goo blog サービス終了のお知らせ 

メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

市場のスモークサーモンピロシキ@シアトル

2016-08-25 09:03:19 | グルメ
娘のような若い友と水族館に行った後
町を歩きました。

礼儀正しく、気配りも満点、しかも可愛らしくて
まるでお嫁さんにしたいぐらい(笑)の
ワシントン大学博士課程の学生です。

「メイさん、お昼はどんなものがいいですか?」

とスマホでYELPを見ながら問いかけてきます。

いろいろあげてくれた中で、この日この時のメイおばさんの
アンテナに引っかかったのが「ロシア料理」でした。

いえいえ、料理というほど大げさなものでなくて「ピロシキ」ですけれど(笑)。

「ちょっと並びますけれどいいですか?
 でも並ぶだけのことはありますから。」

若い人たちの世界には、メイおばさんが気付かずに素通りしていたり
気付いても気後れして入れなかった場所がたくさんあります。
彼女が連れて行ってくれた「ピロシキ」のお店は
パイクプレースマーケットの真ん中にある、まさにそんな場所でした。

はい、並びましたよ、覚悟して。


行列は真ん中の歩道を空けて、こちら側とあちら側の二列です。
みんな実によく並ぶものです。


けれども不思議と退屈しません。
なぜって場所はパイクプレースマーケット、つまり市場のまん真ん中。
並んだままだっていろいろな動く風景が見られます。

それにこちら側の行列になれば
こんな風に左側の窓の向こうが見えるのです。

慣れた手つきで折り込んだり、たいらにしたり、切ったり、叩いたり
並べたり、オーブンに入れたり、トッピングをしたり、、、、、


やっと店の中に入れた私たちが
迷うこともなく選んだのはもちろん「Smoked Salmon Pate(スモークサーモンパテ)」です。

甘いのも甘くないのも
こんなに種類がありますけれど



やっぱりシアトル、やっぱり初心者
ならば、ビーフでもチーズでもハムでもチキンでもなく
スモークサーモンでしょう。

なぜか可愛らしいフクロウの袋(笑)に入ったサーモンピロシキを大事に持って

私たちはうろうろと座って食べることのできる場所を探しました。

あるもんですよ、ちゃんと。
市場の中、ちょっと奥まった所がまさに
イートインコーナーでした。
窓に向かってすわるカウンターは最高の眺めです。


スモークサーモンピロシキ
こんな大きさです。


いちおうサーモン(鮭)の形にしているようなのですが

見た目はまるで大きな焼き芋、潜水艦、あるいは
大きな分厚い唇(笑)。

がぶりと齧ればまさかの美味しさ。
中に詰められているのは
たっぷりのスモークサーモンと、クリームチーズのパテでしょうか。


これはいけません、はまりそうです。
市場に買い出しに来たついでに並んで
海を見ながらがぶりと齧って、ああ幸せと。

たかがピロシキに7ドル!と思いながら並んでいたあの気持ちは
最初の一齧りと共に水平線の向こうへと飛び去って

「この値段でこのボリュームでこの美味しさ。
これで7ドルは安いわねえ。」

などと呟くメイおばさんでした。

ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
いつもありがとうございます!
どうぞ良い一日を!
       ↓

心とからだに染み入るアサリラーメン

2016-06-19 23:47:17 | グルメ
英語ではよく「Last minutes’ things」(最後のバタバタ)と呼ばれますけれど
メイおばさん、いよいよアメリカへ戻る前のバタバタに入りました。

まだまだたくさん残っていると安心していた時間が
指折り数えても、手帳を見ても、カレンダーを見ても
まさか、うそ~、状態です。

限られた時間の中で
会いたい人たちが、まだまだたくさん!
行きたい所も、まだまだたくさん!
やらなければならないこと、片づけなければならないことも
まだまだたくさん!

