植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ウーバーイーツ ウィンウィンウィン

2020年02月04日 | グルメ
年末年始以来、また体重が増加していました。
概ね70Kgがワタシのボーダーラインであります。これを超えると、洋服がきつくなる、体が重くなり疲れやすくなる、血糖値が上がり危険水域になる、というようなことです。
 私たちの世代は、物のない時代に育ち、年中ひもじい思いをしてきました。そのせいか、食べ物には執着が強く、出たものを残さない、というのが共通するようです。食い意地が張って、甘いもの辛いもの何でもござれ(甘いもの大好きにして呑み助)のワタシは、既に20代からメタボの資格十分でありました。しかも、胃腸が丈夫なので、食べたものはどんどん吸収いたします。
 したがって50代に入ってからは高血圧・高脂血・高コレステロール・高血糖と診断され、食生活と体重増には要注意なのです。
 オーバーイート、早い話が過食、食べすぎですね。ここのところ少し運動量を増やし摂取カロリーを抑えている所ではありますが。

 で、ウーバーイーツ、これはついこの2,3週間前にはじめて聞いた言葉です。新聞を読まず、テレビも限られているワタシとしては、流行りの言葉・歌、トレンディーな事象などには、てんで無縁の生活であります。聞けば料理や食事を配達代行するサービスだそうです。

 スマホかなんかで依頼された配達を、近くにいるチャリンコ配達(パートナー)の若者が飲食店に駆け付け、発注した人に速攻で届けるというシステム、定職に付けない若者や、働く時間が限定される人たち取っては、有難い仕事でしょう。また、出前の人を雇う余裕がない個人営業の飲食店は、売り上げを伸ばす可能性が広がります。また、消費者にとっても、家から出向く時間や費用をかけずに、普段縁のないような食べたいものが届けられます。加えてこの会社を起業した人たちも潤う、というまことに、結構なおオハナシ、ウィンウィンまさに一石四鳥と言えますね。

 この言葉を口にしたのは、十年来の付き合いで、昨年飲食店を起業したPさんの奥様です。横浜中華街の裏通りに小さな韓国料理を出す飲食店を開きました。メインが、韓国で大ブレークした「ハットク」というホットドッグであります。新大久保・原宿を始めとして都内から九州までぽつぽつと広まっているようです。
 Pさんは、韓国出身で20年ほど日本に住んでいます。野毛のいきつけの飲み屋さんの店長でしたが、ご縁があって長くお付き合いしています。起業するにあたってもいくらか相談に乗ったりお手伝いしました。今では、彼はワタシにとって弟分であります。いささか頼りない兄貴分ではありますが。

 高いお家賃を払うため、ほとんど休ます、他に勤めを持つ奥様だけを頼りに一人で頑張っています。売り上げを伸ばすため涙ぐましい努力や工夫をして、取り入れたものの一つが「ウーバーイーツ」なのだそうです。これで、30%ほどの手数料は取られるとしても、ネットや食べログ・口コミで知ったお客が、注文を入れてきて売り上げも増えていると奥様が喜んでいました。

 肝心のハットク、彼は、はすドッグと名付け、店名も「はすドッグBISTRO」としました。中には特製ソーセージか、モッツァレラチーズかが選べます。いろいろなソースを上掛けして写真を撮るのがインスタ映えするのだそうです。 
 あとは、キンパ(韓国風海苔巻き)、トッポギなどの韓国料理が主体で、いくつかの創作料理もあるみたいですね。

 ウーバーイーツには、届いたものが崩れていたなどの配達上のトラブル、交通違反・マナー、等いくつか問題もあるようですが、新興のサービス故、そのうちに改善されるでしょう。
 このサービスの社会貢献度は存外大きいと感じます。そして、この異国の地で、夫婦で力を合わせて頑張っているお二人には、ぜひお店が軌道に乗って欲しいと及ばずながらエールを送るのです。
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