植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

クリニックで長谷川式認知症スケール を経験する

2024年06月04日 | 健康
病院、いつものI先生のクリニックに行ってきました。毎月1回は薬を貰いに行きます。処方されているのは10種類あり、高血圧や高血糖ビタミン剤に鬱病関係・睡眠導入剤などであります。

昨日は、薬の方はさておき「認知症の疑いがあり精神科への紹介状」を書いて貰うのが目的でありました。昨年秋頃から急に記憶力が衰え、過去数年の記憶がごっそり抜け落ちる、新たな経験や出来事が記憶に残っていない、という実感があります。自分が育てている植物の名前も忘れる、人の名前が、すっと出てこないといった現象が当たり前になりました。

自分の調査ではそうした記憶障害の原因には何通りかがあるようです。①病気としての認知症(若年性含む) ②老化による記憶力の低下(年寄りボケ) ③鬱病などとの合併症・・などです。
いずれにせよワタシは記憶があやふやになり記憶力が衰えているのは明白なのです。それは一緒に暮らす家人もずっと前から気にしており、幾度となく専門医にかかるように言われてきました。

そこで、I先生にいきなり「紹介状を書いて欲しい」と切り出したのであります。さすが先生は慌てず騒がず、それではとりあえず認知症テストをしましょう、と仰いました。何かのチェックカードを見ながら矢継ぎ早に質問するのです。
ワタシが記憶しているその質問事項は以下のようでした。
①あなたの年齢・生年月日→②今日の日付・曜日→③この建物(病院)の名前→④三つの言葉を言うので覚えておいて後で答えて(さくら・猫・電車)→⑤100から7つ引いたらいくつ?それからまた7つ引いていくつ?→⑥数字を言うので逆から答えて(三つと四つの数字)→⑦さっきの三つの言葉は何?→⑧箱の中に5個の品物があるので覚えて言ってみて。 

ワタシは④の「猫」が言えず不正解(-3点)、⑧の箱の中身はスプーンのことが出てきませんでした(-1点)。
これをネットで調べるとありましたよ!「長谷川式認知症スケール 」という1974年に開発された検査だそうです。1991年に一部改訂された後いまだに現役で使われていると。50年も前の検査方法ですよ!
ワタシは、残念ながら最後に「⑨知ってる野菜の名前を言ってください」というのはさっき調べてみて思い出しました(笑)
それで自己採点してみたら26点(30点満点)でありました。
認知症の境界線が20点で、その下だと認知症の疑いが高いのだと書かれております。

I先生も、Mさん(ワタシ)大丈夫、あなた認知症じゃないよ、と答えてくれました。「それでも鬱病の事もあるし紹介状は書いてもいいよ」と机の上の書類の山を探し始めました。なんでも、ごく最近当地の近場に精神科のクリニックが新規にオープンしたそうなんです。ところがその書き付けか資料かわかりませんが探しても見つからないのです、しかも病院名も覚えていない様子です。「来月再診に来た時まで調べておくよ」と仰いましたが・・・、うん?先生の方が大丈夫か?

帰宅して家内に話したところ、他界している義母が10年以上前にやった認知症テストそのものだったそうです。ワタシは、昨日の受診時受けた質問の中身をあらかた記憶していた(野菜の質問を忘れていた)のですから、まだ認知症にはなっていないのだと一安心しております。

これから、仮に紹介先の精神科に行ったら、また同じ長谷川さんのテストが待っている気がします。その時は様子がわかっていて暗記できる質問内容もあるので、きっと30点満点取れるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする