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働き方 どう変わる

2013-02-19 07:58:43 | 報道/ニュース


  2月8日 Bizプラス

 
  ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授。
  著書の「WORK SHIFT」は
  2025年 働き方はどう変わるのかがテーマで日本でも大きな話題になっている。
  急速なグローバル化や技術革新で働き方がどう変わり
  どう備えればいいのか。

  なぜあなたのメッセージが注目されると思うか?
  (ロンドン・ビジネススクール リンダ・グラットン教授)
  「日本の人口構造がほかの国に比べて高齢化しているからだと思う。
   多くの人たちが将来に漠然とした不安を抱えどうすればよいか悩んでいる。
   日本の社会も企業も多様性が少なく伝統を重視するので
   よりいっそう将来に不安を抱いている。」

  働くうえで必要なシフトとは?
  「技術革新や急速なグローバル化さらに社会構造の変化の結果
   求められるのは3つのシフトである。
   第1に専門性や深い知識の持ち主になること。
   年を重ねるにつれこれがますます重要になってくる。
   多くの物事についてちょっと知っているというゼネラリストはこれからの時代必要ない。
   ゼネラリストの最大のライバルはインターネットの検索機能。
   それには勝てない。
   第2に人とのつながり方が変わる。
   違う分野の多様な人たちが集まり競争ではなく協力することでビッグなアイディアやチャンスが生まれる。
   第3にはお金に対する姿勢のシフト。
   かつては仕事の成功の尺度はお金を得て物を買うことだったが
   やりがいに転換していく。」

  30代から50代の働き盛りにとっての試練は?
  「将来を見据えた時の最大の試練は長寿
   つまり長い人生に備えること。
   90歳から100歳まで しかも健康に生きることが出来る世代。
   長く働くにあたり働き方を真剣に考えないといけない。」

  将来の備え具体的に何が必要か?
  「将来に向けて40歳以上の人たちに今必要なのは情熱
   つまり好きなことの専門性を磨くこと。
   たとえば人と人をつなげるようなコミュニケーションの能力を高めたり
   専門性を追求して手に職をつけることである。」


  3つの「シフト」
  ・ゼネラリストから専門性の深い知識の持ち主へ
  ・人と人とのネットワーク重視で競争から協力の関係へ
  ・仕事の成功の尺度がお金からやりがいへ

  以上は先進国共通の動きである。
  一方 日本特有のものについての指摘もあった。
  企業と社員の関係は親である企業が子である社員の面倒をみてきた「親子関係」が
  これからは責任ある大人と大人の関係にシフトしなければならないということである。
  




  
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