植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

メダカでは食えん

2022年05月04日 | 動物
久しぶりにメダカのお話であります。

屋上のメダカ飼育もかれこれ5年になります。最初はJAで買い求めたミックスメダカ13匹、その次にだるま系めだか5匹と、ずっと後年になってから「ミユキメダカ」を7,8匹買いました。

一昨年は、新境地を開くためにヤフオクで入手が難しい新品種・高級メダカの卵を数種落札しました。真っ黒な「オロチメダカ」、三色錦とその亜種であります。その卵から孵った珍種たちは、7割ほどが小さいうちに死んでしまいましたが、ワタシの管理が悪かったのか、運が悪かったのか・・・・

 しかし生き残ったメダカたちはその後繁殖も進み、少なくともオロチ系は百匹以上になりました。全体では実際数えたわけではありませんが、恐らく生まれたばかりの稚魚(針子といいます)を除いて5千匹ほどいると思われます。根拠は8個のメダカプールの1つに約5.60匹は居るからであります。

 昨日は、今年初めて知り合いの花屋さん「カナちゃん」のお店に10パック届けてきました。ミユキ・オロチ・楊貴妃などがもれなく入って6,7匹ミックスして1パック500円で販売するので「激安」、知ってる人は飛びつくのです。

 ワタシは、別にメダカで食おうというわけでもありませんし、メダカを食おうとも思っていません。(笑) メダカは(餌を)食わせるものであります。メダカが食うエサ代程度になれば十分なのです。ただ、花屋さんがさほど経営が楽には見えず、若い兄妹で切り盛りしているので、いくらかでも応援しようと思っているのです。たい肥・培養土・花苗などもホームセンターには行かず、そうした個人商店から買って上げれば喜ばれるでしょう。

 メダカも、意味は同じで、たとえば1週間10パック5千円ならば、10週間で5万円になります。ワタシの手元にはその25%(1pあたり125円)が入るのですが、花屋さんにとっては廃棄リスクが無いのでおいしい副業となるでしょう。ワタシがこれで生活の足しにしようとおもったら、最低10万円くらいの実収入が欲しいところです。すると販路を拡大し800pを売らなければなりません。7匹入りだと5600匹、これを秋まで半年続けたら33600匹を育てて販売する必要があります。はぁーこれは無理だわ(´;ω;`)

さてそのメダカ飼育場であります。ワタシの仕事場の建物の屋上、季節によって飛来する烏・ハクセキレイ・イソヒヨドリからの攻撃を防ぐ必要がありますが、他の小動物や人間に食べられたり盗まれたりする心配はありません。
こんな状態で、メッシュで鳥避けをし、植物用プレートや葦簀で日陰を作り、真夏になって水温が上昇するのを防ぐのが最も大事であります。

餌は、繁殖用・熱帯魚用・針子(稚魚)用を使い分けますが、なにしろ「扶養家族」が多いので、お徳用を買ってもひと夏でなくなります。食費は馬鹿になりません。また定期的な水替えによる水の消費も相当な量になるのです。カナちゃんの店で売っても、パック代から何から考えると赤字、ワタシの人件費など出るはずもありません。

今朝は朝から好天、予報では気温も急上昇する様です。今まさに子作りのシーズンでメダカたちは食欲も旺盛であります。
生き物を育てるのは手間がかかるし、赤字なのになんでそんなにたくさんのメダカを飼うの?と聞かれますが、「楽しいから」それ以外の理由が見つかりません。

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