植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ヤフオクでアタフタする

2020年01月07日 | 雑感
風邪をおして熱海方面へ、町内のゴルフに行ってまいりました。世間では、昨日は仕事始め、賀詞交換などもあり、こんな日にのんびりプレーしているのはよほどの暇人でありますな。町内のご隠居さんが、寒い寒いといいながらプレーしました。ゴルフはさんざんで、風邪も悪化ろくなことがありません。お天気が良く、富士山が美しかったのが救いでした。スコアが悪いのは、風邪のせいであるとしておきましょう。

 さて、大間のマグロが2億円近い金額で競り落とされたのだそうです。大手のすし屋チェーンが入札したとか。こういうのは、一種の広告宣伝費になります。釣った猟師も買った寿司屋もハッピーでありましょう。
 ワタシの、ヤフオク体験も1週間ほどになりました。いくつかのガラクタレベルの安い硯は落札しましたが、これは、という品物はそうはいかず次々と人の手で落とされました。これも勉強であります。どんな流れで入札・落札・決済がなされるか。また、やってみてオークションの実態というのも知ることが出来ます。

 このオークションシステムは、なかなかよく出来ていると感心いたしました。自分で落札したい金額を入れておけば、その上限に達するまでは、他の人が入れた金額にかぶせて自動的にちょっと上回る金額に更新してくれます。無駄な高値で買わされるリスクが軽減されます。自分の入れていた金額が高値更新されたらメールが来ますから、再入札すればまだ、参加出来ますね。
 もう一つ、メデタク落札して、先にお金を払う(かんたん決済)のですが、品物が到着して、受け取りの連絡をしないと相手方に着金しない仕組みになっているようです。金を出しても、品物が来ないというリスクが少なくなっているのです。 

端渓硯というのは、中国の広東省肇慶を流れる西江という川のそばで採掘された石で作られた工芸品です。硯の中でももっとも良質と言われ、その中でも「老坑」という所からとれる石が最高峰とされます。キメが滑らかな紫がかった石にわずかな石紋や黄色い「眼」が残っていて芸術的な模様となります。偽物や近隣の石を使って端渓硯の名前をかたるものも多いとか。古いもので良品は、数百万円もするそうです。
 ワタシは、以前骨董市で「端渓」と言われて買った小さな硯が初めての出会いです。1500円でしたか。恐らく、端渓硯としても、最近でも新坑というところで採石していますから、おみやげ物で安く売られているものでしょう。


 それまでも、蓋付きの硯をやはり骨董市で安く買っておりましたから、少なからず硯には興味を持っておりました。そしてお試し「ヤフオク」で端渓硯をターゲットにいくつか入札したのです。
 お目当ては、何十万もするような高価な収集品ではなく、あくまで実用に使われていたような普及品、安物であります。めぼしいものに5千円前後の金額を入れておきましたら、一日二日は「最高額」で推移しており、なんだ、楽勝だなとほくそ笑んでいたら、最終日にばーっと高値更新が続き、あっという間に数万円まで引きあがりました。ワタシの見る目も案外外れでもなく、いいなと思うものは何万円でも惜しまず入手しようとする愛好家がいるのですね。夕方、どうやら落札できるかなと思っていたものも、自宅に戻り、翌朝オフィスでPC開くと軒並みよその方が落札していました。こちらは、どうしても欲しいわけではないし、どうせお試しですから、まぁいいかとは思います。
 それでも、1.2千円の品物が落札したり、気になって夜にパソコンを開いたりと、いくらか挙動に変化が出てまいりました。ヤフオク決済に使ったクレジットカードが無いとか騒いで、浮足立ったワタシを見て、家内曰く
「あんたには、オークションは向いていない」と一言。ヤフオクで、ずっと落札し損ねている話を聞き、バタついている亭主にキツイおことばでした。

その通りです。株・金相場・ゴルフ会員権と、どれも大損しました。ギャンブルも含めて運や読み度胸・財力、どれをとっても向いていませんね。こんなもので、年中PCひらいて途中経過チェックするのも馬鹿らしいといえばそうです。

そういう訳で、現在入札したものは、高値での再入札はせず、新たな品物にも目をくれず、すべての入札期限が来たら「撤収」であります。
その通りです

コメント
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