昨日の朝、購読する新聞のオピニオン欄を読み、
「明日のブログで書くテーマはこれにしよう」と決めました。
テーマは「お金」です。
ちなみにオピニオンとは「意見」とか「見解」という意味で良いでしょう。
中学生、高校生には聞き慣れないかもしれないので一応。
お金は無いよりあったほうが良い。それはそうです。
世間で起こっている事件やトラブルを見ると、
お金が「無いこと」がその問題の根底であることが多いです。
しかし、難しいもので、
お金が「あること」が問題を引き起こすこともあるようです。
オイラには縁の無い話ですがね・・・泣
お金は「魅力」と「魔力」を兼ね揃えているとも言えそうです。
新聞のオピニオン欄に出てきたのは次のお三方。
尾畠春夫さん、兼本謙任さん、影山知明さんです。
ご存知ですか?
尾畠さんは、8月に山口県で行方不明になった男児を発見し、
「スーパーボランティア」と言われる、あのおじいちゃんです。
「あぁ~!あの人か!」となった人も多いのでは。
兼本さんはオウケイウェイブの創業者。
影山さんは国分寺の喫茶店「クルミドコーヒー」の店主さんです。
知っている人は知っている・・・ですかね。
三者とも「お金」をテーマに独自のオピニオン(意見)を述べていますが、
共通しているのは、お金と人間の幸せ、
人間の価値を結び付けて語っていることです。
尾畠さんは「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」
という信念のもと、65歳で自分の魚屋を畳んだ後、
年金生活をしながら全国でボランティアをしながら生きています。
「今の日本は幸せな国じゃない。引きこもりや自殺者が多すぎる。」
と言います。
うん。引きこもりも、自殺も「お金」の問題をはらむことが多くありますね。
兼元さんは自身のホームレス経験いわゆる「どん底」と、
起業家として「成功」した経験をもとに、
「相手に見返りを求めることなく、
喜んで欲しいと純粋な気持ちでお金を使えば相手も喜んでくれる」と言います。
うん。どん底ホームレス生活も、成功も「お金」がからみます。
影山さんはかつて投資家として活躍し、
いかにお金を多く増やせるかを仕事にしていました。
しかし、人がお金に駆り立てられることへの疑問、
弟さんの急死の経験をもとに、
「お金は何かを手に入れるための道具ではなく、
感謝の気持ちとともに人の仕事を受け取る道具になる。
結果として一つの仕事の質が高まる。」と言います。
「感謝の気持ち」や「結果」という言葉にお金は・・・
うん。からみますね。
とは言っても、
お三方ともあまり「お金」にあまり執着していない雰囲気があります。
魅力にも魔力にも取り込まれていない、という感じです。
心が穏やかなのでしょうか。
オイラの考えでは、
人は心が貧しくなると「お金」に目がいきがちになる気がします。
見てきた人、自分の人生経験で判断すると、そういえそうです。
生活をする上では1円でも多く持っていたい。
それが本音中の本音ですよね。でも・・・
求めても、追いかけてもなかなか来てくれない・・・お金。
「それはお前の能力が足りないからだよ」
という恐ろしい声が聞こえてきそうで、震えそうです。
皆さんは「お金」について、最近何か考えましたか?
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