すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1 第20節】首位攻防戦に2つのスーパープレイ 〜名古屋 2-2 横浜FM

2023-07-09 10:11:43 | Jリーグ
GK一森のすばらしいパントキック

 J1リーグで第20節が行われ、名古屋グランパスと横浜F・マリノスが対戦した。試合は白熱し、2-2の引き分けに終わった。この試合では2つのスーパープレイが生まれている。

 立ち上がりから名古屋の気合いが異様にすごく、球際の競り合いが激しい。これくらい強度の高い試合を見せてくれるとお客さんも満足だろう。

 先制点はその名古屋。前半8分だった。ユンカーのシュートのこぼれ球を永井謙佑がシュート。守備者に当たってゴールのファーに吸い込まれた。名古屋が先制だ。

 続く28分にはすごいプレーが出る。マテウスのシュートをセーブした横浜FMのGK一森純が、機を逃さず敵最終ラインの背後へ素早く球出しをする。放たれた精度の高いパントキックのワンバウンド目をエウベルが受け、ゴールまで完全独走。GKランゲラックと1対1の状況になり、エウベルはGKをかわして右足でゴールへ流し込んだ。

 GK一森のすばらしいパントキックだった。まるで最後方に位置するゲームメイカーのようだった。

藤田譲瑠チマが1人で起点とフィニッシュ

 そして35分にもスーパープレイが生まれる。横浜FMの藤田譲瑠チマが左前にパスを出し、受けた西村拓真が横パスを出す。すると守備者を背負ったアンデルソン・ロペスはこれをスルー。そこにタイミングよく走り込んだ藤田譲瑠チマが右足でグラウンダーのシュートを放つと、ゴール右にきれいに決まった。勝ち越し弾だ。

 起点になるパスを出し、最後は自分でシュートを決める。独演会のような藤田譲瑠チマのファインプレーだった。

 最後のゴールは後半2分だ。ボックス手前の左から森下龍矢が前方へパスを出す。受けたマテウスは縦に持ち出し、中央へ折り返す。そこに走り込んだユンカーが左足で見事にゴールして見せた。2-2。同点だ。

 2つのスーパープレイを魅せた首位攻防戦はどちらも譲らず、見所いっぱいの引き分けで終わった。かくて横浜FMは勝ち点43で単独首位を守った。

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