1月30日 おはよう日本
米米CLUBは1980年代から90年代にかけて
日本に元気があふれていた時代に大活躍したバンド。
米米CLUBは換算していた時期があったり個人での活動が多くなったりして
ステージを見る機会が減っていたが
2月から久しぶりに全国各地の大きな会場・アリーナをまわるツアーを始める。
初公開の今回のツアーの衣装。
(ボーカル カールスモーキー石井さん)
「大量旗なんです。
“まとい”といって昔の火消しが屋根の上に立って回したわけですよ。
実をいうと厄払いなんです。
みなさんに見ていただいて厄を払って
幸せな気持ちになっていただこうと思って。」
元祖お祭りバンドともいわれる米米CLUB。
デビューは1985年 学生時代の仲間で結成された。
人気の秘密は
大人数のメンバーがステージ上をところ狭しと駆け回る奇想天外なライブ。
数々のヒット曲を生み出し若者から絶大な支持を集めた。
1997年に一度解散したが復活を望む声が強く
2006年に再結成された。
平均年齢が50歳を超えた今もそのド派手なパフォーマンスは健在。
全国ツアーが始まる。
(カールスモーキー石井さん)
「いろいろな災害や苦しいこともありました。
だけど人間は喜びを求めて生きていかなければいけないので
そういう喜びを与えられるバンドといったらやっぱり米米かなって。
できるだけみんなを元気にさせようって。
外はデフレだけど中はインフレ。
そんな感じでいこうじゃないか。」
(リーダー BONさん)
「米米の全盛期はバブルのとき
元気がガって上がるときだった。
日本の景気もこれから良くなる予兆が米米によって出てくるんじゃないか
と勝手に思っているんですけどね。」
日本に元気を
そんなメッセージを届けるために今回のコンサートツアーでは
まずメンバー自身が楽しむことを心掛けている。
(カールスモーキー石井さん)
「自分たちが楽しい 楽しくて仕方がない
ここが一番大事で
やっている本人たちが『1人ギャラが5万円だ』みたいなことを考えていたら
お客さんは満足しないですよ。」
(BONさん)
「お客さんがうらやましがる
そっちの方がいいじゃないですか。
『何でこの人たち楽しいんだろう』と
それで少しずつ巻き込んでいきたい。」
1月30日リリースの新曲TAKARABUNE。
歌詞には2013年の米米CLUBの思いがあふれている。
ひとつくらいの希望も見せてほしいよ!
無理にでも気持ちを上げていこうぜ
(カールスモーキー石井さん)
「世の中厳しいことだらけだけど
中にはちょっと目を広げてみると楽しいこともいっぱいあるよ。
自分で『楽しい 盛り上げよう』と思わなければ盛り上がらないじゃないですか。
世の中ね。
みんなで『自分で盛り上げようという気持ちになろうよ』
そういう思いですよね。」
カールスモーキー石井さんは被災地への支援活動をずっと今も続けている。