要するに段取りが悪かっただけなのでしょうけれど
「Last minutes」の1分が1時間ぐらいに膨らんでくれないかしらと
焦りながら思います。

伊豆高原へ向けて車を走らせました。
いえいえ正確には
伊豆高原へ向けて車を走らせる友の隣にすわりました。


左側に海が輝きます。
心が広がります。
つまらないことに悩んでいるのが馬鹿らしくなります。

途中のランチタイムに
「メイににぜひとも食べさせたかったの。」
と言うラーメン屋さんに、友が連れて行ってくれました。


伊東マリンタウンの海を見晴らす2階に並ぶお店のひとつです。
廊下と店内がドアもなくつながっているような
ふらりと入れるそんな店。

それなのにまあ、なんていうお味でしょう。
喉にもお腹にも、そして心にも染み入るようなアサリのスープに包まれた麺。


そのうえに乗っているのは
シャキシャキした歯ごたえが残るモヤシとネギと海苔という脇役と


主役の大振りのアサリ、アサリ、アサリ、、、、
食べながら数えてみたらなんと8つも入っていました。


友が一言、得意顔で言いました。

「ね!」

はい、たしかに。

それなのに、千円札を出したらおつりの硬貨がたくさん戻ってきました。

旅の途中でこんな出会いがあると
なんだかとても嬉しくなります。

読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
       ↓
       ↓ 

今季お気に入りのビールたち

2016-04-15 06:40:25 | グルメ
そうそう、尻切れトンボになっていたビールの話を続けなきゃ。
まさか!と思うような絵柄の箱に
まさか!と思うような種類のビールが
ず~っと向こうの棚にまで、ずら~っと並ぶアメリカのスーパーですが

今季のマイブームは
というのは新しいビールを発見したり
成長と共にこちらの好き嫌いがちょっと変わってきたり(笑)
なもんですからマイブームも変化するのです。

まあとにかく、今季のマイブームベスト3をご紹介させてくださいな。

お気に入り第一位:Schofferhofer Grapefruit

ドイツのビールです。とにかく香りも味も爽やかなグレープフルーツ。


お気に入り第二位:Blue Moon First Peach Ale

常日頃からお気に入りの「Blue Moon」の季節限定バージョンです。
夏に先駆けての販売「Early-Season Release」が謳い文句。


最近では「Blue Moon」も東京のスーパーで売られるようになり
メイおばさんも東京暮らしの時には時々ちょこっと奮発して買ったりもしています。

けれども、こんな桃のエールに出会ったのは初めてです。
うっとりするような桃の香りにコリアンダーがアクセントを添えています。

ブルームーンは
去年の夏にはこんな夏パックを出しました。


これも本当に楽しくて
ブラックベリーやハニーやシナモンや、、、、、

アメリカのコロラド州で作られています。

お気に入り第三位:Leinenkugel’s Cranberry Ginger Shandy

クランベリーとジンジャーのなんとも言えないマッチング
醸造元はアメリカのウィスコンシン州です。

ところが、これらメイおばさんの今季お気に入りは
メイおじさんは好きではないらしく
一本目はお試しに飲んでも
二本目の栓を抜いたことがありません。

「なんだかジュースを飲んでるみたいで、、、、、」

というのです。
つまり、、、、、、

グレープフルーツだの、桃だの、クランベリーだの
やっぱりメイおばさんは「お子ちゃま」なんですかねえ(笑)。

読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
       ↓
       ↓ 

ピーカンナッツサラダとの出会い@アリゾナ

2016-02-01 04:37:04 | グルメ
遅ればせながら、こちらも月が変わり2月になりました。
どうぞ皆さまにとっても良い月となりますように。

さて
昨日のピーカンナッツの木と
ピーカンナッツを使った甘~いパイの次は
アリゾナで初めて出会った美味しい料理についてです。

アリゾナに来て以来、とにかく行く先々で落胆することばかり。
塩辛かったり、甘過ぎたり
単調な味でただただ大盛りだったり
スモークサーモンはやたら生臭いし
三種類の全く違うはずの料理を頼んでみたら
その全部にまったく同じミニトマトが使われていたり、、、

美味しくないものの写真は撮る気にもなれませんから
メイおばさん、ただ黙々とできる限りは食べましたけれど
珍しくだいぶ残しました。

そんなアリゾナの3日目の昼
ようやく「これは!」と思う料理に出会いましたよ!!
がっかり続きの後でしたから、よけい感激度が強かったのかもしれませんが(笑)。

ピーカンナッツの林の間を走り抜けた先の目的地は
「Green Valley」(緑の谷)という素敵な名前の地。
ツーソンの南、32キロです。

ここに「Quail Creek」という名の大きなリゾートコミュニティーがあります。
アリゾナにはこうしたコミュニティーがたくさんあるのですが
一口にどんなものかと言えば
入り口には門番さんがいてセキュリティーがしっかり保たれて
広い敷地には洗練された家々が立ち並び
ゴルフ場があって、プールがあって
住人たちの活動や暮らしのための色々な施設や設備があって
そしてレストランがあります。


