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韓国「芸能兵士」たちのミュージカル

2013-02-08 11:17:21 | 報道/ニュース


  2月2日 おはよう日本


  Kポップグループ「超新星」のリーダー ユナクさん。
  Kポップグループ「スーパージュニア」のリーダー イトゥクさん。
  ふたり共 兵役期間中で芸能活動を休止している。
  それぞれのグループはメンバーを欠いた状況である。
  ユナクさんの除隊は今年7月
  イトゥクさんの除隊は来年7月。
  徴兵制度のある韓国では19才以上のすべての男性が30才になるまでに入隊し
  約2年間兵役につかねければならない。
  それは芸能人も例外ではない。
  2人を含む兵役期間中の韓流スターを多く起用したミュージカルが
  1月 韓国で上映されて話題になった。

  ソウルで上演されたミュージカル「ザ・プロミス」。
  1950年 北朝鮮による奇襲で始まった朝鮮戦争がテーマである。
  舞台で韓国軍の軍人を演じる俳優は全員現役の兵士。
  ユナクさん イトゥクさんのように兵役についている芸能人は芸能兵士と呼ばれている。
  「ザ・プロミス」に出演する芸能兵士は他にも人気俳優のチ・ヒョヌさんなど総勢7人。
  これほど多くの芸能兵士が参加するミュージカルは初めてである。
  10日間の公演での観客は1万人。
  韓流人気を反映してか観客の3割は日本からだったという。
  (日本人客)
  「入隊中で普段は見られない方の姿を見られるのを期待してます。」
  ミュージカルのテーマになった朝鮮戦争。
  60年前 休戦協定が結ばれ
  いまも軍事境界線で南北が対峙している。
  しかし韓国の若者にとって北朝鮮の存在はだんだん遠くなっている。
  そこで知名度の高い芸能兵士を活用して国防意識を高めようというのが
  韓国政府の狙いである。
  (イ・ヨンゴル国防省次官)
  「先祖の犠牲を通じて祖国を守ったことをミュージカルを通して若者に伝えたい。」
  「超新星」のユナクさんはこのような公演が実現したことを歓迎している。
  兵役期間中にファンが離れてしまわないか不安を感じていたからである。
  (Kポップグループ「超新星」ユナクさん)
  「国防の義務を果たす中でこの公園は大きな意義があります。
   わたしたち歌手が舞台で才能を発揮できるのはとても光栄です。」
  ユナクさんとイトゥクさんは息の合った演技を見せる。
  平和な日々を願って歌うユナクさん。
  生き残れるだろうか
  わたしたちが夢見たあの日に戻れるだろうか
 
  イトゥクさんは死の恐怖におびえながら家族への思いを訴える姿を演じた。
  愛しているわが家族
  会いたい その顔

  戦争の悲惨な記憶と国を守ることの大切さを語り継いでいく。
  若い世代へのメッセージを残して劇は幕を閉じた。
  (観客)
  「わたしたちの親や祖父母の世代が努力して築いた国をもっと愛するようになった。」
  「軍隊に行けば会えないと思いましたが好きな俳優に会えてうれしいです。」

  1月20日に公演は終了。
  そのあと日韓のファンからはアンコール公演を求める声が数多く寄せられている。
  一方で兵役中の芸能兵士をめぐっては
  兵役中の人気男性歌手のピさんが
  軍の規律に違反して公務中に知人の女優にあっていたことなどが報じられて
  芸能兵士を特別扱いしているという批判も上がった。
  国防省は芸能兵士の外出には上官を同行させるなど管理を強化するとした一方で
  今後も芸能兵士を活用したイベントを計画していきたいということである。
  
  
  
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外資進出 コーヒー市場

2013-02-08 07:24:59 | 報道/ニュース


  2月4日 Bizプラス


  2月1日 ベトナム ホーチミンにスターバックスベトナム1号店がオープンした。
  コーヒー1杯約200円と地元の店の数倍だが
  初日から若者を中心に大勢の人が訪れた。
  「コーヒー1杯のために3時間並んだ。」
  「店がきれいだしリラックスできます。」
  ベトナムではかつてフラン種の植民地だった影響もあり
  コーヒーは人々の生活に欠かせない。
  ここで親しまれているのは独特のコーヒーである。
  ベトナムコーヒーはフィルターを使って時間をかけて入れる。
  「ベトナムのコーヒーは他と違う味わいがある。
   一日を始めるのにはこれを飲まないと。」
  地元のコーヒー店は長く親しまれてきたコーヒーを提供すれば
  海外のコーヒーチェーンには負けないと自信をのぞかせる。
  (地元カフェ店主)
  「外国人とベトナム人のコーヒーの好みは違う。
   外国のチェーン店が進出してきても競争には負けない。」
  こだわりの強いベトナム市場にどう切り込んでいくのか。
  スターバックスでは今回 ベトナム人の好みに合わせて
  苦めのコーヒーに甘いコンデンスミルクを入れた新たなメニューを開発。
  コーヒーと牛乳を合わせたカフェラテも
  ほかの国で提供しているものに比べてコーヒーの割合を2倍にした。
  事前にその国に合わせたメニューを準備するのは初めての試みである。
  (スターバックス中国・アジア太平洋 ジョン・カルバー社長)
  「ベトナムには豊かなコーヒーの文化がある。
   それを尊重しながらビジネスを成長させていきたい。」
  まもなく人口が9,000万人に達し消費もいっそう拡大するおみられるベトナム。
  地元の人たちの好みや生活スタイルをどう取り入れていくのかが
  外資系企業の進出戦略のカギとなりそうである。

  スターバックは50か国以上に店をだしているが
  北米に次いで店舗が多いのが日本(975店)。
  中国ではすでに767店で2015年には1,500店に増えるとみられる。
  中国といえばお茶文化ではたして受け入れられるのかという指摘があったが
  やはりお茶文化であるインドにも進出し現在3店。
  ベトナムはコーヒー豆の生産と輸出でブラジルに次いて世界第2位のコーヒー大国。
  やはりコーヒー文化が根づいているフィリピンは207店。
  このところアジア地域に一気に店舗が増えている。
  スターバックスの昨年度の決算は
  アジア地域の売り上げは全体の1割に満たず
  アメリカやヨーロッパの売り上げには及ばない。
  しかし売り上げは1年で31%と急激に伸びている。
  急成長するアジア市場に各国グローバル企業による進出はますます加速しそうである。

  

   
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