ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

三笠ぽんべつダム

2019-10-29 13:08:15 | 北海道
2019年10月19日 三笠ぽんべつダム
 
三笠ぽんべつダムは北海道三笠市奔別地先の石狩川水系幾春別川右支流奔別川に国交省北海道開発局建設部の直轄事業で建設予定の治水目的の台形CSGダムです。
石狩川の主要支流である幾春別川水系では1957年(昭和32年)に北海道初の多目的ダムとして桂沢ダム(元)が建設されました。
しかし桂沢ダム竣工後も石狩川流域での洪水被害は絶えず、流域に甚大な被害をもたらした1981年(昭和56年)の台風12号豪雨を契機に桂沢ダムの嵩上げ再開発及び右支流の奔別川への三笠ぽんべつダム建設を軸とする『幾春別川総合開発事業』に着手します。
しかしバブル崩壊以降の経済状況の変化や公共工事見直し機運が強まる中、三笠ぽんべつダム建設事業については多目的ダムから治水ダムへの変更に加え、ダムの規模も大幅に縮小されました。
2023年竣工をめどに進められてる桂沢ダム再開発工事竣工後に2030年(令和12年)竣工をめどに三笠ぽんべつダム建設事業が本格化すると思われます。
 
三笠市幾春別から奔別川沿いを北に進むと奔別橋の先で道が二股に分かれます。
左手の二車線の道路が三笠ぽんべつダム建設予定地へと続く取り付け道路かと思われます。
 
ダム建設に伴い空知森林管理所から幾春別川ダム建設事業所への貸付地への立ち入り禁止注意看板。
 
本格的なダム建設工事が始まれば改めて足を運びたいと思います。
 
2929 三笠ぽんべつダム 
北海道三笠市奔別
石狩川水系奔別川
CSG
53メートル
160メートル
8620千㎥/8500千㎥
国交省北海道開発局
1985年 幾春別川総合開発事業着手
2030年 竣工予定


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