「会員制レストラン」みたいなものですが
私たちのような「会員のゲスト」も使うことができます。
お値段も外に比べたらとてもリーズナブル。

ではお味は?
それがまあ、驚くことに、期待をはるかに上回って
メニューに載っているお料理のどれもが魅力的な上に
選んだ料理はアリゾナに来て以来初めての合格点。
オリジナリティーもあるし、きれいだし、美味しいし、、、、、

メイおじさんとメイおばさん、二人で3皿を頼みましたけれど、どれも大満足。


そして、そんな3皿のうちの2つに使われていたのがピーカンナッツでした!!

まずはこれ、「Pekan Chicken Salad」(ピーカンナッツとチキンのサラダ)です。


細かく砕いたピーカンナッツをまぶして焼かれた鶏の胸肉と
地元グリーンバレーのピーカンナッツがたっぷりと。
付け合せはスプラウトとアボカドと
な、な、なんとマンダリンオレンジ、ほらあの日本の缶みかんですよ!


これらを緑の葉野菜と一緒に、ハニーディジョンドレッシング(蜂蜜とディジョンマスタードのドレッシング)でいただくのですが、、、、、、

ムムム、美味しい!!
家でも同じ物を作りたくなります。いえ、作ります!!!

かたやこちらのお皿は「Beet and Pear Salad」(ビーツと洋梨のサラダ)ですが
これにもピーカンナッツが付いてきました。
ただし、こちらは「Candied Pecans」、甘くコーティングされたピーカンナッツです。


お仲間は、ビーツと洋梨と山羊のチーズと茹で卵と葉野菜。
そしてドレッシングは「オレンジと芥子の実のドレッシング」でした。

やりますよねえ、なかなか。
ピーカンナッツをこうして使えるとは!

もう一皿は
牛挽肉とトマト、ピーマン、玉ねぎ、チーズにスパイスをたくさん効かせた
伝統的な「チリ」です。
ほどよい暖かさのコーンブレッドと紫玉ねぎが添えられています。


きちんと作られた美味しいものにようやく出会えてほっとしました。
大げさですが、心が潤いました。
でもね、食べ物ってそんな効果がありますよね。

そして思いましたよ。
やっぱり家族のためにも自分のためにも
できるだけきちんとしたものを作りたいなあ
作らなきゃいけないなあ、、、、と。


読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。

望郷のキーライムパイ

2016-01-23 11:15:35 | グルメ
レモンよりはライム
レモンパイよりはライムパイの響きにウットリとしてしまうのは
なぜかしら?

たぶん、日本ではあまりライムを見かけないゆえの
憧れに似たロマンチシズムかしら(笑)?

アメリカのスーパーではライムはごく普通のこと。
こんなにたくさん袋に入って

3ドル99セント。

つまり2ポンド(907グラムで474円)!

アメリカ暮らしが長くなるにつれて
ライムへのウットリもだいぶ薄れてきましたけれど
こちらにはいまだウットリのメイおばさんです。


何かと言えば、ライムの3分の1ぐらいの小さな小さな緑色の
「キーライム」です。

1ポンドで2ドル99セントですから、454グラムで355円!

その昔、酔狂なメイおばさんは
マイアミから紺碧の海のまん真ん中にかかるセブンマイルズブリッジを走って
フロリダキーズと呼ばれる島々をどんどん抜けて
アメリカ本土最南端のキーウエストに行きました。


大好きなヘミングウェイゆかりの地でしたし
ほら、なんたって「キーライムパイ」で有名な島だったからです。

ブラブラ歩いて、お上りさんらしくヘミングウェイが住んでいた家や
彼がお気に入りだった店など訪ね
思う存分キーライムパイを食べるのが目的でした(笑)。

以来、いったいどれだけキーライムパイを作ってきたことでしょう。
色も綺麗、甘味の中に程よい酸味
加えてセンチメンタルにキーウエストの思い出が!

そして実は、、、、、

メイおばさんの作る「キーライムパイ」は
キーライムがなくたって作れて、反則のように簡単にできるのです。
なのにいつも大好評。

今も冷蔵庫の中に眠っていますよ。
ほうら。


こちらは中味が余ってしまったので
グラスに入れて、ライムパイならぬキーライムムースです(笑)。


長くなってしまいましたから
作り方は明日書きますね。


読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。

「Fran’s」が日本のテレビに!

