「CONTROL~犯罪心理捜査~」2話と3話見ました。
キャスト書いときます。
瀬川 里央(26) - 松下奈緒
南雲 準(39) - 藤木直人
寺西 景(26) - 横山裕
岩崎 幹也(38) - 北村有起哉
小坂橋 正次(47) - 勝村政信
杉浦 幸造(59) - 泉谷しげる
うーん・・・
2話はもうあっという間に終わっちゃったなあという感じでした。
とよた真帆が死体役(殺される女教授って役柄)なのがびっくりしたくらいで。
え、殺されちゃうの?ってまあサスペンスなんかでは刑事役とか弁護士役とかが多いとよたさんなので。
すごく嫌味な教授役を上手く演じておられたかと。
で、犯人はこの人だろうよっていうのが最初から分かってしまう。
謎ときで魅せてくれるドラマじゃない分、そこは辛いだろう。
それとも謎ときで魅せるつもりなのか?
ならちょっと脚本と演出なんとかしようよ・・・と言わせてしまう作りのドラマ。
結局「ゲゲゲの女房民放連続ドラマ初主演」という煽り以上でも以下でもない。
・・・・とは思いたくないのでもうちょっと見る。
南雲教授(藤木ヒゲ)もだいぶ見慣れた。悪くはない。
ただ問題点は瀬川刑事と南雲教授が並んだときに微妙に南雲が小さいことだ。
瀬川がでかすぎるのか、南雲が小さいのか。
藤木180センチ、松下174センチ。
女性の方が大きく見えがちなのを差し引いても、どちらかがサバを読んでるんじゃないのか?
ちなみに3話で確認したところ松下はヒールを履いていなかった。
この二人の構図だともう今にも肩組んで歩きだしそうである。
『肩抱いて』ではないところが残念だ。
とりあえず2話で出てきた心理学的要素は、心理学マメ知識みたいだった。
雑学か。
せっかく面白そうな設定なのにもうちょっとなんとかしてくれよっ
そろそろテコ入れ来るかも?と思ったら・・・
来ました、3話でテコ入れ(違うと思うけど)。
そっちの方向にテコ入れんでええねんッ
という方向に思いっきり入りました。
いきなり南雲教授を振りまわす瀬川刑事。
3話も最初から犯人と事件の構成はなんとなく分かっちゃったので
やっぱりそれを解いていくときにキャラがどういう風に動くのか・・・が見どころだったわけですが。
↑というかもう、謎ときを見どころにするのを諦めた。これしか残ってない。
心理学で事件を解決するんじゃなかったのか。
瀬川刑事の勘で捜査終わったなんじゃそりゃ
2話までとはうってかわって今度は瀬川についてまわる南雲。
「俺、こども嫌いだから」
それだけを前提に連れまわされる南雲。
ただジャムパン食ってるだけで決め台詞は
「~の仕草は嘘をついている証拠だ」
3話ではやたらと嘘をついている証拠が出てきちゃって、南雲は嘘を見破る(それも単純な)ためだけのキャラに成り下がった。
犯罪心理学ってそんなもんじゃないだろうに。
で、その若さで教授なんだからそれなりに実績も実力もあるんだろうに。
顔が良くて学生に人気があるから教授になったわけじゃないだろう。←言い過ぎ。実在の人物じゃないからいいか。
瀬川の刑事としての優秀さとか人格的な面の描写が必要な時期ではあるが、
唐突すぎてついていけないよ。
もはや振りまわされるどころかと口を開けて見てるだけである。
そういう面を見せるなら、もっと上手い手法がいくらでもあるだろうに、
なぜ「犯罪心理捜査」と銘打っておきながら、ただの刑事ドラマにしてしまうのか。
そして最後はお涙頂戴なのだ。いいんだけどね、お涙頂戴でも、浪花節でも。
ストーリーとしての説得力さえあれば。
でもなんか瀬川刑事よいしょ的空気が見え隠れ、いや隠れてもいないのがこれまた残念。
とりあえず3話は南雲教授いらなかったな、準主役なのに。
それより泉谷しげるや正露丸の人の方が重要だった。どゆこと?
彼らの事件の顛末(途中だったんだけど)を聞いた時の無念そうな表情は良かった。
それを聞いた他の刑事にも暗ーい空気が流れて、そこの空気感は良かったかも。
私も察しがついていたとはいえ、あれは辛いなぁと思ったから。
南雲教授が子どもたちの関係性に気づくシーンがあったんだけど
その部分をもう少し掘り下げられなかったのかなぁ。
そうすれば南雲の存在感も犯罪心理対策室みたいな分室の意味もアップしたのに。
「LADY」がやり過ぎの演技と緊張感なら、こちらは演技も自然体(自然な演技ではない)、空気も和み系ってここ強行犯係じゃないの?って話である。
それでもたまに終わった後で「後半すごく良かった」というドラマがあるのも事実。
まだ化ける要素はある。3話で瀬川刑事になんかトラウマがありそうな伏線張ってたし。
南雲・瀬川の恋愛路線も100%ないということもない感じの意味深な終わり方だったし。
最終回号泣。『ギルティ』再来かと・・・
一度脱落を決定しかけたが見ることにしようか。
・・・・テコ入れ、成功してるやん少なくとも私に対しては