植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

植物も人間も少しは成長しないとね

2020年02月13日 | 植物
gooblogから毎日、一年前のブログの感想を書きませんか、とメールが届くようになりました。ブログのネタに詰まって、更新しなくなった方に、ちょっとしたきっかけを与えようとか、たまにはブログを書くようにという地味な拡販策でしょうね。ワタシは、構わず毎日更新し、ネタには事欠かないので影響はありませんが。
 ただ、過去を振り返らないようにしようと、日々努めている身にとって、以前のブログなど読み返すこともなく、書いたことをほとんど忘れております。こうして、初期の頃に書いた文章を見直すことも悪くなかろう、とは思いますね。
 
 それで、一年前のテーマはボカシ肥料でした。内容はなんとも、テキトーで中身がないなぁ、というのが感想です。ほとんどメッセージ性もなく参考にもなりませんね。おっと、今も大差ないか。

 ボカシ肥料作りは、現在中断しています。すでにある程度の量が確保でき、畑や果樹にも十分施肥しました。この寒い時期は材料の発酵がうまくいかないというのもその理由です。三月になれば再開しようと思います。経験的には嫌気性(ビニール袋などに密閉したまま1か月以上置く)と好気性(材料を毎日1.2回撹拌する)方法を並行的に行います。出来上がりの効き目には差が無いようですが、それぞれ長短があり、保険の意味もあって同時進行します。
 
 この肥料のメリットは、なんといっても発酵した有機肥料の効果の高さであります。のみならず、廃棄していたコーヒー滓を再利用し、タダ同然の米ぬかを使い非常に安上がりです。油粕も腐葉土、牛糞、たい肥などを一緒に混ぜますがもともとが植物で出来ているものなので、植物に優しく吸収効率も高くなります。発酵促進剤以外添加物もありませんから、安全性が極めて高いのです。
 更に、朝夕スコップでかき回す作業がいい運動にもなります。
デメリットがないわけではありません。特に好気性のボカシ肥料作りは、雨水などが入って水分が過剰になるとると腐敗し、悪臭を放ちます。ウジ虫なども湧きますな。
 もう一つ、肥料としての効き目は絶大なのですが、その分強すぎるために、幼い野菜苗などは肥料やけを起こします。最悪そのまま枯れてしまいます。スーパー肥料と言われる鶏糞なども同様ですね。バラの寒肥には鶏糞を使わない、というのは根を痛めるからです。どちらも、使用するときは直接根にかからないよう、土中深くに埋め込むか、株元から離して地表に薄く撒くのがいいでしょうね。
 それから、厚めに撒いた時ボカシ肥料の特性として、固まって土の表面を膜のように覆うことがあります。これは酸素不足、降雨をはじくということもあるので、よくほぐし土になじませる配慮も要りますね。昨年末からは牛糞ともみ殻を併用して、土がフカフカになるようにいたしました。

 例えば連作障害。同じ作物を同じ場所で作り続けると、生育が悪くなる現象です。連作障害がないと言われる種類(トウモロコシなど)もありますが、程度の差はあっても、やはり連作は避けるべきなのです。農家さんは、科の異なる数種類の野菜をローテーションして、連作による病気・収量の減少を防いでいます。これは、肥料にも当てはまるのではないかと思います。更に土中の害虫退治・除草剤・殺菌剤などにも当てはまります。同じ薬剤を使い続けると、相手の虫や草に耐性が出来て、効きにくくなります。ですから、農薬もすこしづつ変えて、ローテーションするのが肝要でしょうね。

 一年前のブログに比べたらだいぶ役に立ちそうな中身になってきたかな(笑)。

ボカシ肥料の作り方は、このブログのどこかにあります。多分二回以上は説明していると思います。過去を振り返らないワタシは、詮索しませんが、ガーデニングが好きで、ボカシ肥料に興味がある方はどうぞ探してみてください。
コメント
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