2015-12-19 15:05:23 | グルメ

一昨日の木曜夜
いつもながらの遅い夕食の途中で
携帯電話がなりました。

「今、7チャンネルでシアトルのチョコレートのことやってますよ!」

親切な積年の友が
我が家があまりテレビを見ないことを知っての上で
知らせてくれたのでした。

急いでテレビをつけてみると
いきなり飛び込んできたのは、海側から見たシアトルの町の摩天楼。
遠くに我が家も見えました。

もう懐かしくて懐かしくて
今すぐにでも飛んで帰りたい気持ちになりながら
食事もそこそこにテレビの前に陣取りました。

「米政府公認!チョコ専用箱…創業者来日」
というキャッチのもとで
シアトルが誇るチョコレートとも言える「FRAN'S」のストーリーが
紹介されます。

テレビにも映っていたダウンタウンの「FRAN'S」の店は
メイおばさんもちょっとばかし常連さんです(笑)。


日本に帰る前には必ず寄って、お土産にたくさん買いこみます。


もう何年もそんな習慣を続けていたら
昨年からANAのクレジットカードで払うと15%引きになりました。
15%は大きいです。
以来なおのこと足しげく通っています(笑)。

この店の一番人気はたぶんこれ。


オバマ大統領夫妻もお気に入りという
塩キャラメルチョコレートです。

色の濃い「gray salt caramels」と
色の明るい「smoked salt caramels」

どちらもバターとソルトと良質なチョコレートの
絶妙なハーモニーを楽しめます。

このこだわりのチョコレート
色の濃い「gray」は、ダークチョコレートが64%
塩はフランスのブルターニュの海塩が

「smoked」ならばミルクチョコレートが40%
塩はイギリスのウェールズ、ハレンモン海塩を
ウェールズの樫の木でいぶして、という凝りようです。

メイおばさんのお気に入りは
グレイとスモークが交互に並んだ7個入りの小さなボックス。
お値段も手ごろな14ドル。

もうひとつ楽しいのは
季節ごとに、箱やリボンや包み紙や袋の色が違ったりもすること。


すご~く嬉しいことは
小さな店内でどれにしようかとチョコレートを見ていると
買っても買わなくても
「おひとついかがですか?」と
この塩キャラメルチョコをひとつ試食させてくれること(笑)。

ところでテレビで知ったのは
この「FRAN'S」チョコレートの化粧箱が
日本の和紙職人さんによって作られているということでした。



今日も読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
       ↓
       ↓


ひとりおやつは「しゅとうれん」

2015-12-03 23:31:01 | グルメ
メイおばさん、今日の「ひとりおやつ」はこれでした!

この数日頑張りましたから
このくらいの贅沢は許されますよねえ(笑)。


噂に聞いていた和風シュトーレンです。
正式な名前は「あんやしゅとうれん」と言います。


シュトーレン、あるいはシュトレンと言えばほら
クリスマスまでの毎日、薄く切っては食べる
あのやたら日持ちするドイツのお菓子。
ドライフルーツとナッツがたっぷり入っています。


でも、今日のおやつは洋菓子屋さんのシュトーレンではなくて
もう純粋に和菓子屋さんのシュトーレン。
しかもこのお店、単なる和菓子屋さんではありません。

小綺麗です。
感じがいいです。
センスもいいです。

「むかしながらの方法でおつくりしていますので『あんや』のお菓子は日持ちいたしません。素材のおいしさやほどよい柔らかさは、あっという間に逃げてしまいます。それはまざりもののない本物のお菓子である証です。その味をお客様にお届けするため、同じ店内に設けた厨房で、熟練の職人がひとつひとつお作りしております。」

