残業するか、映画を見るか。
映画を見るには、明日以降の残業(徹夜)を「覚悟」しなくてはなりません。
しかし今日は水曜日。映画1000円デーです。
「覚悟」を決め、レイトショーを探して「四日間の奇蹟」を見ました。
吉岡秀隆や石田ゆり子が主演している映画で、タイトルどおり「四日間の奇蹟」が起きている間にそれぞれが自分の存在や価値を見直す、という話です。
私はあまりファンタジー的な奇蹟ものは好きではなく、そしてご都合主義的なものも好きではなく、そして何となく優等生的な登場人物ばかりであまり深みを感じられず、そして演出のせいか気に障る演技もたまにあったりして、…
と、ケチをつけてしまえばキリがないのですが、でも大きく言えば優しい物語でした。作品としてはあまり好きな演出ではありませんでしたが、内容自体はよかったと思います。
一つだけ挙げれば、「自分の価値を認めてもいいんじゃない?」
というセリフが胸を打ちました。お恥ずかしいので多くは語りませぬが。
これがまさにこの映画の主題だったのだと思います。
生きていること自体の価値や、持っている独特の能力や影響力といった価値、…。
自分のこととなると、急に認めづらくなったりします。多くの人もそうかもしれません。
私は物事に立ち向かうときは前向きでいるつもりなのですが、自分自身のことになると急に否定的というか自信をなくします。
最近は大人になったので昔ほどではありませんが。
結局、悩みどころは自分の未熟さではなく、自分が成長しようと努力するときに出会う困難を打ち破るうえでの葛藤だと思うようになりました。
つまらない仕事しかできないな、と思ってガックリすることもしばしばですが、よい仕事をしたいと望むならいろんな方法で精進していくしかないのです。ちなみにこれはあくまで自分に対する激励。
本当はもっと別な部分に自分の情けなさをよく感じるのですが、それはより内向き日記に綴りながら、自分と向き合って克服していこうと思います。
ただあまり理想的な自分像を目指すよりも、もっと他者に対して親身になれる人間になりたいと思います。
なかなかこうなろうと思ってなれるものではありませんが。
結局映画を見て、自分のことばかりに関心を寄せてしまいました。
西田敏行はよかった。
比べるものではないですが、吉岡秀隆さんがみつお役で出演していた「男はつらいよ」に勝る映画はなかなかありませんなー。
シリーズの強みもあるかもしれませんが、やはり「寅さん」は相当な傑作でした。
思えば渥美清の死を知ったのは、高校3年生の夏、原水爆禁止世界大会の帰りでした。愛知の高校生と貸切バスで広島から名古屋に到着したとき、速報を新聞社が配っていたと記憶しています。たぶん。
大会の感動に浸っているところに、悲しみの衝撃でした。
あれから9年も経つのか…
映画を見るには、明日以降の残業(徹夜)を「覚悟」しなくてはなりません。
しかし今日は水曜日。映画1000円デーです。
「覚悟」を決め、レイトショーを探して「四日間の奇蹟」を見ました。
吉岡秀隆や石田ゆり子が主演している映画で、タイトルどおり「四日間の奇蹟」が起きている間にそれぞれが自分の存在や価値を見直す、という話です。
私はあまりファンタジー的な奇蹟ものは好きではなく、そしてご都合主義的なものも好きではなく、そして何となく優等生的な登場人物ばかりであまり深みを感じられず、そして演出のせいか気に障る演技もたまにあったりして、…
と、ケチをつけてしまえばキリがないのですが、でも大きく言えば優しい物語でした。作品としてはあまり好きな演出ではありませんでしたが、内容自体はよかったと思います。
一つだけ挙げれば、「自分の価値を認めてもいいんじゃない?」
というセリフが胸を打ちました。お恥ずかしいので多くは語りませぬが。
これがまさにこの映画の主題だったのだと思います。
生きていること自体の価値や、持っている独特の能力や影響力といった価値、…。
自分のこととなると、急に認めづらくなったりします。多くの人もそうかもしれません。
私は物事に立ち向かうときは前向きでいるつもりなのですが、自分自身のことになると急に否定的というか自信をなくします。
最近は大人になったので昔ほどではありませんが。
結局、悩みどころは自分の未熟さではなく、自分が成長しようと努力するときに出会う困難を打ち破るうえでの葛藤だと思うようになりました。
つまらない仕事しかできないな、と思ってガックリすることもしばしばですが、よい仕事をしたいと望むならいろんな方法で精進していくしかないのです。ちなみにこれはあくまで自分に対する激励。
本当はもっと別な部分に自分の情けなさをよく感じるのですが、それはより内向き日記に綴りながら、自分と向き合って克服していこうと思います。
ただあまり理想的な自分像を目指すよりも、もっと他者に対して親身になれる人間になりたいと思います。
なかなかこうなろうと思ってなれるものではありませんが。
結局映画を見て、自分のことばかりに関心を寄せてしまいました。
西田敏行はよかった。
比べるものではないですが、吉岡秀隆さんがみつお役で出演していた「男はつらいよ」に勝る映画はなかなかありませんなー。
シリーズの強みもあるかもしれませんが、やはり「寅さん」は相当な傑作でした。
思えば渥美清の死を知ったのは、高校3年生の夏、原水爆禁止世界大会の帰りでした。愛知の高校生と貸切バスで広島から名古屋に到着したとき、速報を新聞社が配っていたと記憶しています。たぶん。
大会の感動に浸っているところに、悲しみの衝撃でした。
あれから9年も経つのか…