すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1 第19節】新潟、三戸が1G1Aで「エース宣言」 〜新潟 2-0 広島

2023-07-04 06:17:09 | Jリーグ
立ち上がりは広島のプレスが効いていた

 立ち上がりから、新潟は広島に押し込まれる苦しい展開だった。新潟は彼らの弱点を突く、広島のプレッシング・フットボールにやられていた。

 すると前半10分に、右SHダニーロ・ゴメスがピッチに倒れ込んでしまう。彼は担架で運ばれ、代わって松田詠太郎が投入された。

 14分には、広島が左コーナーキックを得る。キッカーが右足でクロスを上げると、ニアでクリアされる。だが、すぐこぼれ球を拾い、再びクロスを上げる。これに佐々木翔が頭で合わせるが、ヘディングシュートは枠を外れた。

 新潟のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが小島亨介。最終ラインは右から藤原奏哉、トーマス・デン、渡邊泰基、新井直人。セントラルMFは星雄次と島田譲。2列目は右からダニーロ・ゴメス、三戸舜介、小見洋太。ワントップは鈴木孝司だ。一方、広島のフォーメーションは4-1-4-1だ。

三戸が爆発、完璧なワンタッチの抜け出し

 続く16分には、新潟の三戸がフリーでボールを受け、ボックス手前の中央から右足を振った。だが、このシュートは敵にブロックされる。

 徐々に新潟が勢いを得て、押し返してきた。一方の広島は非常に安定感のあるどっしりしたサッカー。五分五分だ。

 25分、途中出場の松田詠太郎が、右サイドからからダイアゴナルなパスを出した。そこへ三戸が縦に走り込んでパスを呼び、完璧なワンタッチで抜け出しボックス内の右から見事なシュートを決めた。

 28分、三戸がボールに絡み、縦パスのクサビと落としのコンビネーションが2度続き、三戸がラストパスを出して新井が右足で最後を締めた。2-0だ。

 試合はこのスコアのまま終了した。

 特に三戸が起点になった2ゴール目の連携は鮮やかだった。強くて速いグラウンダーのボールを2タッチ以内で繋ぐ新潟スタイルの面目躍如だ。

 また途中出場で1アシストした松田詠太郎も、すばらしいパスを出していた。彼はスタメンのメドが立ったのではないか? エースの伊藤涼太郎が抜けたいま、選手層が厚くなるのは朗報だ。

 この大きな1勝でチームは13位へと順位を上げた。今季、新潟は13位から、なかなか上に上がれない。下位グループを脱するため、次節・神戸戦で連勝したいところだ。

 神戸攻略のカギは、前線ですべてのプレーの起点になるFW大迫勇也を消すことだ。神戸攻略のキモはこの記事にまとめてある。ご参考まで。

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