あすなろ

塾長日記

わたしの告白その1

2015-05-10 07:36:43 | Weblog
2015年1月脳内出血により突然入院しました。病院の同じ部屋では死んでいく人、退院でもマヒが残る人。経験をしたことのない恐ろしい世界が広がっていました。大雪の日退院しましたけれど2時間待って乗ったタクシーも途中でダメ。家までの道を一人では歩けない。助けてといっても誰もいない。食べ物もない寒い夜はまた再発するのかと心身ともに震えていました。
高校ごろより人はなんで生きるのかとか人生は何かとか考えるのは好きでした。だから文学部にいったくらいです。必死にリハビリをして教室に戻ったけれど、生徒は復活しませんでした。今度は失業です。
そんなうち、塾の近くの取材が来るくらいに爆発的に込んでいるノルウェーの喫茶店が教室を売ってほしいといってきました。30年やってきた塾ですが渡りに船と30年間のごみを処理して片づけていました。しかし30年間朝起きて行けばよかった仕事がない。どうやって生きていいかわからない。脳外科で隣のベッドの人は退院するとき四国の遍路をやってきますわといっていた。こういう時に宗教が出てくるのですね。どう生きていいかわからない。



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