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未来のスター目指して セネガル“希望の歌”

2013-02-02 13:04:54 | 海外ネットワーク


  1月26日 NHK海外ネットワーク


  西アフリカのセネガルは音楽が盛んな国である。
  世界で活躍するミュージシャンを大勢輩出してきた。
  全米ヒットチャートで1位を獲得したAKONさん。
  グラミー賞を受賞したユッスー・ンドゥールさんなどがいる。
  
  セネガルのヒップホップグループ CARRE DA'Sカレダス。
  “4人のエース”を意味するこのグループは期待の若手4人で結成された。
  俺たちは一歩を踏み出す
   正しい道を切り開く

  自分を信じ 前に進め
  と呼びかける歌詞が共感を呼び急速に人気が出ている。
  「ビートも歌詞も本場・アメリカのヒップホップに引けを取っていない。」

  首都ダカールの隣にあるピキン市は
  人口約90万人の半数がスラムに住んでいると言われている。
  グループの中心 バルバラさん(29)。
  去年 地元のヒップホップグループ300組が出場した大会で優勝。
  スラムの子どもたちのヒーローである。
 俺たちは現状を変えられる
   貧困から抜け出せる
   何もないところから英雄は生まれる

  (バルバラさん)
  「スラムで起こったことをテーマに曲を書いている。
   懸命に頑張れば道は開ける。
   現状から抜け出せることを若者たちに伝えたい。」
  子どもの頃 日常の出来事を歌にして周りの人を楽しませていたというバルバラさん。
  厳しい暮らしの中でもみんなを笑顔にできるヒップホップにのめり込んできた。
  貧しさから高校を中退した後 
  兄の靴屋を手伝いながら本格的に活動を開始。
  なかなか芽が出なかったが歌で自分を勇気づけてきた。
  俺は世界一のラップのミュージシャンだ
   1本だけ残っている柱が俺だ
   誰にも負けない 倒されない

  7人兄弟のバルバラさんに家族は働いて欲しかったと言う。
  (バルバラさんの兄 モードゥさん)
  「何度も音楽をやめさせようとしたが
   結局 私が折れた。
   弟の仕事はヒップホップと理解し自由にやらせている。」
  楽器を買う余裕がなかったためリズムを口ずさみ音に起こしてもらうのが
  バルバラ流の作曲。
  (バルバラさん)
  「曲のイメージはこう伝える。」
  バルバラさんのライブを見つめる日本人女性。  
  アフリカ音楽をインターネットで配信している梅本優香里さんは
  夢を信じて生きていればいいことがある
  というバルバラさんのメッセージに強く惹かれている。
  聞く人に気持ちを楽にしてくれるストレートな言葉は
  世界に通じるという思いを強くしている。
  (梅本優香里さん)
  「聴いているだけで元気になる。
   閉塞した気持ちが解き放たれる。」
  梅本さんはバルバラさんの曲を特に日本の若者に聴いて欲しいと考えている。
  自分次第でだれよりも強くなれる
   原点に戻れ 

  (梅本優香里さん)
  「どんな環境にいても人は夢を持ったり
   自分の好きなこと 信じられるということを
   彼らの音楽を聴いてくれればすごく伝わると思うので
   好きになってくれる人は日本にたくさんいると思う。」
  バルバラさんと梅本さんは
  曲を世界の400以上の音楽サイトに配信する契約を結んだ。
  バルバラさんがつかんだプロへの切符である。
  (バルバラさん)
  「待っていてもチャンスは来ない。
   チャンスは作るものだ。
   懸命に頑張れば将来は良くなると信じている。」

  明日はきっといい日になる。
  アフリカの若者の希望の歌が広がろうとしている。
  
  
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健康食品 表示トラブルをなくすには

2013-02-02 08:05:07 | 報道/ニュース


  1月30日 おはよう日本


  健康ブームで今や市場が1兆円とも2兆円とも言われる中
  後を絶たないのが健康食品のトラブル。
    (消費者)
  「いろいろひかれます。
   健康食品のうたい文句には。」
  「効果は半分は信じます。
   信じる者は救われますから。」
  「書いてあるデータ自体がウソかどうかわからないですよね。
   消費者は。」
  
  トラブルの元のひとつは健康食品の表示や広告である。
  一昨年 国は健康食品についてまとめたパンフレットを作った。
  “天然”と表示されていても安全・安心とは限らない。
  アレルギーのおそれや不純物が入っている可能性もある。
  “有効成分”が入っていると書かれた製品でも
  必ずしもその成分の効果があるわけではないなどと注意を呼びかけ
  法律で著しく誤解を招く表示や広告を業者に禁止してきた。
  こうした取り組みにもかかわらず
  29日の内閣府の消費者委員会で厳しい結果が示された。
  消費者3万人に行った調査の結果
  “行き過ぎた宣伝・広告目立つ”約50%と回答。
  その要因として委員会は
  表示についての国の指針があいまいなため取締りも進まず
  健康食品の効果を誤解しかねない行き過ぎた表示や広告が広がっていると指摘した。
  そして表示をめぐるトラブルをなくすためにも
  どんな表示が誤解を招きかねないのか指針の中で具体例を多く示すこと
  行き過ぎた表示や広告を厳しく取り締まること
  を消費者庁に求めた。
  健康食品の在り方を根本的に見直すよう求める指摘である。
  (消費者委員会 河上正二委員長)
  「ガイドラインで誤解を招くかどうか判断できるようになれば
   それにしたがって
   消費者にとってより分かりやすい表示が行われることを期待している。」
  これに対し消費者庁は
  「提言された内容を確認して適切に対応していく。」
  と話している。
  健康食品の業界団体は
  「見直される指針の内容に注目している。
   ごん後は業界としても自主的なガイドラインを作っていきたい。」
  と話している。  
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