夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

敬愛する宗林正人(まさんど)先生へ、

2022-10-25 23:38:14 | 皇大26期生向け
私の大切な師匠、宗林正人(まさんど)先生がお亡くなりになった。館友が届いた時から、何か胸騒ぎがしていた。自分の体調不良もあり開封していなかったが開けてみた。しかもいつもは冊子から読むのに、今日に限って新聞・学園報から開く。まるで知っていたかのように、宗林先生の訃報をみつけてしまう。確か森下先生の時もそうだった。恩師の死を知るのは辛い。暫くぼ~っとしてしまった。卒論で稚拙な研究論文、いや、あれは作文だな・・・。そのレベルのものに、「君は理科研究の基本、自らの足で現地を歩いて資料を集めまくりましたね。これについての文献は沢山出ていますが、歩き回って探したことに意味があるんです。」と最大級の賛辞をくださった。本当に嬉しかった。退任記念講演のあと理科室に集まり、近況報告したとき、通級指導のあまりの辛さに辞めてしまおうかと愚痴を零したら「あなたに『一隅を照らす』という言葉を贈ります。私が長年研究してきたアブラムシはとてもちっぽけな生き物ですが、農家の方々にとってはこの生態を知ることがとても重要です。ほんの一部の人たちにしか関係ないかもしれませんが、でもこれを研究することでその人たちの役に立つならそれは必要とされる研究なのです。あなたが言葉の障害に悩むこどもたちの教育に、例えほんの一つの面だけでも関わることができるなら、それは必ずこどもたちに必要とされる教育になるはずです。他の誰にでも経験できる教育ではありません。選ばれたあなたにしかできないことなのです。頑張ってごらんなさい。」通級指導教室が平成5年にスタートしてから四年目、私が通級指導担当に異動させられたばかりの頃でした。その一言を戴けたから、通級指導担当を現役愛知県教員で誰よりも長く続けて、最長老になっている。あと十年勤務することになるので、32/38年通級指導担当をすることになる。宗林先生に出会えて本当に幸せでした。どうぞ安らかにおやすみください。

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