植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

石印材をヤフオクに出品する 終活も楽じゃない

2024年06月12日 | 篆刻
出だしが、昨日のブログの続きで恐縮です。一昨日12名の人と会話を交わしたワタシですが、昨日は、家内、マッサージ師、コンビニのパートさん、郵便局員、お向かいのMさんの計5人と話しましたので、おそらく3人かな、という予想を上回ることになりました。ヤフオクで発送品が出てたこと、パートさんに採れたての家の畑のニンニクを差し上げた分増えたのです。

年配の夫婦二人暮らし、独居老人などは一体普段どのくらいの人と会っているのかは見当がつきません。ワタシみたいに3人前後というのが普通なのか少ないのか。電話をするのもあまり好きでないので、スマホで通話するのはせいぜい数日に一件程度であります。そのうち声が出なくなりそうですね(笑)

さて、本日のテーマは「ヤフオク」であります。
半年ほど前までは、ヤフオクと言うのは自分が趣味で集めているものがあって、落札して入手する仕組みだと信じておりました。これが篆刻に限って言えば約5年続いたのです。入札するのはほぼ全てが「石印材」でありました。

初期には大した値打ちものでない一般的な安い石で、未使用・刻字有りにかかわらず、まとめて大量に落札したのです。これは、自分が篆刻練習用に活用しようと考えておりました。実際、徐三庚先生や呉昌碩先生の130ページ近い印譜集を買って片端から摸刻したのです。その後、だんだん石印材にも田黄石や鶏血石などといった高級石・優材にも目が行くようになって、一本数千円と言う石に入札するようになったのです。ワタシは基本酒もたばこもやらないので、趣味で石を集めるくらいのことは自分でオッケー💖にしていたのです。

ところが、半年前思う所があって生活全体で「終活」を意識するようになりました。自分はいずれ死ぬ、その時に残された遺族が困らないように、片づけられるもの・整理できることはやっておこうと。その一つが篆刻用の石だったのです。小さな価値もわからぬ印や石印材が大量に残ったら家族はどうしていいかわからないでしょう。

その日から一切入札・落札はすっぱりと手を切りました。その時点で石は4千~5千個あったはずです。1本も増やすことなく、今年の4月から生まれて初めて「ヤフオクに出品する」ことを始めました。それから約2か月で、十数万円の売り上げとなりました。これは儲けではなく、かつて(恐らく)かなりの高値で買った石印材を損切りしながら現金化しているに過ぎないのです。
4,5年がかりで集めた石印材に、通算2百万円~3百万円位かもしれませんが、自分がいくらのお金をかけたかなどは、もはや考えたくもありません。

そんなわけで、ほぼ毎日①出品する石を選ぶ ②7,8枚の写真を撮る ③PCに写真をコピーし拡張子を変える ④ヤフオクに写真を載せ、能書きを書き並べ最低落札金額を記入する、がスタートです。
その後、入札状況を毎日チェックし、期限の日時に落札されると、お金の支払いなどの条件が整うのを待って、ヤフオクから「品物を送って」とメッセージが来るのです。

ワタシの現在の手持ちの出品物がこれであります。
出品はしたが全く入札が無いものがほとんどです

下のは4人からの落札済み(ほとんどが昨夜)の石で、これから梱包し郵便局に持ち込みます。右端の7個の石はワタシが徐三庚さんの摸刻をしたままのものです。7個2200円で落札、印面を潰して彫りなおすには決して高くない金額ですね。

郵便局から戻ったら、すでに撮影済みの写真をPCに移し、出来れば全て(5件)を出品したいと思っています。はーー、終活も楽じゃないなぁ

今日は、家内・郵便局の係員・階下の店舗のパートさん・メガネ店(レンズ交換予約あり)とお向かいのMさんと会話を交わすことになるでしょうね。
コメント (2)
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