植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

この政権は正気の沙汰とは思えませんな

2020年05月11日 | コロナ
ツイッターで検察庁法改正に抗議するという言葉がトレンド1位だそうです。さすがに、この話は看過できないという、まだ正常な感覚が残されているのを知り、安堵しております。

 検察官の定年を、内閣の意向で最大65歳まで延長できるという検察庁法改正が国会に上程されているそうであります。長期にわたって安倍政権寄り(首相関連の幾多の疑惑を不起訴・矮小化した)の黒川検事長の定年を延長した法律違反を正当化する法律です。
 自分に逆らう役人は飛ばし(前川文科省次官)、民間人は罪人にし(籠池夫妻)、意にそわない報道をすると圧力をかける内閣であります。三権分立の根幹をなす、検察庁の独立性を揺るがし、内閣による恣意的な人事によって、検察官の政治的中立性が脅かすものなのです。戦後一貫してきた、検察官は「国家公務員法の適用外」という正式な解釈を一夜にしてひっくり返したものです。
 検事総長に黒川氏を残すというのは、安倍総理の意向を忠実に守った検察官への論功行賞であり、今後も検察から起訴・捜査されずに済ませるという明確な意思に基づいています。

 これを、このコロナ禍のさ中に、どさくさ紛れに通そうという魂胆なのです。性根が腐りきった総理大臣に、自民党も口出しできず、マスコミもコロナコロナと逃げております。かつて堂々と論陣を張った多くの論者たちはどこに行ったのでしょうか。
 一時は朝まで生テレビで、政権批判ものともせず政治家と渡り合った田原総一朗などは、もはやよれよれで、何を言ってるのかさえわかりません。田崎某とか加藤某とかいう総理の提灯評論家などが偉そうにはばをきかせております。あの桜井女子などの総理礼賛など聞くに堪えません。
 今、報道番組のアンカーである松原さんや反町さんも、いろいろ聞くだけ聞いて「また明日」と言っておしまいにします。政権は間違っている、安倍総理は犯罪者だとかいう人間は誰一人居りませんね。へなちょこばっかり。

 そして、マスク。お陰様で巷にマスクが戻ってきました。値段が高いのですでに売れ残っているようです。これを、アベノマスクのお陰だと答弁しました。「布マスクが配られると、余剰在庫が発生するので買い占めた業者が売りに出した」という理屈だそうです。小っちゃくて虫が入っていて汚い、しかも都内にだけ配られていたものが、どれだけ影響があったと言うのでしょうか。片腹痛いですね。
 中国からの輸入品(粗悪品)が増え、国内での異業種参入による増産体制が整い、国民が、手作り布マスクを作って需要を減らしたからなのです。朝から行列作って買い占めた年寄りの納戸も、マスクで一杯になったからなのですよ。
 それなのに、検品しなおして新たに買い入れ発送手続きをしているようであります。アメリカの戦闘機を買い入れる金から、WHOへの追加拠出、こうした無意味な金をつかうことにはなんら国民に諮ることなく、浪費しています。勿論ワタシらから搾り取った税金ですね。「総理、もうやめましょうよ」と蓮舫さんがおっしゃってましたが、ほんとやめて欲しい。

 そして、増えないPCR検査です。院内感染、医療崩壊・感染源不明のパンデミックが検査機能不全のせいなのは分かり切っているのに、いまだに検査数は増えません。感染力が割に弱かった初期に日本に広がった、日本人の生活習慣や生真面目さなどいくつかの要因で諸外国に比べて感染者数が少ないというのは事実でありましょう。それはPCR検査を増やさなかったことには関係ありません。
 しかし、それでも多くの方の人命が失われ、経済的にも大打撃が生じております。今後さらに第2波3波が来ると懸念されています。
 そのために、検査数を増やして(検査できる体制を民間・一般病院まで広げ)、保険適用にすることが必須なのですが。厚労省が頑固なのか、保健所の疲弊なのか、物資不足なのか言い訳は聞き飽きました。先進国はどこも圧倒的な人数をこなせているのです。日本だけやれないわけがないのですよ。これには、邪な政権と頑迷な厚労省、オリンピック開催など様々な思惑が阻害したのです。結果として、感染者を増やし亡くなった方も増え、更に経済危機を招き国家予算をさらに食いつぶすことになりました。

 それでも、わが国民は大人しく、一揆やデモも起こさず、4割が政権を支持するというのです。憲政史上最長にして最悪の総理だと思いますよ。
 
あぁ やんぬる哉
コメント
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