すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【第2次森保ジャパン】頬と空気が弛緩する花試合 〜日本 6-0 エルサルバドル

2023-06-16 07:25:08 | サッカー日本代表
どこまで自分に厳しくなれるか?

 国際親善試合のキリンチャレンジカップ2023が15日に行われ、サッカー日本代表とエルサルバドル代表が対戦した。6-0で日本が勝った。

 コーナーに追い詰められた敵を一方的に殴り続けるような試合だった。試合開始2分に相手選手が1人退場になり、大量得点が入るユルい空気のなか「どこまで自分に厳しくなれるか?」というゲームだった。

 締まらない雰囲気のまま前半が終わり後半に入ると、ハーフタイムに森保監督がネジを巻いたのか日本のプレッシングが目に見えて厳しくなり、緊迫感が戻った。空気が引き締まった後半がなければ、減点になりそうな試合だった。

 日本のフォーメーションは4-1-4-1。スタメンはGKが大迫敬介。最終ラインは右から菅原由勢、板倉滉、谷口彰悟、森下龍矢。アンカーは守田英正。2列目は右から久保建英、堂安律、旗手怜央、三笘薫。ワントップは上田綺世だ。

後半に潜在的な戦力が次々登場した

 前半1分に久保のFKを谷口が頭で合わせ、A代表初ゴールで1点目。前半4分には猛プレスで相手を退場に追い込んだ上田がPKをゴール右に決め、これまた初ゴールの2点目が入った。

 いきなり2点が入り相手に退場者も出て空気がやんわり弛緩するなか、前半の日本は決めなければいけない場面で外したり、やってはいけない危ういプレーや凡ミスが目立った。

 久保と堂安が3点目と4点目を入れ、前半が終わった。すると後半の立ち上がりから、日本は目に見えて相手ボール時のプレッシングが厳しくなった。監督の指示だろうか? 相手が負荷にならないぶん、自分で自分に負荷をかけるというわけだ。

 ハーフタイムを挟んで選手の動きがとたんに鋭くなり、前半にはなかった球際の厳しさが段違いに増した。その変化は後半に交代選手が入るごとにだんだん上がって行った。

 交代出場の選手で目についたのはワンタッチで1得点した初ゴールの中村敬斗のほか、駆け引きしてマークを外しヘディングで1点決めた古橋亨梧、右サイドを駆け上がって機敏にクロスを入れたり精度の高いCKをこなしたSB相馬勇紀、前への飛び出しがよく目立ったオフザボールのいい川辺駿らだ。

 スタメン組では1ゴール2アシストの久保に加え、三笘、堂安、上田、守田、菅原らが光った。また旗手はふつうにトップ下でもやれる感じがした。なぜ彼はしばらく呼ばれなかったのか不思議だ。そういう意味では、潜在的な戦力をいろいろ見られた点でいい試合だった。

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