すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【森保ジャパン】アジアカップのメンバー選びと展望は?

2018-11-22 05:53:42 | サッカー日本代表
大迫の控えには武藤嘉紀を

 森保ジャパンの11月シリーズは、研究されて苦しんだベネズエラ戦、レギュラー組と控え組の対比が際立ったキルギス戦だった。勝敗うんぬんは別にして、いろんな意味で収穫と教訓を得られた強化試合といえる。さて、では森保ジャパンはその11月シリーズを終えたいま、来年1月のアジアカップに向けメンバー選びの序列と大会への展望はどう変わっただろうか?

 まず特記しておきたいのはベネズエラ戦の教訓である。アジアカップでは、アジアでトップの日本は当然各国から研究され、丸裸にされると考えたほうがいい。つまり日本は分析され、対策されたベネズエラ戦での苦戦が繰り返されるおそれがある。

 中島と堂安、南野の2列目は今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いである。だがアジアカップでも同様に研究され、抑え込まれる可能性もある。そのとき日本はいったいどうするのか? 森保ジャパンはプランAだけでなく、まさかのときのプランBの構築も求められる。一刻も早く用意して臨んだほうがいい。

 一方、キルギス戦では控え組の物足りなさが印象付けられたが、特に策を練る必要があるのは代えが効かない大迫の控えである。その大役は本来、ニューカッスルでプレイする武藤嘉紀がふさわしい。だが森保監督は所属チームでレギュラー争いしている彼の立場を考え、配慮して招集していないフシがある。

 もしそうだとすれば、その他の選択をするならば久保裕也や浅野拓磨あたりになるだろう。ちなみにレギュラー組と控え組を編成するなら、以下のような感じだ。


【レギュラー組】

      ◯大迫勇也
◯中島翔哉 ◯南野拓実 ◯堂安律
     ◯遠藤航 ◯柴崎岳
◯長友佑都◯吉田麻也◯冨安健洋◯酒井宏樹
(佐々木翔)
     ◯シュミット・ダニエル


【控え組】

     ◯武藤嘉紀(久保、浅野)
◯原口元気 ◯北川航也 ◯伊東純也
    ◯守田英正◯青山敏弘
◯山中亮輔◯槙野智章◯三浦弦太◯室屋成
     ◯東口順昭
 
 まずレギュラー組から。左SBの長友は肺気胸からの復帰が心配されたが、ガラタサライの公式ツイッターが現地時間21日に「長友はチーム練習に合流した」と報じた。なんとか間に合いそうである。続いてCB吉田の相方には、若く才能豊かな冨安を抜擢する。次のワールドカップまでを見据えたシナリオだ。

 またセントラルMFにはコンビネーションが高まりつつある柴崎と遠藤のコンビを。GKはベネズエラ戦で持ち味を存分に発揮したシュミット・ダニエルを選びたい。

 一方、控え組のトップ下には北川を、セントラルMFの片方には守田を当てる。2人ともキルギス戦で力を示した選手である。北川は俊敏で香川に近いクイックネスがある。ダイレクトプレイも得意だ。彼には勝負を決める決定的な仕事が期待できる。

 かたや守田は前へ出て相手ボールを奪ったりパス出しするだけでなく、全体のバランスを見て後ろに控えてカバーリングもできる。このまま伸びれば、彼ら2人は森保ジャパンのプランBになれる。

 なお一部に香川の待望論が根強いが、若手を優先的に招集している森保監督はおそらく香川をアジアカップには呼ばないだろう。森保ジャパンのゴールは別にアジアカップじゃない。次のW杯だ。

 ならば香川の実力はすでにわかっているのだし、この時期にあえて使う必要はない。W杯前になりコマ不足の緊急事態に陥れば、そのとき呼べばすむ話だ。とはいえ監督はすでにドイツ視察に行く予定を決めており、もし香川が招集されれば彼もプランBの急先鋒になるだろう。

 このほか図には入れなかったがセントラルMFの大島僚太と、CBの昌子源も重要な候補になる。森保監督は昌子をなぜ招集しないのかナゾだが、ロシアW杯で存分に発揮された彼の力はアジアカップでもむろん活かせる。さあ、このメンバーで優勝をめざそう。
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