かのこ餅、あんや餅、あんわらび、うさぎ饅頭、こめ粉サンド、招福あんぼうろ、カステラ、、、、、

こんないつものラインアップにこの時期は
「しゅとうれん」という「和菓子」が加わります。

使われている材料は
小豆、砂糖、水飴、玉子、和三盆糖、はったい粉、重そう、くるみ、小麦粉、杏、いちじく、プルーン

ひとつ250円でバラでも買えますが
4個入りの箱がまた可愛くて、、、、、、

今日のメイおばさん
明日会う友人たちへのお土産に4個入りを3つ
そして「ひとりおやつ」用にバラを1つ買いました。


ドライフィグ(いちじく)の香りと歯ごたえ+あんこ。
美味しいです。
本家本元、洋菓子のシュトーレンよりも、と言いたいぐらいに(笑)。

これ、だいぶ人気の品らしく
メイおばさんがそれほど遅くない夕方に寄った時には
もう最後の3箱でした。
本当はもう2箱買いたかったのですが(涙)。

このお店
売り子のとても感じのいいお姉さんたちは
しっかり髪を手ぬぐいで覆って、白い上っ張り。


ガラスの向こうでは和菓子を作るお兄さんたちが働いていて
目が合おうものなら丁寧に会釈などしてくださって。


厨房から出たばかりのお菓子をお茶と一緒にいただくこともできます。

とりわけこれからの時期は
メイおばさん、「しゅとうれん」目当てに
けっこう通ってしまいそうな予感。
これもまた、日本暮らしの喜びかなあ(笑)。


成城あんや
www.seijoana.com

今日も読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
       ↓
       ↓

白洲家の食卓~武相荘の海老カレー

2015-11-15 23:21:45 | グルメ
ずっと長い間、気になっていた場所がありました。
何冊かの本で、その暮らしぶりや人となりを知るほどに
次に日本に帰った時こそ足を運ぼう、運びたい、と思いながら
時間ばかりが過ぎて行き
昨日、そぼふる雨の中、やっと実現することができました。

白洲次郎・正子夫妻が
戦前からお亡くなりになるまで住んでいた
木々の間の茅葺の屋根の古民家、「武相荘(ぶあいそう)」です。


日本を知り、世界を知り
美と粋を知り、本物を探求する夫妻が住んでいらした家は
2001年に夫妻の長女、牧山桂子さんによって公開に踏み切られました。
これまでに約70万人もの人々が訪れたと言います。

昨年12月には、白洲家の料理を再現したレストランも開かれました。

私たち、もちろんここでランチをいただきましたよ。


メニューの中から選んだのはやっぱりこれです。


「母の兄である伯父がシンガポールに行った際に友人の家でごちそうになり作り方を教わって来たというカレーです。彼は料理の作り方など興味が無い人でしたのに、よほどお気に召したのか作り方を書いて来たそうです。それ以来、我が家のカレーはこれになりました。」(白洲正子)

海老カレーです。

トレーの上に載っているのは
ライスとキャベツの千切り
蓮根と人参とキャベツとサツマイモがたっぷり入ったスープ

4種類のコンディメント(薬味)と


プリプリ海老がたっぷり入ったカレー


マイルドで優しいカレーです。
お野菜たっぷりのスープは嬉しく
ライスの量もほどほどで
お洒落で美味しいメニューでした。

お値段は2100円。
プラス200円で美しいカップに入った美味しいコーヒーをいただけます。


お食事を運んで来た方が

「晴れた日ももちろん美しいですけれど
今日のような雨の日の緑はまた格別ですよ。」


と言うように
しっとりと落ち着いて
この家、この場所に流れていた長い長い時間と
白洲次郎さん、正子さんの息遣いを感じさせるような
特別な雨の日でした。

旧白洲邸 武相荘
東京都町田市能ケ谷7-3-2
(小田急線鶴川駅下車北口より徒歩15分)
レストランは11時~20時30分
ミュージアム、レストラン共、月曜定休
入館料1050円


読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
       ↓
       ↓

イスラムの国トルコのビール@エフェス

2015-11-07 23:57:02 | グルメ

ビールの季節は過ぎました?
いえ、こればかりは一年中。
過ぎたのは夏だけの話。

どんな季節でも「まずビール」と言うように
「まず」という接頭語が付くビールです。

今日はトルコのビールについてのおしゃべりです。

トルコのビールと言えば
まず第一に「EFES(エフェス)」です。

第一に、などと言ったって
「じゃ、第二は?」なんて聞かれたら
とても困っちゃうほどに
トルコと言えば「エフェス」です。


どこに行ってもエフェスです。
町の小さな雑貨屋さんの看板にも
海沿いのレストランのパラソルにも
青地に白くエフェスの文字が書かれています。

それが
雑踏の中でも、昼間の太陽の中でも
暮れなずむ夕方にも
夜の闇の中にも
不思議に美しく溶け込んでいるのです。

青と白と言ったなら
犬猿の中とまではいかなくとも
決して仲睦まじいとは言い難い隣国ギリシャが
国旗にまで使っているシンボルカラーなのですけれど(笑)。

トルコ国内で75%以上のシェアを持つエフェスです。
アサヒ、キリン、サントリー、サッポロなどと
ビールと言えばすぐに口に上るような日本と違って
実際、エフェス以外のビールを見ることはまずありませんでした。
たまにあれば、ツボルグなどの外国のものぐらい。

