1月26日 BIZ+SUNDAY
日本企業がインドネシアに可能性を見出すのにはその“若さ”にある。
インドネシアの人口ピラミッド(2010年)を見ると
30歳以下の若い世代が非常に多く富士山のようなピラミッド型。
こうした世代の購買力が高まれば一気に巨大な市場になる姿が容易に想定できる。
ジャカルタのある場所に集まった大勢の若者たちのお目当ては日本がプロでユースするアイドルグループ JKT48である。
現地のCMやテレビ番組でも活躍し熱狂的なファンを獲得している。
いまインドネシアでは日本のカルチャーが大人気。
街にはアニメや特撮ヒーローのグッズが溢れている。
特に人気なのがマンガである。
インドネシアで読まれているマンガの7割以上が日本のコミックの翻訳版。
500種類以上取り揃えている店もある。
店の常連客のオキ・ユディアブラタさん(25)。
「絵やキャラクターの描き方が日本マンガは素晴らしい。」
自宅の本棚には小学生のときから集めてきた本がズラリ。
日本マンガの数は500冊にのぼる。
特に気に入っているのが「どらえもん」。
日本のカルチャーがいまインドネシアの若者をとりこにしている。
ビジネスチャンスを見出し3年前に進出したベンチャー企業。
アニメのキャラクターなどのビジネスを手がける会社である。
社長の原浩平さんは現地に日本のカルチャーを広く浸透させるために新たな取り組みが必要だと感じている。
(トキオ・ゲッツ 原浩平社長)
「日本のものを持ってくるがインドネシアのものに作り変えて
しっかりこの国のカルチャーに合ったものを我々として商品化していく。」
原さんがいま現地の漫画家とともに取り組んでいるのがある日本のマンガのリメイクである。
タイトルは「特進クラス ドラゴン」。
日本で600万部以上売れた受験マンガ「ドラゴン桜」が原作である。
不良や勉強嫌いが集まる高校を舞台に元暴走族の主人公が生徒に東大合格という目標を与え奮闘する物語。
ユニークな指導が話題になった。
いまインドネシアでは受験競争が過熱し進学塾が乱立している。
受験をテーマにしたマンガはこの国でもヒットすると原さんは考えたのである。
インドネシアの人に受け入れられるようキャラクターやストーリーを一新した。
目指す大学は東大ではなくインドネシア大学など現地の有名大学に変更。
原作では合格を願って植えられる桜を現地で勝利を意味する月下美人に変更された。
第1巻の発売は今年3月。
原さんはいま読者を想定した若者への聞き取りを始めている。
よりインドネシアらしさを出すにはどうしたらよいのかを検討するためである。
「もと渋滞などインドネシア独特の雰囲気を入れた方がいい。」
「公立高校は服装に厳しい。
女子高生のスカートはもっと長くないといけない。」
原さんは日本のマンガを現地流にリメイクする新たなビジネスを確立したいと考えている。
(トキオ・ゲッツ 原浩平社長)
「今までの翻訳ではとれなかったターゲット(読者)をとっていきたい。
トライアルを何度も繰り返しやってみて
どういったものがビジネスとして成り立っていくのか考えていきたい。」
日本企業がインドネシアに可能性を見出すのにはその“若さ”にある。
インドネシアの人口ピラミッド(2010年)を見ると
30歳以下の若い世代が非常に多く富士山のようなピラミッド型。
こうした世代の購買力が高まれば一気に巨大な市場になる姿が容易に想定できる。
ジャカルタのある場所に集まった大勢の若者たちのお目当ては日本がプロでユースするアイドルグループ JKT48である。
現地のCMやテレビ番組でも活躍し熱狂的なファンを獲得している。
いまインドネシアでは日本のカルチャーが大人気。
街にはアニメや特撮ヒーローのグッズが溢れている。
特に人気なのがマンガである。
インドネシアで読まれているマンガの7割以上が日本のコミックの翻訳版。
500種類以上取り揃えている店もある。
店の常連客のオキ・ユディアブラタさん(25)。
「絵やキャラクターの描き方が日本マンガは素晴らしい。」
自宅の本棚には小学生のときから集めてきた本がズラリ。
日本マンガの数は500冊にのぼる。
特に気に入っているのが「どらえもん」。
日本のカルチャーがいまインドネシアの若者をとりこにしている。
ビジネスチャンスを見出し3年前に進出したベンチャー企業。
アニメのキャラクターなどのビジネスを手がける会社である。
社長の原浩平さんは現地に日本のカルチャーを広く浸透させるために新たな取り組みが必要だと感じている。
(トキオ・ゲッツ 原浩平社長)
「日本のものを持ってくるがインドネシアのものに作り変えて
しっかりこの国のカルチャーに合ったものを我々として商品化していく。」
原さんがいま現地の漫画家とともに取り組んでいるのがある日本のマンガのリメイクである。
タイトルは「特進クラス ドラゴン」。
日本で600万部以上売れた受験マンガ「ドラゴン桜」が原作である。
不良や勉強嫌いが集まる高校を舞台に元暴走族の主人公が生徒に東大合格という目標を与え奮闘する物語。
ユニークな指導が話題になった。
いまインドネシアでは受験競争が過熱し進学塾が乱立している。
受験をテーマにしたマンガはこの国でもヒットすると原さんは考えたのである。
インドネシアの人に受け入れられるようキャラクターやストーリーを一新した。
目指す大学は東大ではなくインドネシア大学など現地の有名大学に変更。
原作では合格を願って植えられる桜を現地で勝利を意味する月下美人に変更された。
第1巻の発売は今年3月。
原さんはいま読者を想定した若者への聞き取りを始めている。
よりインドネシアらしさを出すにはどうしたらよいのかを検討するためである。
「もと渋滞などインドネシア独特の雰囲気を入れた方がいい。」
「公立高校は服装に厳しい。
女子高生のスカートはもっと長くないといけない。」
原さんは日本のマンガを現地流にリメイクする新たなビジネスを確立したいと考えている。
(トキオ・ゲッツ 原浩平社長)
「今までの翻訳ではとれなかったターゲット(読者)をとっていきたい。
トライアルを何度も繰り返しやってみて
どういったものがビジネスとして成り立っていくのか考えていきたい。」