植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

整理整頓と虫と雑草 みんな嫌いや

2020年05月09日 | 植物
どうにも、整理整頓・掃除が苦手です。

 田舎から出てきた時分、こっちの人が「かたす」という言葉を使うのを知りました。片づけるのをつづめた表現ですね。田舎の九州大分では「なおす」と言います。「しまっとけ」という時に大分人は「直しといて」と言いますが、当然神奈川では怪訝な顔をされます。

 こういうのは生まれつきなのか、後天的なのかは知りませんが。そこらにポンポン置いて気にならない大雑把な性格が災いするのでしょうか。知り合いには大層綺麗好き、几帳面な方も大勢いて、羨ましいのですが、あれやこれややることを思いつくと、片付けや掃除がつい後回しになります。真似できないなぁ。

 コロナで、家の大掃除をする方、断捨離を決行する人達も大勢いらっしゃるようで、あやかろうと、数日前からぽつぽつと整理仕事にかかっております。懸案事項は山ほどあります。屋上の整理・メダカプールの水替えと移動、全体の清掃です。次にいつの間にか増えている(笑)鉢物の整理です。試みに昨日室内の鉢をざっと数えたら170個ほどでした。これの倍くらいの鉢やプランターが屋外にあるのです。使ってない空鉢の片付けもしたいし、物置の整理もやりかけです。

 昨日はやっと約20個の鉢を片付けました。冬越しに失敗したもの、根腐れで枯れたもの、一年草などが植わっている鉢を全部ひっくり返して、処分しました。非耐寒性で葉を落としたもので生死不明なのですが、この時期に新芽が吹いて来なかったらダメとしました。根が弱ったり本体の株自体の生育が思わしくないものは、水をやろうが肥料をやろうが復活しにくいのです。時に諦めも肝心です。ジャカランダ・綿の木・熱帯性クチナシなどどんどん抜いてはごみ袋に入れます。
 開花が終わった球根類もそのままに出来ません。オダマキは地植え出来ないまま6個の鉢に増えたので、プランターに4鉢分寄せました。

 だいぶさっぱりすると、鉢の内外に生えた雑草が気になりますな。手入れの怠った盆栽類20数鉢も草取りに、剪定、苔の張替えと次々にやることが増えていくのです。あちこちにアリやアブラムシを見つけ、鉢の下にはナメクジのファミリーもいます。駆除したり殺虫剤撒いたりなどしているうちに、片づけているのか散らかしているのか分からなくなります。マイガーデンはまさに混沌の真っただ中にあるのです。
 
 昨夜、ヤフオクで落札した安物の多肉植物ハオルチア御一行様(5鉢)が到着しました。すでに、化粧鉢・プラ鉢などを100均中心で買ってあります。用土もブレンドしてありますので植え付けが楽しみです。こういうことは周到で熱心なのです。

 そうして、捨てる一方で鉢が増えるという不条理にして矛盾だらけの自分に、ほとほと愛想が尽きます。
 鉢を移動するたびに、土がこぼれ枝を折り、薔薇の棘に刺され、よろける、みたいな状況で、首や足も腰も手首も傷みます。カタストロフィーというのは、「大変革」を意味します。転じて悲劇的な終末・大団円を表す言葉です。マイガーデンを「かたす」うちに「カタストロフィー」とならないようなんとか頑張ろうと思います。

 今日は散らかすのが勝つか、片づけるのが勝つか。

コメント
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