そんなわけですから
郷に入っては郷に従え
トルコに居ればトルコのビールで
エフェスばかり飲んでいましたよ。


苦味の少ない
よく言えば癖のない、悪く言えば特徴のない味です。
ま、どんな料理にも合うのが利点かもしれませんが
正直、ちょっと面白くないかなあ。

今や日本でも
24缶8,880円でアマゾンで買えるようですが
その謳い文句が
「エーゲ海の輝く青空がのどを通っていく」
とありました。

トルコという国をぐるりと見回しても
エーゲ海に面しているのは
およそ8分の1ぐらいの部分だけなのですけれど(笑)。

でもまあ、それだけ
ビールというのが、「海」とか、「輝く」とか
「青空」などのような夏ワードに似合うということでしょうか。

などと書いているメイおばさんの季節感覚ってどう?
まさに晩秋、すぐに冬、そしてもうすぐ大晦日というこの時期に!(笑)

ところで
トルコはイスラムの国ですから
本来は禁酒のはずなのですが
ほとんどどこでも問題なく手に入れることができるのが
このエフェスビールでしたが、、、、

昨今の政情不安の中で
イスラム色の強い与党が出した
酒類の販売・広告の規制に関する法案が
2013年5月24日に可決されたりもしています。

その後はいったいどうなったのでしょう。
次に行った時にはいったいどうなっているのでしょうか。
どなたかご存知でしたら教えてくださいね。


ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!

今日も読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
 ↓

禁止されたフカヒレスープですが、、、、

2015-11-03 23:53:43 | グルメ

時は遡って2013年2月最後の水曜日
ニュージーランドで一番大きな町、オークランドの
中心部からたった25キロしか離れていないビーチで
ある事件が起きました。

海を泳いでいた男性が鮫に襲われて亡くなりました。
なにも特別な場所で特別なことをしていたわけではありません。
ただいつものようにサーフィンをして
ただいつものように沖合200メートルのところを泳いでいただけ。
そこに、4メートルもの大きな鮫が噛みついてきたのです。

メイおばさんはその頃
レジデンシャルホテル(長期滞在者用のホテル)の一角を借りて
大好きな町、オークランドに住んでいました。

毎日ニュージーランドの新聞を読み
毎日町を歩き、食材を買い、プールで泳ぎ
時に海で泳ぎ、友に会い
つまり、暮らしていたのです。

そんな時に飛び込んできた鮫のニュースは
ごく普通に海で泳いでいた人たちを震え上がらせました。

その昔、ソロモン諸島では、鮫は人間の良き友でした。
浅瀬に呼び寄せられて、少年の手から豚肉を与えられ、
食事がすめば少年を背中に乗せて、大海原を泳ぎまわり
遊泳のあとには、少年を元居た場所にきちんと送り届けてくれました。

ニューアイルランドとトンガでは、鮫は、人々の食料でした。
椰子の実のガラガラで呼び寄せられ、人の手で殺されて、食べられました。
それは熟練した男たちだけに許された誇りある仕事でした。

ところで、これは
鮫事件からほどない3月14日に
「The New Zealand Herald」紙に掲載された記事です。


「フカヒレスープは、環境保護のためフカヒレの収集が禁止されている。けれども、オークランドの高級中華料理レストラン『Jade Dragon』でも、『Grand Harbour』や『Crystal Harbour』でも、表向きにはメニューからは消えたものの、お客の要望があればテーブルに運ばれる。そして、国連によれば、世界の鮫の9割はこの100年の間に消滅した。」

そうだったんですね、表と裏は。

ためしに食べログを検索してみたら
ここ日本でも、「全国のフカヒレスープレストラン」は2570軒も出てきましたよ!

ところで、冒頭の写真はメイおばさんの大好きなカレカレビーチです。
映画「The Piano」(ピアノ・レッスン)の舞台となった所です。


読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
 ↓