みたいに後味の悪いケースに関して、真実をどう取り扱うのかというのは今後の展開として気になるところでありますが。
それと裁判官があまりにも無能に描かれ過ぎて、法廷を侮辱してるとかにならないんだろうか。
大丈夫なのかしら?
このドラマはフィクションですよ~!!と言いながらクレームの末、欠番回ができた『相棒』の例もあることだし。

んー、3話にして言うのもなんですが、小池栄子っている?
私にとっては要らないというより不快なのですが。小池栄子っていつの間にかいいポジションにつけてるなあという印象だ。

「リーガル・ハイ」第2話

2012-05-17 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第2話

古美門研介  …  堺雅人
黛 真知子  …  新垣結衣
三木長一郎  …  生瀬勝久
沢地 君江  …  小池栄子
加賀 蘭丸  …  田口淳之介
井手 孝雄  …  矢野聖人
服部     …  里見浩太朗

脚本:古沢良太

事務所の経済状況が悪いため、金になる訴訟でも取ってこい!!→著作権侵害問題とか
の流れで「ねずみの遊園地がそれでどれだけ儲けてると思ってる!」っていいのか、その台詞。

というわけで『リーガル・ハイ』第2話でございます。おせぇ…。

有名な歌が自分たちの歌のパクリだと言い出すインディーズバンドの訴訟。
これだけいろんな音楽があれば古今東西似た歌詞や曲はゴマンとあるだろう。
リスペクト、という名前で同じフレーズを使うアレンジなんて普通にあるし、
パクったパクらないというのを証明するのは難しいよね、うん。
コード進行が同じだけでも『似てる』と感じることもあるし、歌詞に至ってはラブソングでオリジナリティを追及するのはかなり厳しい。
どことなく聞いたことのある感じ…というのはよくあることなんだけどね。
盗作を証明するのは本当に難しいことだと思う。
『類似性』と『依拠性』かあ。要はどれだけ似てるか、盗作した側とされた側に繋がりがあったかどうか。
有名な作曲家が素人同然のインディーズのパンクロックバンド。
どこに接点があるのか―。

どうせゴーストライターだよな、と思ってたらやっぱりそういう展開だった。
確かに2日か3日に一曲作る、それを何年も続けるなんて不可能だ。
モーツアルトのような天才でもない限り。
ゴーストライターの一人がかつてのバンド仲間だった。かあ。
切なくて泣けるよ、それ。

でも「歌が可哀そう」かあ。
和解に持ち込まれ、和解金も受け取らず「それがパンクってもんだよ」って、カッコいいなぁ。

古美門と三木の直接対決だったんだけど、結局白黒つかず。
三木は全力で古美門を潰すと決めた。それが『贖罪』だと言う。
贖罪。ここでも出てくるか、贖罪。

とにかくこのドラマ、テンションが高い。
堺雅人のテンション、なにあれ、である。この手の突出したキャラクターの方が地味で日常的な役より演じやすいかもしれないけど、何かを捨てるというか忘れなければできないよなあ。
ちなみに今回の盗作事件の歌を歌っていた歌手に友近が起用されてた。
カラオケみたいだった。