2年以上前、「中国が世界を滅ぼす」という記事を書きました。 予言します 人類は滅亡の危機に瀕しています - 植物園「 槐松亭 」 と 中国が人類滅亡の引き金を引く - 植物園「 槐松亭 」であります。
この考えは毫も変わっておりません。特に、ここ20年ほどの中国の急速な経済発展や環境破壊・共産党独裁は、間違いなく確実に世界滅亡へ導いている最大の脅威となっています。
中国は、第一次大戦のころまでは、「眠れる獅子」と言われ領土が広いだけの貧しく他国に対しても無害な帝国だったのです。列強はそれに目をつけ様々な名目で進出し、利権を奪い合いました。第二次大戦後毛沢東よる共産一党支配になってからその様相が一変しました
1800年頃には3億人だった人口は、1900年に4億人を突破しましたが、100年でたった1億人増えただけであります。ところがその後の100年で一気に9億人増え、今や15億人を越えました。一方で中国の農耕地は1980年頃から減り始めています。田畑が宅地に変わり、農業従事者が都会に移り住んで、地球温暖化と、焼き畑・過剰な森林伐採などで西から砂漠化がすすみ、国土の27%が砂漠となっています。人口増加が農耕地を減らし、オリンピックなどのイベント誘致の度に田畑や森が潰されました。世界の工場として急速に工場建設を進め、農民が工場に駆り出されていきました。また有り余る余剰資金が不動産投機に進んだ結果、投資用高層マンション建築で土地がどんどん減ったのです。
現在、中国の農業生産量は世界のNO1ということになっています。しかし、これはまゆつばであります。何故なら、中国の公表される統計や数値はまったくあてにならないからです。共産党政権が好きなように数値を変えられるので鵜吞みにできません。経済成長率など経済指標、コロナの感染者数、軍備費用などどれも信憑性はありません。中央に怒られない様地方政府は水増しするのが当たり前になっています。中国の農産物の輸出は73,870百万ドル、輸入は137,770 百万ドルで、食糧は自国では到底賄えないレベルに落ち込んでいるのです。つまり、足りなくなった農産物は、中国から輸入すればいいという時代はとっくに終わっているのです。眠れる獅子は、爆食する豚に変わっています。
コロナよって経済活動が世界的に落ち込んでいる中、こんどはロシアのウクライナ侵攻が加わって、穀物の不足が確実視され既に日本でも小麦製品がどんどん値上げになっています。ロシア・ウクライナという世界有数の穀物生産国がロシアからの禁輸、ウクライナでは農業も壊滅的な打撃をうけることによって、食糧不足が目の前にあるのです。
食糧危機は、これまで以上に中国が大きく関わってくるでしょう。それが、対外戦略や領土拡大戦略の武器に加わる可能性は否定できません。ロシアが天然ガスなど化石燃料の輸出で国力を強め、欧米への影響力がもはや無視できない程強大となっていることを教訓とせねばなりません。
次に環境汚染や健康問題でありますが、この問題は次回に回しましょう。