あすなろ

塾長日記

言わないさ

2015-05-10 22:53:28 | Weblog
母の日だから街で高いお茶を売っていた。緑茶を買って飲むのは初めてかもしれない。この緑茶にセットで高い羊羹も売っていた。家に帰ってこの羊羹を食べてお茶を飲んでみるとこんなにうまいものはない。本当おいしかった。退院して3か月たつので介護の人が全員集まって会議があるけれどこんな話をするといけないわねという話になるだろう。だから何にも言わない。大人になると言わずが花ということを経験する。
こんな羊羹の話を振る必要もないしね。なんでも叱られるのはおかしいと最近思う。アッシも大人なんだからさ。


危機一髪

2015-05-10 08:04:50 | Weblog
何より困ったのが朝起きていくところがない。仕事がない。そんな時思い出したのが大学の先輩のいる近くの教会。そんなわけで近くの教会に通うようになりました。後の洗礼準備会で学習したことですが、教会とは建物のことを言うのではない、信仰を共にする人が集うところだと聞きました。そうして3か月目、今度は足が腐るというか溶解を始めました。救急車で3軒たらいまわしにされてたどり着いた病院の先生が緊急手術をしてくれたので、敗血症にならないで危機一髪のところで又命を取り留めました。
心や入院したのに朝、牧師さんがみんなの応援メッセージや歯ブラシや本を持ってきてくれたのには驚いたとともに感動しました。






わたしの告白その1

2015-05-10 07:36:43 | Weblog
2015年1月脳内出血により突然入院しました。病院の同じ部屋では死んでいく人、退院でもマヒが残る人。経験をしたことのない恐ろしい世界が広がっていました。大雪の日退院しましたけれど2時間待って乗ったタクシーも途中でダメ。家までの道を一人では歩けない。助けてといっても誰もいない。食べ物もない寒い夜はまた再発するのかと心身ともに震えていました。
高校ごろより人はなんで生きるのかとか人生は何かとか考えるのは好きでした。だから文学部にいったくらいです。必死にリハビリをして教室に戻ったけれど、生徒は復活しませんでした。今度は失業です。
そんなうち、塾の近くの取材が来るくらいに爆発的に込んでいるノルウェーの喫茶店が教室を売ってほしいといってきました。30年やってきた塾ですが渡りに船と30年間のごみを処理して片づけていました。しかし30年間朝起きて行けばよかった仕事がない。どうやって生きていいかわからない。脳外科で隣のベッドの人は退院するとき四国の遍路をやってきますわといっていた。こういう時に宗教が出てくるのですね。どう生きていいかわからない。