植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

安倍さんを国葬に・・・どうにもわかりませんね

2022年07月18日 | 時事
国葬だそうです。単に税金の無駄遣いとは申しません。

ワタシ達の税金を使って、海外から要人・賓客を迎え、盛大に行う国を挙げての葬式なのです。この100年に限ってみても、戦後日本の礎を作った吉田茂元首相以来二人目だそうです。

国葬に関する規定や要件などの定めは無く、今の時代では「閣議決定」さえすれば出来るとの見解です。何でも閣議決定で決めるというのは、安倍内閣になってからの悪しき慣習に見えます。国会も世の中のコンセンサスも無しに、税金を使え、法の解釈を変え、国政の方針まで決めるというのは、今のプーチンが、戦争を正当化し、西側からの経済制裁に対抗して、好き勝手に「大統領令」に署名するのと重なって見えるのはワタシだけでしょうか。

在位期間が長いから国葬ならば、小泉さんもそのうちやるんでしょうか。任期半ばで倒れた大平さんや、小渕さんは病気だから関係ないのか。現役で暗殺・銃撃されたら国葬とするなら、原敬、浜口雄幸、犬養毅 、総理大臣退任後に暗殺されたのは、伊藤博文、高橋是清、齋藤実と大勢いるのですが国葬は無しでありました。

国葬に相応しい功績があった名宰相であった、という理由でしょうか?。消費税を2回上げ、巨額の国債発行によって財政規律が崩壊した割に、経済の回復は無く、実質賃金も正規採用の雇用も増えておりません。株は上がったけれど、庶民の生活には関係がありませんでした。ロシアとは蜜月のつもりだったのに、実際はロシアは国土を割譲しない、という憲法改正という結果になってしまいました。韓国とは更に犬猿の仲になり、北朝鮮の拉致問題は1mmも進展しませんでした。外交に功績があったのは、アメリカ大統領とゴルフをし、アジア諸国ににはODAなどバラマキをしましたが、それで日本が得をしたという話は聞きません。

いろんな疑惑には、徹底した情報統制と説明拒否、忖度の名の元、お役人の嘘の上塗りで逃げ切りました。コロナに至っては、スタートの水際作戦で躓き、ワクチンも医療体制も整わず「アベノマスク」で不評を買って、さっさと菅さんに押し付けて引っ込んだように見えましたが。

国葬にするなら、それでいい、と国民は言うかも知れません。多くの与党支持者にとってはまことに頼りがいがある実力者でした。また、外交上の理由から国葬が相応しいというのです。

しかし、ワタシは思うのです。自民党や公明党支持者のみが税金を負担しているわけではありません。納税者、主権者たる国民が、あぁ国葬にするのは「納得」だな、というだけの理由・基準・そして安倍さんの功罪を包み隠さず説明したうえで決定すべきではなかろうかと。

外国からの弔問客は、自民党葬であれ家族葬であれ、葬儀を行えば、なにかしらのアクションをするのです。コロナが加速的に感染拡大している状況で、派手な国葬にする必然性があるのでしょうか。どうせ日本は、外交下手、金だけ出して「戦敗国」扱いされ、代表団や議員・大臣はほとんどが英語も話せず、通訳頼みで馬鹿にされています。
葬式でポイント稼ぎなどできっこないのです。

流石に、ネット上では国葬について賛否が分かれております。でも、いままでのパターンで言えばもう間違いなく「国葬」になるでしょうね。嫌な時代になりました。

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