あすなろ

塾長日記

映画 MY WAY

2012-01-17 19:15:04 | Weblog
映画、マイウェー考
 実話だそうだ。日本、ソ連、ドイツの軍服を着て闘った男がいたそうだ。ノモンハン事件の映像やシベリアの捕虜収容所のシーンもそれだけで一本の映画になるくらいの迫力なのに、ノルマンディ上陸作戦まで
入っている。ノルマンディだけでもかつて、ジョンウエンがアメリカの威信をかけて作った史上最大の作戦というのがあったけれど、その映画がすっぽりこの映画には入っている。当時、映画の中ではアメリカ兵は正義の兵隊だったんだけれどスピルバークがプライベートライアンで、ノルマンジーに上陸したアメリカ兵がドイツ兵の捕虜を簡単に殺すシーンを作った。スピルバークは湯田や人だよね。オダギリジョーとチャンドンゴンだから、最初は日本映画かと思ったけれど、それにしてはあそこまで日本兵を悪者には日本映画ではないなと思った。収容所でパンが欲しくてソ連に媚を売る朝鮮人とか、ソ連もドイツも最後はロシア人やドイツ人だけではなくて、かき集められてきたトルコ人とかが前線で戦わされている。そのかき集められた兵の中に日本人と韓国人がいると言う話なんだけれども、いろいろな角度から戦争を見てみるのもいいね。とにかく生きると言うこと。生き抜くと言うこと。そして死というのがパンを盗んで処刑とか。もうメチャクチャ不合理。
うつの時は現実離れした映画を見た方がいいと書いてあったが、とにかくイライラが解消された。この映画、評でも書いてあったが、DVDになって買う気はしない。映画館で上演しているうちに後二回は行きたい。