メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

ドルマデスちょっと失敗

2016-08-04 05:26:27 | ギリシャ料理
せっかくいただいた飛び切りフレッシュ
摘みたての葡萄の葉、77枚を


ようやく、、、、、
茹でました!!


実はこれまで何十年、何十回もドルマデス(葡萄の葉で巻く料理)を作ってきたというのに

実は生の葡萄の葉を使ったのは初めてのことでした。
どこにいても便利な瓶詰の葉を使ってきたのです。

いろいろ調べてみましたら
どうやら熱湯で3分というのが相場のようで
メイおばさん、きちんとタイマーを置いて
3分ずつ何回にも分けて茹でました。


一つの鍋にだいたい7~8枚ずつを
浮き上がって来る葉の上からこんな風に
インスタント重しを載せました。

iPadのタイマーが3分でピピッと鳴ったら引き上げて
同じことを繰り返します。
なんたって77枚もですからね。

ほうら見てください。
入浴前と入浴後、こんなにお色が違います(笑)。


さて77枚すべてが茹で上がり
10枚ずつジップロックに収まって
半分は冷蔵庫、半分は冷凍庫。

ここで終わるのも面白くなくて
試しに一番小さなフライパンで少しだけ作ってみることにしました。

とはいえ、なんせ予定外のこと
あるべきものがありません。

「あるべきもの」とは

玉ねぎ、米、干し葡萄、ディル、松の実、オリーブオイル、レモン

なのですが、干し葡萄と松の実の在庫が切れていました。
ならばとこの際、あるもので代用しようと
干し葡萄の代わりにデーツを刻みました。


そして玉ねぎとお米とディルだけの中身をくるんでみました。


ところが、、、、、

失敗その1
うっかり落し蓋をしなかったものですから
気付いた時にはすでに巻いた葉が緩みかけていました。


失敗その2
ほんのお試しとばかりに少ししか作りませんでしたので
鍋の中で隙間ができてしまい
形が崩れかけてしまいました。

本当はこんな風にびっしりと隙間なく埋めなければならないのに、、、、


結果、準備不足で作った「生の葡萄の葉お試し版ドルマデス」は
形はだいぶしどけなく(笑)


お味はだいぶパンチ不足(笑)。

金曜日に「葡萄園の主」にお届けする作品は
しっかり巻いて、しっかり落し蓋をして
しっかり隙間を埋めましょう。
そしてやっぱり松の実と干し葡萄を使いましょう。

葡萄の葉の中に包むおおよその目安ですが
この大皿ぐらいならば


玉ねぎ1個のみじん切り
米 1カップ
干し葡萄 2分の1カップ
ディル 大匙2杯
松の実 大匙2杯
オリーブオイル 2分の1カップ
レモン 1個
塩、胡椒、ブイヨンパウダー少々

1.フライパンにオリーブオイルを熱して玉ねぎみじん切りを透き通るまで炒めます。

2.そこへ米を入れて弱火で5分ほど。

3.次に干し葡萄、ディル、松の実を加えて、湯1カップをまわしいれて、弱火でコトコト
お米が柔らかくなるまで水気を足しながら煮込みます。
塩、胡椒、ブイヨンパウダー等で味をつけるのはこの段階で。

この中身を巻いたそばから大鍋に入れて、オリーブオイルをまわしかけ


レモンのしぼり汁をかけたなら
1カップ半のお湯を注いで
巻いた葉っぱが開いてしまわないように上からお皿で重しをします。

煮込み時間の目安は弱火で1時間ですが
水気がなくなって焦がしてしまわないように目配りしながら
湯を継ぎ足してくださいね。

ちょっと目先の変わった前菜にもメインディッシュにもなります。

葡萄の葉の瓶詰はアマゾンでも扱っていましたけれど
今は「在庫切れ」のようです。

楽天ではレバノン産の瓶詰が手に入ります。
あとは輸入品を扱う大きなスーパーでも買えるはず。

一風変わった巻き巻きをどうぞ楽しんみてくださいね。

ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
いつもありがとうございます!
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